Reactでできることは?特徴・メリット・活用事例などを解説

最終更新日:2024年11月20日

Reactは、JavaScriptの主要ライブラリの1つです。主にフロントエンド開発の分野で使用されています。Web関連のエンジニアを目指すならば、JavaScriptとともにReactのスキル習得も検討してみましょう。キャリアアップの一助となる可能性があるからです。この記事では、Reactの概要や特徴、メリット、活用事例などを紹介しています。

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この記事のまとめ

  • Reactでできることは、大規模なWebアプリ開発やSPA開発などが挙げられる
  • ReactはJavaScriptの基礎知識がある方や、先進的な開発に携わりたい方に向いている
  • ・Reactはフロントエンド開発で世界的に採用されているため、今後日本でも需要が高まると予想される

React(リアクト)とは

Reactはメタ・プラットフォームズ社(旧Facebook社)とそのコミュニティで開発されたJavaScript用ライブラリです。主に、Webサイト・アプリケーションなどフロントエンド開発で使用されており、UI構築のための機能・ツールが詰め込まれています。

Reactとほかのフレームワーク・ライブラリとの比較

React以外にもJavaScriptのフレームワーク・ライブラリは多数あります。ここからはReact以外のフレームワーク・ライブラリと比較してReactの特徴を確認していきましょう。

Angularとの比較

Angularは、Google社が中心となって開発したフレームワークです。Reactと比べて提供している機能数が豊富なため、大規模なシステム開発に適しています。また、TypeScriptを使用しているため、静的型付けをできる点も大規模開発に向いている理由の1つです。

Vue.jsとの比較

Vue.jsは、AngularやReactと比べて新しいフレームワークです。歴史は短いですが、その使いやすさから高い人気を誇っています。React同様コンポーネントベースの設計思想を採用しており、作成したパーツを使い回すことで生産速度を上げます。

Reactと比較して学習難易度は低く、直感的な記述で実装できるのが特徴です。また、同様の機能を実装する際に、Vue.jsでの記述の方が短いケースが多いため、初心者も安心して使用できます。

いずれもTypeScriptに対応しているため、大型システムの構築にも使用されています。

Svelteとの比較

SvelteはReactやVue.js同様、JavaScriptをもとに開発されたフレームワークです。仮想DOMを備えておらず、リアクティブなデータバインディングにコンパイル時に生成されるJavaScriptコードを使用します。また、Reactと比較してテンプレートの記述方法が直感的なため、学習難易度は低いです。

React Nativeとの比較

React NativeはReact同様、Meta社が開発したJavaScriptフレームワークですが、使用される場面が異なります。ReactはWebサービスやWebサイトの構築に使用されるのに対して、React Nativeはモバイルアプリで使用することを目的に開発されたフレームワークです。そのため、iOSアプリやAndroidアプリを作成でき、使用端末のOSを問わず実行できます。

Reactができること

Reactでできることには何があるのでしょうか?学習する前に把握しておけば、将来どのように活用するかイメージしやすくなります。学習のモチベーションアップにつながるでしょう。具体例を紹介します。

可読性の高いコーディングができる

Reactは、宣言的型UIプログラミングをベースとしています。また、コンポーネントベースのライブラリでもあります。

宣言的UIプログラミングとは、処理を「順序」「手続き」ではなく、特定の値によって発動させる形式です。処理を順番に記述していく「手続型UIプログラミング」に比べると簡素で可読性の高いコーディングが可能になる特徴を持っています。

また、コンポーネントはソフトウェアの中にあるさまざまな機能を、分野ごとに分離してカプセル化したものです。Reactでは、UI構築に必要な要素・機能をカプセル化(コンポーネント化)し、これをツリー上に組み合わせることで高機能なUIを構築することができます。

高速なDOM操作でWebシステムの遅延を発生させにくくできる

Reactは高速なDOM操作が可能です。DOMとは、「Document Object Model」 の略で、「ドキュメントをモノ(オブジェクト)として扱う際の型」を指します。DOMをうまく操作することで、動的なWebサイトのスタイル変更・イベント設定・HTML要素の取得・振る舞いの変更・ユーザー操作時の処理などが容易に設定できます。Reactでは、このDOMを仮想化した「仮想DOM」を使うことで処理を高速化しており、大規模なWebシステムでも遅延が発生しにくい点が魅力です。

学習内容を他分野に応用できる

Reactで使用されている技術はWebサイトやアプリケーション構築のみならず、他の分野にも応用することができます。Reactが掲げるコンセプト「Learn Once, Write Anywhere(一度の学習で何度でも書ける)」は、こうした応用性の高さを物語っているといえるでしょう。

リアクティブなUI構築ができる

リアクティブプログラミングとは、プログラミングにおける設計思想の1つです。リアクティブプログラミングでは「データの流れにプログラムが反応(=リアクション)し、処理を行う」という考え方をベースにしています。Reactではこの考え方を応用し、ユーザーの入力に対して常に最新の状態が維持されるようなUIが構築できるようになっています。

Reactの強み

Reactの学習モチベーションを上げるには、習得するメリットともいえる「強み」を知っておくことも大切です。

UIコンポーネントライブラリが豊富

Reactは非常に人気なので、UIコンポーネントの開発が活発です。そのため、別の開発者が開発したUIコンポーネント(Webパーツ)をコピー&ペーストするだけで実装できるため、リッチデザインのWebサービスを簡単に実装できます。

企業や有名開発者のUIコンポーネントはどれも優れたデザインのため、一人で作成するよりも高品質なデザインを実装可能です。

JavaScriptの基本構文の知識があれば扱える

Reactの基本文法はJavaScriptを踏襲しているため、すでにJavaScriptの基本文法を習得していると短時間で扱えるようになります。また、ReactはJavaScriptの新しい機能を積極的に採用しているため、最新版のJavaScriptと同様に記述可能です。加えてReactはJavaScriptのスーパーセットTypeScriptにも対応しているため、JavaScriptと似た文法で型定義など大規模開発に向けた記述もできます。

Reactにできないこと・デメリット

できることやメリットが豊富なReactですが、課題もあります。「学びにくい」「せっかく習得したのに活用できなかった」とマイナスの気持ちを抱かないよう、できないことやデメリットについても理解しておきましょう。

日本での普及率が低く、日本語の情報が少ない

Reactは海外で広く使用されている一方、日本国内での普及率はそれほど高くありません。そのため、Reactの日本語情報は少なく、英語に抵抗のある方は少々ハードルが高く感じる場合があります。

また、海外と比べてReactのコミュニティも国内には少なめです。自分から積極的に発信しないとコミュニティを築けない場合があります。

使用している国内企業が少ない

Reactは日本で普及しておらず日本企業での事例は少ないです。日本企業でReactを導入する場合、参考事例や経験を積んだ開発者を集めにくく、プロジェクトの発足や開発自体が難航する傾向にあります。

メモリの消費量が多い

Reactは仮想DOMを使用してフロントエンドを構築するため、メモリの消費量が多い傾向にあります。特に大規模なWebサービスを構築する場合、メモリ消費量が多くパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。

環境構築に時間・手間がかかる

ReactはBabelやwebpackなどのツールを設定しなければならないため、初心者が設定するには多くの時間や手間がかかります。そのため、JavaScriptに慣れていても、これらのツールに慣れていない場合は環境構築に苦戦してしまうでしょう。

Reactの適している開発例

Reactの適している開発例を紹介します。

大規模なWebアプリ、サイト開発

Reactの強みが良く発揮される分野です。仮想DOMによるレンダリング速度の速さや管理のしやすさから、複雑な条件分岐を含む大規模Webアプリやサイトの開発に対応しやすいです。

ネイティブアプリ開発

クロスプラットフォームアプリケーション開発用フレームワーク「React Native」を使用することで、さまざまなプラットフォームに対応したネイティブアプリ開発が可能です。

シングルページアプリケーション開発(SPA開発)

Reactは「ページの一部のみを常に最新の状態として維持する」処理を得意とします。SPA(シングルページアプリケーション)の特性とマッチしているため、SPA開発ではReactが選択されやすいです。

SPAとは「画面遷移を行わず、単一のページを1つのアプリケーションとして動作させるアプリケーション」です。開発効率が良く、低負荷で同一の外観を維持しやすいため、クロスプラットフォームに対応したアプリケーション・サイトで頻繁に使用されています。

また、画面遷移を最小限に抑えてユーザーのストレスを減らし、トップページの情報量やインパクトを増やしUX(ユーザー体験)を高めるというメリットもあります。UXが重視される近年のWeb開発において、SPAが持つ強みは無視できないものとなっていくでしょう。

VR開発

VR開発では一般的にUnityなどのゲーム開発エンジンが使用されていますが、ReactはWeb上で構築するVR開発も行えます。ReactにはVR開発に特化したReactVRというフレームワークがあるため、1から構築する必要がなく、簡単に3Dコンテンツを構築できるからです。

ReactVRを使用することで、JavaScriptやReactの知識だけで簡単にVR開発を行えます。

初心者が知っておきたいReactの特徴

初心者が知っておきたいReactの基本を7つ紹介します。Reactの基本を学ぶことで、設計思想が分かり、より効率的な構築が可能です。ここでは以下の7つを紹介します。

1.コンポーネント指向と再利用性

Reactはコンポーネント指向のフレームワークです。コンポーネントとは、独立したUI部品のことで、再利用性が高く、保守性が向上します。コンポーネントの作成と組み合わせにより、複雑なUIを構築が可能です。

たとえば、TOPページで使用するために作成した問合せ用コンポーネントを別ページに使い回すことができます。また、修正したい場合は全てのコンポーネントを個別に行う必要がなく、コンポーネントを定義しているファイルを修正するだけで済みます。コンポーネント指向のReactは再利用性や保守性が高く、複数のコンポーネントを組み合わせることで複雑なUIの生成が可能です。

2.状態管理とデータフロー

Reactはコンポーネントをレンダリングする際に状態(ステート)に基づいてUIを生成します。ステートが更新されるとUIが更新されるというように、最新情報の表示を実現しています。

3.ローカルステートの管理

ローカルステートとは、コンポーネント内でのみ使用される参照範囲が限定される情報です。ほかのコンポーネントでは参照できず、不測の事態が起きにくいため、コードの保守性を高めています。

たとえば、ローカルステートが他コンポーネントから参照できたとします。この場合、コンポーネントを使い回すことで、意図しない場所で情報を書き換えてしまい、不測の事態を引き起こしかねません。Reactのコンポーネント指向を活かすためにローカルステートの原理は非常に大切です。

4.リフトアップによる親子コンポーネント間のデータ共有

複数のコンポーネントで情報を共有したい場合は、ローカルステートではなくリフトアップと呼ばれる機能を使用します。リフトアップとは、コンポーネントのステートを親要素に渡すことでデータを共有する機能です。

たとえば、親要素が商品一覧を表示するページ、子コンポーネントで各商品を構築したとします。この場合、選択された商品の情報を親要素(商品一覧ページ)に渡す必要があるため、リフトアップを使用します。リフトアップを使用することで、選択された子コンポーネント(子要素)の商品名や金額を共有することが可能です。

5.状態管理ライブラリ(Redux、MobXなど)の利用

Reactでは、大規模なアプリケーションでの状態管理を効率的に行うために、状態管理ライブラリの使用を推奨しています。代表的な情報管理ライブラリはReduxやMobXなどです。これらのライブラリを使用することで、コンポーネントの状態管理が容易になり、アプリケーションの保守性などが向上します。

たとえば、ECサイトをReactで構築したとします。カートに入れた情報、特にカートの中の商品数などは複数のページで表示したいため、リフトアップでの対応は難しいです。そこで、状態管理ライブラリを使用して、どのページからも参照できる状態管理ライブラリでカートの中の商品数や商品情報の配列を管理します。状態管理ライブラリの情報にはどのコンポーネントからもアクセスできるため、複数ページで同じ情報を表示したい場合に最適です。

6.JSX記法

JSX記法とはマークアップ手法の1つで、JavaScriptを拡張した記法です。アプリの状態に応じて表示を変更したい場合、HTMLタグを宣言して記述できます。

7.仮想DOM

DOMとは、HTML上の要素をオブジェクトとして扱い、必要部分に変更を加える技術です。一方仮想DOMとはDOMを仮想化した技術で、実際に表示されているデザインと差分を比較して修正が必要な部分を洗い出し更新する技術を指します。必要な部分のみ更新するため、ページ全体の更新が不要になる、同一ページで複数のデザインを出し分けるといったデザインを構築可能です。

Reactの活用事例

Reactの活用事例を紹介します。Reactは、SPAベースのWebサイト・アプリケーション構築で活用されることが多いようです。

ビジネスチャットツールのUI開発

ChatworkやSlackのようなビジネスチャットツールを、画面遷移のないSPAとして開発した事例です。フロントエンド開発を進めるにあたってReactとVue.jsを候補に挙げたようですが、最終的にはReactで開発が進められました。チャットアプリケーションの核である「リアルタイムなメッセージ送受信(双方向通信)」を単一の画面で実現するためにReactが使用されています。Reactには双方向通信を行う周辺ライブラリが豊富に存在している点が決め手となったようです。

トップページに商品画像を一覧表示した大規模ECサイト構築

この事例では、商品画像(食べ物)をトップページに一覧表示したECサイトをReactで構築しています。トップページをそのままECサイトとしても機能させるようにSPAとしての開発が進められました。

SPAはPCから見た場合でも、スマートフォン向けアプリと同じような外観を実現できるという特徴があります。つまり「一画面内に可能な限り情報を載せつつ、画面遷移は最小限にとどめる」という形式です。

SPAによるUX向上は、ユーザーの購買欲求向上にもつながるため、今後はSPAによるECサイト構築が増えていく可能性があります。この事例でも、処理速度や周辺ライブラリの充実度、学習コストなどからReactが選択されました。

Reactで作られたサービス例

Reactで作られたサービスの代表例を紹介します。

  • ・Facebook

    ・PayPal

    ・Netflix

    ・Shopify

    ・Instagram

Reactの習得が向いている人

Reactの習得に向いている人の特徴を紹介します。Reactをはじめとしたフロントエンド側のフレームワークの需要は高く、高い人気を誇っていますが、向いていない場合には学習が無駄になってしまうでしょう。ここでは習得が向いている人の特徴を3つ紹介します。

1. フロントエンド側のスキルも身につけたいエンジニア

すでにNode.jsを用いたサーバーサイドでの開発経験があり、将来的にフロントエンド側のスキルも磨きたいというエンジニアであれば、Reactは最適な選択肢の1つです。JavaScriptの知識を流用しつつ、Reactを通じてフロントエンド開発の基礎を身につけられるでしょう。

2. 先進的なサイト、アプリでの開発プロジェクトに参画したい人

Reactは、Slack・Uber・Airbnbなど新興IT企業が提供する大規模サービスで使われています。特に先進的なサイトやアプリケーションではSPAを採用する傾向が強いため、Reactのスキルが役立つと考えられます。

3. JavaScriptの基礎知識がある初級エンジニア、学生など

ReactはJavaScriptのフロントエンド開発用ライブラリとして、高い知名度を誇ります。Reactのスキルがあることで、キャリアの選択肢が広くなり経験が積みやすくなると考えられます。

Reactエンジニアの需要と将来性

Reactは非常に人気で今後も需要が高まっていくと予想されます。ここからはReactエンジニアの需要と将来性を解説します。

Reactエンジニアの需要

Reactエンジニアの需要が高まると予想されている理由は以下の2つです。

  • ・Reactは積極的にトレンドや新技術を採用している

    ・世界的にはフロントエンド開発においてReactの採用率が高い

Reactは新技術やトレンドの採用が早く、積極的に更新されています。たとえば、JavaScriptのスーパーセットTypeScriptに対応しているなどです。このように新技術を積極的に取り入れると、長い期間使用されるライブラリになることが予想されています。

ReactはInstagramなど世界的に使用されているサービスのフロントエンドに採用されており、日本国内でも採用企業が増加しています。Reactの採用企業が増えて日本国内でも情報共有が活発になると、より急速にReactが普及するでしょう。

また、レバテックに掲載されている実際の求人を確認すると、2023年12月時点で2,603件掲載されています。一方AngularJSは867件、Vue.jsは2,201件とその人気の高さが分かるでしょう。

Reactエンジニアの求人例

レバテックキャリアに掲載されているReactエンジニアの求人例を紹介します。

【想定年収】
600~1,000万円

【主な業務内容】
・Next.js, Nuxt.jsなどより新しいフレームワークへの移行
・共通UIライブラリなど、自社プラットフォームで使われる共通基盤プロダクトの企画、設計、開発、運用
・組織全体の生産性を向上させるための開発

【求められるスキル・経験】
■スキル・経験
・Vue.js, React.js, AngularなどフロントエンドWebフレームワークを利用したアプリケーションの設計、開発、運用経験
・Webブラウザ/JavaScript/ネットワークなどフロントエンド領域に関わる技術知識
・保守性と再利用性を考慮した開発経験
・GitHubなどのソースコード管理ツールを用いたチーム開発の経験
・Webフロントエンド領域のソフトウェアテストに関する知識と経験

■求める人物像
・技術に対する熱意を持ち、継続的に学習している方
・課題解決に向けて、失敗を恐れず主体的に取り組める方
・ユーザー視点に立ったプロダクト開発ができる方
・デザインやユーザーインターフェイスへの興味関心がある方
・可読性や保守性の高い設計や実装をしたい方
・サービスの設計、開発、テスト、運用を幅広く経験したい方

テックリードの求人例

レバテックキャリアに掲載されているテックリードの求人例を紹介します。

【想定年収】
800~1,000万円

【主な業務内容】
<具体的な仕事内容>
・Webフロントエンドの 設計、開発
・アプリケーション(API)の設計、開発、運用、保守、改善
・マイクロサービスの開発、運用
・AWSなどのクラウドサービスを用いた堅牢なインフラの構築、運用、保守
・PdMを兼務する事業責任者と密に連携し、機能設計や開発工程の管理
・開発チームの指揮、コードレビュー、設計のアドバイス

<ポジションの魅力>
以下の経験を積むことが可能です。
・自社プロダクトを開発、技術のリーダーとしてグロースさせる経験
・FE,BE,インフラを自由に設計して開発する経験
・エンジニア組織の構築、指揮経験
・成長するスタートアップ企業が組織化されていく過程の経験
・事業、企画側と密接に連携してプロダクトを開発する経験

【求められるスキル・経験】
<経験>
・コンピューターサイエンス、情報系などの技術分野での学士号または関連職種での実務経験
・汎用プログラミング言語に関する実務経験(JavaScript,TypeScript,Python,Ruby,Rust,Swift,Java,C,C++など)
・Unix環境での開発経験
・Linux環境での開発経験
・アプリケーションAPIの開発、運用経験(TypeScript,Python,Ruby,Goなど)
・フロントエンド開発、運用経験(React,Vue,Angularなど)
・AWSまたはそれに類するクラウドサービスを用いたインフラの構築、運用経験(ELB,EC2,ECS,RDS,DynamoDB,API Gateway,S3,CloudFront,CloudWatch,Terraform,Kubernetesなど)
・AWSまたはそれに類推するクラウドサービスを用いたCI/CD環境の構築、運用経験(CodePipeline,CodeBuild,CircleCIなど)

Reactの将来性

Reactは需要が上がると予想されているため将来性も非常に明るいといえます。一方で新しいフレームワークが開発される可能性はあるため、ほかのプログラミング言語にも触れておくと良いでしょう。

Reactの学習方法

Reactの特徴や将来を確認してこれから学習していきたいと感じた方も多いのではないでしょうか。ここからはReactのおすすめ学習方法を紹介します。

React公式サイトのチュートリアルを活用する

Reactの公式サイトには、初心者向けのチュートリアルが掲載されています。チュートリアルに沿って学習することで、寄り道せずにReactを学習できます。

また、Reactの公式は常に正確かつ最新の情報を共有しているため、初心者が独学で学習しても誤った情報を身につける心配がありません。チュートリアルは日本語版もあるため、英語が苦手な方はチュートリアルに沿って学習すると良いでしょう。

本やオンライン学習サイトで独学する

Reactは人気のライブラリなので書籍や学習サイトが充実しています。一方で英語のコンテンツも多いので、英語が苦手な方は前述の公式チュートリアルを確認すると良いでしょう。

プログラミングスクールを活用する

予算に余裕のある方におすすめなのがプログラミングスクールを活用する方法です。プログラミングスクールを活用すると無駄のないカリキュラムで学習できるため、独学と比較して短時間でスキルを身につけられます。

また、各プログラミングスクールの講師は現役エンジニアや元エンジニアの方が多いため、カリキュラム外の話も聞けるでしょう。たとえば実務に必要なカリキュラム外の知識や最新トレンドの話などです。

Reactに関するよくある質問

Reactに関する疑問に回答します。

Q1. Reactの将来性は高いですか?

Reactはフロントエンド開発において非常に人気で、将来性は高いといえます。人気のフレームワークは開発も盛んになります。また開発元のメタ・プラットフォームズ社による継続的なアップデートも将来性に繋がっています。日本ではReactを扱えるエンジニアが少ないため、今後も高い需要が続くでしょう。

Q2. Reactの欠点は何ですか?

Reactの欠点は、環境構築に手間がかかること、日本語の資料が少ないことが挙げられます。Reactの開発にはNode.jsやWebpackなどのツールが必要となり、プログラミング初心者にとって難易度は高いです。また、Reactは海外で主流なので、日本語の資料が少ないことも課題となっています。

Q3. Reactはなぜ人気があるのですか?

Reactが人気な理由は、フロントエンド開発において多くの優れた機能を備えているためです。コンポーネント指向のため、再利用性や保守性に長けています。また、人気のフレームワークのため開発が盛んです。開発元のメタ・プラットフォームズ社による継続的なアップデートも理由の1つです。

まとめ

Reactは、JavaScriptの主要ライブラリの1つです。主に大規模なWebアプリ、サイト開発やネイティブアプリ開発、シングルページアプリケーション開発(SPA開発)などで使用されています。
急速に普及しているライブラリであるため、Web関連のエンジニアを目指すならば、JavaScriptとともに習得しておくことをおすすめします。

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