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株式会社ミツトヨの特徴
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世界のモノづくりを支える精密測定機器の総合メーカー
株式会社ミツトヨは、精密測定機器の総合メーカーとして国内外に向けた商品の企画から開発、製造、販売までを行っています。
同社は1934年10月に創業し、当時海外からの輸入に全て頼っていたマイクロメータの国産化に日本で初めて成功しました。現在では、マイクロメータやノギスに加え、三次元測定機、画像測定機、光学機器など精密測定に関連する5500種類以上の商品を取り扱っています。
何かを作る際には、長さや高さ、丸さ、硬さ、表面の凹凸など、それぞれの要素を正確に測定する必要があります。1ナノメートル単位での精密測定が可能な同社の技術は、航空機から医療機器、スマートフォン、ボールペンまで大小問わず、私達の身近なもの全てに必要不可欠な存在となっているのです。
国内拠点は北海道から九州まで、28箇所へ展開しており、精密測定機器業界での国内シェアは約50%、ノギス・マイクロメータ部門では90%を超えています。さらに、欧米・アジアを中心に世界31カ国に拠点を置き、80か国以上に代理店のネットワークを持つなど、精密測定機器のグローバルカンパニーとして、世界中のモノづくりを支えています。 -
上流から下流まで幅広い工程に携われる環境で、精密測定のIT化を目指す
ミツトヨグループ全体で約5200名、同社単独で約2700名の従業員を抱え、中途社員は同社全体の約3割です。商品開発における基礎研究から販売、導入後のアフターサービスまで全てを社内で一貫して行っており、職種は多岐にわたります。
同社には、精密測定機器に付随する画像処理や解析などのソフトウェアの開発エンジニアや、社内業務システムの開発・保守を行う社内SE、顧客のサポートを担うサービスエンジニアなど、さまざまなエンジニアが在籍しています。
現在、同社では、既存製品を継続的に発展させるとともに、計測現場のIT化を促進しており、社内の開発体制強化を図っています。
計測結果を人力で集計するアナログな手法を用いていた精密測定において、Bluetoothや自動化技術によって集計をシステム化するソフトウェアの開発を進めています。そのほかにも、「センシング技術や光学技術をいかに正確かつ高速処理可能なものにするか」「センサーでの画像処理精度をいかに向上させるか」といったさまざまな課題に取り組んでいます。
エンジニアとして、営業や生産技術者など他の職種とも協力しながら、設計から量産品の開発、性能評価まで幅広い領域に携わることが可能です。開発したソフトウェアは社内でも使用されるので、ユーザーの生の声を直接聞くことができます。さらに、自分の開発した商品が世界中で利用されるというのも、大きなやりがいの一つになっています。 -
離職率1.7%!ミツトヨファミリーとして連帯感を高める取り組み
同社では月の残業時間は20時間程度で、毎週水曜日をノー残業デーと定めているほか、過重労働のないように管理体制を徹底しています。女性の産休・育休取得率は100%で、社員全員が働きやすい環境を形成しています。
また、会社への要望について社長と直接対話する場として「タウンミーティング」を設けています。さまざまな職種、立場の社員が全国から集まり会社への思いを発信、共有する場となっています。
さらに就業時間中に設けられる「イノベーションの時間」では、事業改善や挑戦についてのアイデア出しを積極的に行うなど、「まずはやってみよう」という社員の姿勢を尊重しています。
社内のクラブ活動制度である「BUKATSU制度」では、吹奏楽部、フットサル部、ヨガ部などさまざまな部が活動しており、社員同士の交流を活性化しています。
このようなさまざまな取り組みにより、同社の離職率は2019年8月現在で1.7%(男性1.6% 女性2.0%)を誇ります。
企業概要
- 設立年月日
- 1934年10月22日
- 代表者
- 代表取締役社長 中川 徹
- 資本金
- 39,100万円