年収UPと新しい技術の実践を目指して転職。次なる目標はゲームAIの開発エンジニアとしての情報発信

学生時代の功績が認められ、勧誘を受けた会社に入社

─前職に就かれたいきさつと、転職に至った理由をお教えください

ゲームの専門学校時代に開発したゲームエンジンが前の会社の目に留まり、勧誘を受けたんです。そこには、ゲームAIのパイオニア的存在の方がいらっしゃいまして、それが入社の決め手となりました。

業務としては、ゲームAIの開発がメインでした。もともとゲームが好きだったこともあり、つねに「ユーザーが楽しめる」ユーザー目線を意識して仕事をしていましたね。そこには3年ほど勤めたんですが、年収UPと新しい技術に触りたいという思いから転職を決意しました。

動く時期は、職場への影響、保有するスキルの価値を考慮して

─転職活動の経緯を教えてください。

転職を考えた時期は、内定から約一年半くらい前だったのですが、行動に移したのは三ヶ月くらい前ですね。動き始めるまでの間も、準備は進めていたのですが、転職活動をすることで会社にかける迷惑をできるだけ小さくしたかったので、タイミング的にそうなってしまいました。そのほかには、転職市場において、自分の強みであるAI開発の価値が上がりそうだと感じていたことも、時期を考慮した要素のひとつですね。

また、転職活動をする際には、スケジュール調整や応募する会社の情報収集などを円滑に行うために、エージェントを利用しようと考えていました。いくつかのエージェントを調べていく中で、レバテックキャリアはITエンジニア関連の求人に強く、コーディネーターの方が求職者と企業との橋渡しをしっかり行っている印象を受けたので登録しました。

実際に利用してみても、コーディネーターの方はIT/Web系の知識が豊富でしたし、求人を提示する際もむやみに薦めるのでなく、「この求人は希望する方向とはちがうかもしれない」とアドバイスをくださったのもよかったですね。

心理的なハンディを負わないためにも周囲の人に迷惑をかけない

─転職活動をする際に苦労されたことはどんなことでしょうか？

休みの取り方には気を配りました。転職活動によって業務に支障をきたし、周囲に迷惑をかけてしまうのは避けるべきですし、そのことで負い目を感じてしまうと転職活動がやりにくくなってしまいます。

また、面接などを受ける当日も、丸一日の休みではなく、時間休や半休で対応するようにしていました。その際に気をつけていたポイントは、職場での服装をスーツなどのフォーマルな服装にしないということです。普段はカジュアルな服装で勤務していて、周囲に気取られるおそれがありましたので。

エンジニアとして情報の発信・共有を積極的にやっていきたい

─今後の抱負をお聞かせください。

ゲームAIのエンジニアとして、情報発信を積極的にやっていきたいと考えています。コンシューマーゲーム開発の関係者はノウハウを外に出したがらない傾向があるのですが、知り合いや社内のエンジニアとだけ交流していくと、年をとるごとに情報のキャッチアップがつらくなってくるはずです。そういったことを防ぐためにも、自ら情報発信を行って、外部のエンジニアとの情報共有を図っていきたいですね。

─最後に転職者に向けてアドバイスをお願いします。

自分が効果的だったと感じたのは、キャリアの棚卸しと、面接で想定される質問への回答の流れを複数用意しておくことですね。キャリアの棚卸しについては、それまでの会社で実現できたことを整理して、話を組み立てるベースにする。そして、相手が回答のどこに反応を示したかに注目して、展開する流れをチェンジしていく。

実際に面接を受けた中でも、とある企業では受けのよかったトピックが、別の企業だとイマイチだということもありました。会話は水物なので、自分の考えていることをキチンと伝えるためにも、問いかけに対して、複数の回答パターンを用意し、状況に応じて切り替えていく方が有用です。

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