EVENT REPORTイベントレポート

ヒカラボレポートとは、開催されたヒカラボにおいて、登壇者が伝えたい講演内容を記事としてまとめたものです。ご参加された方はもちろん、ヒカラボに興味があるという方も是非ご覧ください。

イベントレポートvol.48

アーキテクト養成講座「入門編」 ~ハリウッドの脚本術に学ぶプロジェクト管理~

2017/12/20(水)更新2017/12/05(火)19:30~21:40

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「プロジェクトを管理する立場になったが、スタッフとの認識のギャップに悩んでいる」「イニシアチブを発揮したいけれど、実際にどこから手を付ければ…」そんなふうに悩んだことがある人も多いのではないでしょうか。そこで今回のヒカラボでは、レバレジーズの専属ビジネスパートナーである折田武己氏に、ソフトウェア開発におけるプロジェクトの管理方法を、全3回にわたってレクチャーしていただきます。第1回目の講演では、映画製作の脚本術を中心に詳しく解説。システム制作の共通点についてもお話いただきましたので、その概要をお伝えしてきます。

講演者プロフィール

レバテック専属ビジネスパートナー
折田 武己 氏
創業当時のレバレジーズを知る最古参のフリーランスエンジニア。
客先常駐ではなく、もっと自由なワークスタイルを実現しようと模索している。
これまではシステム開発の裏方に徹してきたが、
これからは自ら情報発信したいと考えている。

映画の制作現場とシステム開発の開発現場は共通点が多くある

折田氏は、フリーランスとして様々な現場経験を積んで行く中で、インターン生にシステムを作成させる業務に携わることがあったそうです。その際に、学生に指導しながら作ったシステムが、CEDECというゲーム業界最大のカンファレンスで優秀賞を獲得したとのこと。学生をまとめて実務に耐え得るシステムを構築するにあたり、意識したのは「ナレッジの共有」「要求仕様の提示」「ゴールの指示」の3つだったそうです。

 

また、組織を指揮するにあたって、折田氏はハリウッドの映画製作のプロセスに共通点が多いことに気づきました。その中で参考になったという、シド・フィールドという脚本家の書籍を紹介し、解説を進めていきます。

 

具体的に共通しているのは、以下のスライドのとおり。「企画」「脚本・絵コンテ」といった作業が、システム開発におけるウォーターフォールの業務フローと重なります。第1回となる本講義では、特に「脚本」「絵コンテ」との関係性について、深く掘り下げられていきました。

 

さらに講演では、実例として、大ヒットアニメ映画『君の名は』のストーリー構成についても、ストーリーやコンセプトだけなく、作中歌の構造についても詳しく取り上げられました。映画の制作方法が、実際のシステム開発現場で意識すべきことにどのようにつながっていくのか、興味の湧いた方はぜひ第2回の講演を受講していただければと思います。

アーキテクト養成講座「応用編」 ~ハリウッドの脚本術に学ぶプロジェクト管理~
日時: 2018/01/16 (火) 19:30 〜 21:40
定員: 30人

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