Ajax処理にデータ検索……Webブラウザ以外でも大活躍のスクリプト言語を習得しようJavaScriptができることとは?よく使われる処理、分野を徹底解説

最終更新日:2021年5月20日

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JavaScirptは、主にWebシステムの開発で使用されるインタプリタ型言語です。Webに動的な表現が求められる時代になり、JavaScriptの活用が一般的になっています。近年は、IT業界の中でも特にWebの成長が著しく、JavaScriptの汎用性は高まるばかりです。ここでは、JavaScriptが何ができるのか、よく使われる処理・分野にはどういったものがあるのかを解説しています。

1. JavaScriptの特徴

まず、JavaScriptの背景や特徴について解説します。

JavaScriptの誕生

1994年にWebブラウザ「Netscape Navigator」が登場すると、瞬く間に人気ブラウザとなりました。これを受けて、Netscape Navigator 上での動的な表現を実装できるプログラミン言語「LiveScript」が誕生します。LiveScriptは当時人気を集めていた「Java」の名を拝借し、「JavaScript」へと改名。Javaと同じ名前を関することで、知名度を上げようという狙いがあったようです。その後JavaScriptは、複数回にわたる仕様の変化を経て、ブラウザの外でも動作するスクリプト言語として進化してきました。

JavaScriptの特徴

JavaScriptは、コンパイル不要のインタプリタ型言語です。1990年代中盤に登場し、以降はWebブラウザ内における動的な表現を実装する言語として、広く使われてきました。一般的なWebページでは、HTML・CSS・JavaScriptの3階層で実装されることが多く、ユーザーに近い場所でさまざまな処理を行う言語です。

また、複雑な機能を効率よく実装するためのライブラリも豊富です。代表的なライブラリとしては「Node.js」「jQuery」「React」「Vue.js」などがあります。

2. JavaScriptでできること、よくある使われ方

次に、JavaScriptができることや、一般的な使われ方について解説します。

JavaScriptができること

JavaScriptができることは多岐にわたります。ここでは、その中でも特に便利なものを紹介しています。

ポップアップウィンドウの実装

ポップアップウィンドウはJavaScriptで実装できる機能の代表格です。閲覧者に対して注意喚起を行ったり、入力を要求したりする場合に実装されます。クリックや読み込みのタイミングで、ポップアップウィンドウを表示させることが多いでしょう。

入力フォームのチェック処理実装

JavaScriptでは、閲覧者が入力フォームにデータを入力したとき、入力されたデータが正常な値であるかをチェックすることも可能です。いわゆる「入力チェック」ですね。HTMLで作成された入力フォームにJavaScriptで「入力完了イベント(クリック)の取得」「入力値のチェック」「チェック結果の表示」といった処理を施すことで実装できます。

Ajaxの実装

Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)とは、簡単に言えば「ページを遷移することなく、データ取得・表示・更新が可能な機能」のことです。「非同期処理」を実装する機能とも言えます。

具体的には、まずクライアントからサーバーに対して非同期更新に必要なデータを送信し、サーバー側からクライアントへ整形処理済みのデータを返します。その後、データを受け取ったクライアントが整形済みのデータを画面上に反映させるという仕組みです。この間、画面は遷移せずに、データだけが更新されます。Ajaxは、jQueryやaxiosなどのライブラリで実装することが多いものの、JavaScript単体でも実装可能です。

インタラクションなイベント処理

JavaScriptでは、閲覧者のマウスの動作に紐づけた処理を実装できます。「インタラクション(双方向の相互作用)の実装」と言い換えても良いでしょう。例えばユーザーが画面上のボタンをクリックしたとき、JavaScriptでは「クリックイベントハンドラー」を使って、クリック処理に応じたDOM操作を行います。DOMは画面上の描画処理を担い、クリックに応じて画面上のオブジェクトが変化するという仕組みです。

データの整理、整列、検索処理の実装

JavaScriptでは、任意のデータを整理、整列した状態を作りつつ、検索処理も付け加えることができます。これは「Datatables」というライブラリによって提供される機能です。JavaScriptとDatatablesを使うことで、複雑な検索処理を記述することなく、手軽に使いやすい表が実装できるわけです。

YouTube動画コンテンツのコントロール機能実装

HTML5とJavaScriptを組み合わせると、動画コンテンツのコントロール機能を実装することができます。具体的には、HTML5内の「video要素」「audio要素」に対し、JavaScriptでイベント処理を施すとこで、動画の再生時間表示や再生・一時停止機能の付与などが実現できます。

よくある使われ方

JavaScriptのよくある使われ方としては、次のようなものが挙げられます。

 
  • ・動的表現を使うWebサイト作成全般(デザイン含む)

    ・Webサイト上での計算ツール開発

    ・Webアプリケーション開発(フロント、サーバーサイド両方)

    ・ネイティブアプリ開発

 

Webブラウザの表現を担う言語だけあって、Web関連での使用例が多くを占めます。ただし、Node.jsなどWebブラウザ以外の場所でJavaScriptを動かせるライブラリもあるため、サーバーサイドやネイティブアプリ開発などでも重宝されているようです。ライブラリとの組み合わせによって高い汎用性を発揮できる点がJavaScriptの強みと言えるでしょう。

3. JavaScript習得後のおすすめ職種は?

最後に、JavaScriptの習得によって目指せる職種を紹介します。

Webプログラマー

Webプログラマーを目指すのであれば、JavaScriptは是非とも習得しておきたいスキルのひとつです。Web絡みの開発案件では、JavaScriptとJavaに関する求人が多数を占めています。JavaScriptの習得後にWebプログラマーとしてのキャリアをスタートさせる道は、IT業界におけるキャリアアップの王道と言っても過言ではありません。

マークアップエンジニア

マークアップエンジニアは、主にHTML5でのコーディングやCSSによるスタイル設計などを担う職種です。コンテンツの内容を理解し、Webサイトのユーザビリティを向上させるような実装を行います。

マークアップエンジニアの必須スキルはHTMLとCSSですが、動的な表現はHTMLとJavaScriptを併用して実装します。JavaScriptのスキルを備えておくことで、仕事の幅が拡がっていくでしょう。

UI・UXデザイナー

UI・UXデザイナーは、ユーザビリティやユーザーエクスペリエンスの向上につながるデザインを考案する職種です。デザイナーがUIの実装を兼任する場合などでは、JavaScriptの知識とスキルが役立つでしょう。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webシステムのフロント側(ユーザーの目に触れる場所)において、開発を担う職種です。フロントエンドエンジニアは、HTMLやCSSを使った性的な表現はもとより、JavaScriptによるインタラクティブな機能も実装することが多いでしょう。最もJavaScriptの恩恵を受けやすい職種のひとつです。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、フロント側からの要求を受けて行われるサーバー内の処理を実装する職種です。フロントエンドエンジニアと同じく、JavaScriptのスキルがキャリアに直結します。サーバー内の処理を高速化したり、クライアント・サーバー間の通信処理を実装したりと、いたるところでJavaScriptを使用するからです。主にNode.jsを使用することになるため、「JavaScript+Node.js」のスキルを磨くと良いでしょう。

4. まとめ

JavaScriptはWeb開発の分野で頻繁に使用される技術です。Webに動的な表現が求められる時代になり、JavaScriptの活用はさらに進んでいます。また、ライブラリとの組み合わせによって高い汎用性を発揮できる点もJavaScriptの強みです。サーバーサイドエンジニアなどの職種を目指す際には、習得することをおすすめします。

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