QAエンジニアの志望動機作成のポイントとは?注意点についても解説

最終更新日:2025年1月8日

「QAエンジニアの志望動機の例文が知りたい」
「QAエンジニアとして転職を成功させたい」

志望動機を書こうと思っても何も浮かばない…。そんな人も多いのではないでしょうか。QAエンジニアの志望動機は、いくつかのポイントを押さえた上で、それぞれの経験やバックグラウンドに沿ってアプローチすることが重要です。

本記事では、未経験者・経験者・他職種からの転職者それぞれに適した志望動機の例文を紹介します。併せて採用担当者から評価される志望動機作成のポイントと注意点も解説しますので、ぜひお役立てください。

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この記事のまとめ

  • QAエンジニア未経験者の場合は、品質保証への興味や学習意欲を具体的に記載する
  • QAエンジニア経験者の場合は、実績やスキル、企業への具体的な貢献内容を示す
  • 他職種からQAエンジニアへ転職する場合、他職種での経験をQAエンジニアの業務にどう活かせるかを明確に伝える

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QAエンジニアの志望動機例文・テンプレ

QAエンジニアの志望動機の例文を、「未経験者」「経験者」「フリーランス」「他職種からの転職者」それぞれのパターンで示し、ポイントについて解説します。QAエンジニアを目指そうと考えている方は、まずは自分の状況に近しい志望動機例文とテンプレを参考にし、自分自身の志望動機を作成するイメージを膨らませましょう。


  • ・QAエンジニア未経験・新卒向け

    ・QAエンジニア経験者向け

    ・フリーランスや他職種からの転職者向け

QAエンジニア未経験・新卒向け

私は大学で情報システムを専攻していました。システム開発を在学中に行う中で、製品の品質保証を通してユーザーが安心して製品を利用することに貢献するQAエンジニアの役割に惹かれました。在学中から、システムやアプリケーションのテストプロセスや分析の手法を独学で学び、ユーザー満足度を向上させる品質保証の重要性を知りました。御社の多様な開発プロジェクトにQAエンジニアとして携わり、テスト設計や品質管理のスキルを磨いて、ユーザーに信頼される製品を提供したいと考えております。

ポイント:

  • ・なぜQAエンジニアを志望するのかを明確にする

    ・自身のスキルアップに加えて、企業へ貢献する姿勢を強調する

QAエンジニア経験者向け

前職ではWebアプリケーションのテストに携わり、テスト設計から自動化ツールの導入までを担当してきました。品質保証の観点からのプロセス改善や不具合の早期発見を重視し、チーム内でのテスト工程の効率化にも成功し、テスト工程の平均工数を20%削減することが出来ました。御社はQA部門の自動化推進や品質保証に関する最新技術の導入に力を入れていると伺いました。自身のスキルをさらに磨き、そのノウハウを社内のあらゆる開発チームで横断的に活用出来るような貢献をしたいと考えています。

ポイント:

  • ・過去の具体的な業務内容や成功体験を盛り込む

    ・自身が持つ経験やスキルが即戦力となることを示す

    ・企業が取り組む課題と自分の経験が合致している点を示し、具体的な貢献がイメージしやすいように意欲を伝える

フリーランスや他職種からの転職者向け

現在はフリーランスエンジニアとしてWebサイトのフロントエンド開発を行っています。しかし、品質保証の精度がユーザー体験や満足度を大きく左右するプロジェクトを体験したことから、品質保証の重要性に気づき、QAエンジニアへのキャリアチェンジを決意しました。QAエンジニアとして品質保証工程での問題発見、および解決の役割を果たしたいと考えています。これまでのエンジニア経験から開発工程全体を把握していることが自身の強みです。開発と品質保証工程を全体的に捉え、ユーザーへの製品提供をスムーズに行うための効率化に貢献していきます。

ポイント:

・QAエンジニアへの転向理由を明確に示す

・他職種からQAエンジニアに興味を持ったきっかけを示し、企業貢献の姿勢を強調する

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QAエンジニアの志望動機作成のポイント

QAエンジニアの志望動機作成のポイントは4点あります。志望動機の例文・テンプレと合わせて確認しておくことで、ポイントを押さえた志望動機を作成できます。


  • ・QAエンジニアを目指す理由を明確にする

    ・実務で活かせるスキルや知識を明確にする

    ・(経験者向け)過去プロジェクトでの経験や役割を伝える

    ・入社後にやりたい・学びたいことを明確にし、企業側のメリットを伝える

QAエンジニアを目指す理由を明確にする

1点目のポイントは、なぜQAエンジニアを目指すのかを明確にすることです。自身がQAエンジニアに対して関心を持ったきっかけや、品質保証の役割に対する自身の考えを掘り下げると、説得力が高まります。例えば、製品の品質向上を通してユーザー体験の向上に貢献したい、問題解決やリスク管理に興味がある、といった理由が挙げられます。

実務で活かせるスキルや知識を明確にする

2点目のポイントは、QAエンジニアとして業務で役立つスキルや知識を明確にアピールすることです。QAエンジニアの実務で活かせるスキルや知識は下記のようなものがあります。

  • ・プログラミングスキル

    ・ソフトウェア開発に関する知識

    ・テストの技法に関する知識

    ・品質保証、マネジメントのスキル

    ・自動化ツールの使用経験

    ・問題解決能力

    ・論理的思考力

QAエンジニアは、製品の仕様や構造を把握した上でテスト計画を立案し、レビューや評価を行わなければいけません。そのためには、開発に使用されている言語を理解する必要があります。

テスト設計、バグ分析などテストの基本知識だけでなく、SeleniumJenkinsなどを用いた自動化ツールの使用経験を具体的に明記しましょう。

また、品質テストには複数の技法があり、どのような技法が推奨されるかはプロジェクトの特色によって異なります。そのため、QAエンジニアはさまざまなテストの技法に精通していることが求められます。これらのスキルや知識を用いて、志望する企業や担当するプロジェクトにどう貢献するのかという観点を含めるとよいでしょう。

関連記事:QAエンジニアとは?仕事内容や役立つ資格、年収・求人例などを解説

(経験者向け)過去プロジェクトでの経験や役割を伝える

3点目のポイントは、過去に何らかの形でQAエンジニアとして携わった経験がある場合、その経験がどのように役立つのかを具体的に伝えることです。これまでの経験や知識を示せば、それらを活かし即戦力として活躍するイメージを採用担当者に持ってもらえます。

特に、QAエンジニアは高い管理能力が求められる場面が多い職種であるため、マネジメントの経験をアピールできるといいでしょう。例えば、バグの分析から解決までの流れをどのように工夫したか、あるいはチーム内での役割やコミュニケーションの改善にどう取り組んだかなど、これまでの経験の中で得た知識や経験からの学びを伝えましょう。

入社後にやりたい・学びたいことを明確にし、企業側のメリットを伝える

4点目のポイントは、入社後に企業でどのように成長したいか、どんな技術や分野を学びたいかなど、具体的な目標を示すことです。採用側は、志望者が業務で貢献し続けるイメージを持ちやすくなります。

例えば、テスト自動化を推進して社内全体の品質保証の効率アップに貢献したい、リーダーシップスキルを磨いてチームをまとめられるようになりたい、などの具体的な展望が好まれます。また、志望者目線だけではなく、それを達成することによって企業にどんなメリットがあるのかを明確にするのが重要です。

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QAエンジニアの志望動機の注意点

QAエンジニアの志望動機の注意点を3つ解説します。これらを押さえて、より質の高い志望動機を目指しましょう。


  • ・品質管理やテストプロセスへの理解が浅い

    ・QAエンジニアの重要性や求められるスキルを軽視する

    ・QAエンジニアとしての目的やキャリアプランがない

品質管理やテストプロセスへの理解が浅い

QAエンジニアを志望する場合、品質管理とテストプロセスを深く理解していることが重要です。企業側は単なる作業担当者ではなく、製品やサービスの品質を守る専門職としての視点を求めます。

そのため、未経験でもチャレンジしやすい職種だからQAエンジニアを志望していると捉えられる表現は適切ではありません。製品の信頼性やユーザー体験を保証するプロセスの価値を理解していることを伝える必要があります。

例えば、具体的なテストプロセス(単体テスト、結合テスト、回帰テストなど)を挙げ、それぞれが製品の品質確保にどう貢献するかを説明すると、QAエンジニアの役割を理解していることを伝えられます。また、テスト計画の重要性やリスクベースのテストなどの知識を活用し、効率と品質を両立する意識があることをアピールしてもよいでしょう。

QAエンジニアの重要性や求められるスキルを軽視する

QAエンジニアの役割は製品の品質の最終確認だけだと考えていると、採用担当者に強い意欲が伝わりにくくなります。

製品開発においてQAエンジニアは、早期に潜在的な問題を見つけ、コストと工数の削減を実現するために重要な役割を果たします。役割を果たすためには、ソフトウェア開発全般に関わる知識のほか、品質保証に関する知識やマネジメントのスキルも養うことも大切です。

また、ユーザーが安心して製品を利用できることを保証するために、プログラミングや自動化ツールの使用、バグの分析と報告スキルも必要とされます。志望動機ではテスト設計や自動化の知識を学び続けたいとする意欲や、問題発見から改善への提案力を強調すると、採用側にとって魅力的に映るでしょう。さらに細かい点に気を配る能力や、開発チームと連携し品質を担保するコミュニケーション力が不可欠です。

QAエンジニアとしての目的やキャリアプランがない

志望動機に明確な目的やキャリアプランが含まれていないと、意欲や転職後の長期的な貢献の姿勢が伝わりません。QAエンジニアとして将来どのような目標を持っているかを志望動機に含めることで、採用担当者は長期的に成長してくれる人材かどうかを判断しやすくなります。QAエンジニアのキャリアは、例えばQAマネージャーやプロジェクトマネージャーなどが考えられるでしょう。

まずはこれらのキャリアプランを具体的にした上で、テスト自動化スキルを強化し全社的な業務効率化に貢献したい、などの意欲を明確にすると、採用担当者も中長期視点での企業に対する貢献イメージがしやすくなります。

関連記事:QAエンジニアの年収とは?仕事内容やスキル・転職活動のポイントも解説

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まとめ

本記事ではQAエンジニアの志望動機について解説しました。QAエンジニアの志望動機は、経験の有無や他職種からの転職かなどによって重視すべきポイントが異なります。レバテックキャリアは、転職に役立つ情報やサポートが充実しています。年収診断や志望動機の添削もしてくれるので、「うまく志望動機がまとまらない」と感じている人は、まず相談してみるのがおすすめです。

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この記事の監修

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