株式会社アビストの求人/転職/年収情報 | レバテックキャリア

機械学習モデル搭載の異常検知パッケージの開発で、製造業へのさらなる貢献を目指す

株式会社アビストは、主に製造業向けに3D-CADを駆使した機械設計やシステム開発を行っています。
自動車や電気機器などの製品開発における設計業務を請け負い、CAE解析シミュレーションや3Dデータモデリングなどの3D-CADに特化した高い技術力を提供しています。また、3Dプリンター造形サービスでは機械部品の試作やフィギュア原型出力における設計から試作までを一貫して対応しています。そのほか、工業系大学や自動車メーカーへ3D-CADの研修を行う教育事業や不動産賃貸事業など幅広い事業を展開しており、2015年3月には東証一部への上場を果たしています。

2019年に発足したAIソリューション事業本部では省力化・省人化に関するソリューションを提供しており、現在は異常検知パッケージ『AI-Plant Bamboo』の開発を行っています。『AI-Plant Bamboo』は製造業の生産ラインにおける異常検知や異常の原因特定、パーツの交換時期の管理などが可能なソフトウェアです。前処理の簡易化や異常検知に有効な機械学習手法を搭載することで工数を削減し、異常検知の簡易化を実現しています。

今後は当パッケージの需要調査を行い、マーケティングツールなどへの転用も視野に開発を進める予定です。また、信号処理や画像処理などの技術強化も積極的に行い、ものづくりへのさらなる貢献を目指しています。

開発だけでなく実際の提案まで行うことで実用的なAI技術を身につけられる環境

同社の従業員数は約1100名で、東京本社には約80名のシステムエンジニアが勤務しています。そのうち、AIソリューション事業本部に在籍しているのは9名です。事業本部長を除く全員がエンジニアで、20代前半から50代まで幅広い年代が活躍しています。AI関連業務とパッケージ開発業務でメンバーの役割が分かれていますが、パッケージへのAI技術の組み込みなど案件状況に応じてメンバーがプロジェクトを兼任する場合もあります。

同部門では機械設計の効率化に有効な形状認識技術を実用化するために、長期的な研究開発や形状認識技術を活かしたARコンテンツの開発を行っています。また、開発だけにとどまらず設計開発部門への設計の効率化に関する提案を行うことで実用的なAI技術の習得が可能です。社内勉強会のほか、AI関連の蔵書も社内に多くあるため、AI分野未経験の方でも自身の意欲次第でキャッチアップできる環境です。

AI関連の案件の際には開発環境の指定はなく、自身の希望する技術を用いて開発することが可能です。テストの自動化含め最新技術を積極的に取り入れてより使いやすい機能を開発することで、パッケージの利用者数を増やし、近年中の事業の黒字化を目指しています。

フルリモート×スーパーフレックスで場所や時間に縛られない働き方を実現

同社はフルリモートかつスーパーフレックス制を導入しており、自身の裁量で仕事とプライベートを調整しやすい環境です。実際に夕方から業務を開始する夜型の社員もおり、希望の時間帯で集中して作業することができます。週に1度互いの進捗を共有するオンライン会議を設けることで、集中して効率的に業務をこなす意識を維持しており、その結果、残業は月平均10時間以下に収まっています。

社内制度としては、さまざまな研修を設けており、リーダーの育成や経営方針の浸透・理解、社員の交流などを目的とした階層別の研修を毎年開催しています。そのほかに、社員向けの通信教育は技術系から語学、ビジネススキルやマネジメントなど多種多様な60以上のコースがあり、社員優待料金で受講することが可能です。また、3次元CAD利用技術者やシステムアーキテクトなどの対象資格の受験料を補助する資格取得支援制度を設けるなど、社員のスキルアップを支援しています。

AIソリューション事業本部は2019年に発足したばかりであることから、事業本部としての独自の教育体制や制度については今後徐々に整備していく段階です。技術力の高いエンジニア組織づくりに携わりながら、自らもスキルアップしていきたい方にはおすすめの環境です。