Webエンジニアの職務経歴書のサンプルとフォーマット
職務経歴書は、転職の際、自分の業務経験やスキル、強みを採用担当者に知ってもらうために提出する書類です。以下では、Webエンジニアの職務経歴書のサンプルを紹介します。
Webエンジニアの職務経歴書サンプル
職務経歴書には、基本的に下記の項目を記載します。
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・職務要約
・得意とする分野/スキル
・職務経歴
・資格
・自己PR
下記のリンクから、これらが記載されたフォーマットがダウンロードできます。
職務経歴書フォーマット
Webエンジニアの転職方法について詳しく知りたい方は「Webエンジニアへの転職方法!必要な準備やおすすめ資格も紹介」や「Webエンジニアはやめとけ?実態と転職成功のポイントを解説」をご覧ください。
Webエンジニアの職務経歴書の書き方
Webエンジニアの職務経歴書の書き方を紹介します。職務経歴書でアピールするべき内容としては、主に以下の3つです。
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・技術スキル・ソフトスキル
・将来の目標
技術スキルはその名のとおり、プログラミングスキルやフレームワークの知識など技術的な能力です。「扱ったことがある」程度でも記載して良いです。備考欄にどのような場面で活用したかを書くと、過去の経験を採用担当者が具体的にイメージできます。
ソフトスキルとは、コミュニケーション力やマネジメントスキルなど仕事をする上で必要とされる対人関係能力や思考能力といったスキルを指します。Webエンジニアとして会社で働く上で、土台となるスキルです。Webエンジニアは、クライアントやデザイナー、ディレクターなどさまざまな人と関わりながら仕事を進めるため、ソフトスキルは非常に重要です。
また、過去の経験や実績だけでなく、将来の目標も記載しましょう。経験から得た強みやスキルを入社後どのように活かしていきたいかアピールすることが大切です。
Webエンジニアに必要なスキルについて詳しく知りたい方は「Webエンジニアとは?必要なスキル・知識や開発内容について解説」をご覧ください。
技術スキルを記載
Webエンジニアの転職における職務経歴書には、技術スキルを記載する必要があります。採用担当者は、即戦力になる人材を求める傾向があります。そのため、自分ができることを実績とともに具体的に示すことが重要です。
たとえば、職務経歴の項目でプロジェクトの概要とともに、使用したスキルについて書くと、できることが伝わりやすいでしょう。また、扱えるプログラミング言語やフレームワーク、ライブラリ、OSなどを経験年数とともにどの程度扱えるか記載した一覧を作ることもおすすめです。
ソフトスキルをアピール
円滑に仕事を進めるためには、ソフトスキルが必要です。Webエンジニアとして企業に属する場合、一人で完結する仕事はほとんどありません。そのため、コミュニケーション力やリーダーシップなどが求められます。過去の経験から、自分がソフトスキルを用いて良い影響を与えた事例をアピールすると、採用担当者は入社後に活躍するイメージが湧きやすいでしょう。
ソフトスキルの具体例としては以下が挙げられます。
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・コミュニケーション力
・マネジメントスキル
・リーダーシップ
・論理的思考力
・問題解決力
・発想力
このようなスキルがある場合は、「得意とする分野/スキル」や「自己PR」の項目で積極的にアピールしていきましょう。
将来の目標を提示
職務経歴書には、入社後の目標を記載することがおすすめです。特に、今後やりたいことが現在の仕事ではできないことだと、転職の理由として一貫性があります。
また、やりたいことに向けて、自分で意欲的にしている学習や開発などを提示できると、目標が本気であることが伝わります。また、行動力も評価されるでしょう。
さらに、目標を提示すると、入社後のミスマッチを防ぐメリットもあります。
たとえば、「将来的にプロジェクトマネージャーになりたい」という目標を持っているとします。しかし、採用企業が「現場でプログラミングのスペシャリストとして働いてくれる人材」を求めていた場合、ミスマッチです。入社後のミスマッチを防ぐ意味でも職務経歴書に将来の目標を記載しましょう。
エンジニア転職に効果的な職務経歴書を作るポイント
職務経歴書を作るポイントをおさえておくことで、自分の強みを伝えられる可能性が上がります。エンジニア転職に効果的な職務経歴書を作るポイントは、主に以下の3つです。
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・経験ではなく実績を記載する・スキルや開発環境を詳細に記載する
・転職エージェントを活用する
以下では、これらのポイントを詳しく説明していきます。職務経歴書作成の参考にしてみてください。
経験ではなく実績を記載する
職務経歴の欄には、ただやってきたことを記載するだけではなく、やり遂げたことを記載することが大切です。
良くない例として、プロジェクトの概要と携わった工程のみ書くと以下のようになります。
期間 | 業務内容 |
---|---|
2000年〇月~ 2000年〇月 |
化粧品メーカーのWebサイト改修案件
|
これでは、実際にどのような役割で、どのようなことをしたのか伝わりづらいです。Webエンジニアとして、設計や実装をするのは当たり前であるため、アピールとして有効ではありません。良い例としては以下のとおりです。
期間 | 業務内容 | 組織/役割 |
---|---|---|
2000年〇月~2000年〇月 | [プロジェクト概要] 化粧品メーカーのWebサイト改修案件 |
[組織] チーム:〇名 [役割] チームリーダー |
[担当業務]
設計や実装に携わりつつ、チームリーダーとして、 周りの進捗管理やフィードバックを行った。 |
[言語・環境] JavaScript HTML/CSS |
組織の詳細や自分の役割、役割を果たすために取り組んだことなどを記載すると、採用担当者は入社後の活躍をイメージしやすいです。また、問題やトラブルが起きたときに、どう対処したかも実績や取り組みに含まれます。書くことが多く、文章が長くなってしまう場合は、重要なエピソードのみ箇条書きで記載することをおすすめします。
スキルや開発環境を詳細に記載する
Webエンジニア転職の職務経歴書では、スキル・開発環境・ツールなどを正しく、詳細に書くことが重要です。スキルを詳細に記載すると、採用担当者は活躍をイメージしやすくなったり、ミスマッチを防いだりできます。
ただし、詳しく書こうとしすぎるあまり、読みにくくなってしまわないように注意しましょう。具体的には以下の項目に気をつけると良いです。
-
・プログラミング言語はバージョンまで記載する
・分野ごとに分けて記載する
・備考欄にどの程度使用できるのか記載する
・使用経験のあるツールやサービスも記載する
転職エージェントを活用する
効果的な職務経歴書を作成したい場合、転職エージェントの活用が有効です。転職エージェントは、求人情報を提供するだけでなく、プロの視点から転職活動をサポートしてくれます。
レバテックキャリアは、IT業界に特化した転職エージェントです。自分の強みが発見できるカウンセリングをしてくれたり、職種ごとに専門のアドバイザーが職務経歴書を添削してくれたりするサービスが提供されています。一人で応募書類を作成することに自信がない方は、一度相談してみることをおすすめします。
履歴書作成のポイントとフォーマット
職務経歴書とあわせて提出する書類として、履歴書が存在します。履歴書の作成ポイントとして代表的なものは、以下のとおりです。
-
・作成方法に規定がないか確認する
・締め切りぎりぎりにならないよう余裕をもって作成する
・誤字や年数をチェックする
履歴書を作成する前に、作成方法について規定がないか確認することが大切です。手書き指定されているのに、パソコンで作成した履歴書を提出すると悪い印象を与えてしまう可能性があります。指定されていない場合は、どちらでも良いですが、Webエンジニアへの転職であれば、パソコンで作成するのが一般的です。
履歴書を作成する際は、時間に余裕をもって取り掛かりましょう。締め切り間近で、急いで作ると、ミスや誤字が増えやすいです。時間に余裕をもって丁寧に作成するようにしましょう。
また、作成した履歴書は必ず見直し、ミスがないかチェックしましょう。可能であれば、第三者に見てもらうのがおすすめです。履歴書にミスがあると、仕事でもミスをするのではないかという悪い印象を与えてしまう場合があるため、注意する必要があります。
履歴書の書き方についてさらに詳しく知りたい方はITエンジニア・クリエイターの履歴書作成マニュアル【テンプレート付き】をご覧ください。
履歴書のフォーマットは、厚生労働省が発表している「新たな履歴書の様式例の作成について」の様式例を参考にするのがおすすめです。
まとめ
Webエンジニアへの転職では、職務経歴書で「技術スキル」「ソフトスキル」「将来の目標」をアピールする必要があります。そのためには、自分のできることや実績を具体的に記載しましょう。スキルや経験を詳細に書くことで、活躍のイメージが湧きやすくなります。
この記事では、Webエンジニアの職務経歴書のサンプルや書き方を紹介してきました。Webエンジニアとして転職を検討している方は、職務経歴書を作成する際に、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
※本記事は2024年11月時点の情報を基に執筆しています
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