講演内容
インターネットが存在する前の世界を知っていますか?
あの頃は「IT」という言葉も使われていませんでした。
当時もプログラムを作る仕事はあり、従事する人は「プログラマ」と呼ばれていました。
システム開発の作業の大半がプログラミングでした。
専業のデザイナーという職種は、ソフトウェアメーカーくらいにしかいませんでした。
プログラマ需要過多の時代で、業界未経験の人もすぐにプログラマになれました。
世の中のプログラミング仕事の大半はデータベースを扱う業務用プログラムを書くことでした。
私はデータベースのプログラミングが退屈で大嫌いでした。
幸い、プログラミング言語そのものに非常に興味があったため、
音声会話システムのミドルウェアを作ったり、
ロボット制御プログラム(アセンブラ)のためのプリプロセッサを書く仕事ができました。
そのうちに、俺言語を作ったりもしました。
インターネットが日本で体験できるようになって20年、
従来型のオンプレミスなシステム開発をしてきたSIerの仕事は減る一方で、
時代はWeb(クラウド)そしてスマートフォンにフォーカスが移りました。
パソコンが苦手な人も使ってるFacebookも生まれてまだ10年です。業界はめまぐるしい勢いで変化しています。
今までも、そしてこれからも。ITエンジニアは、この激流に飛び込まざるをえません。
テレビゲームが好きだった少年がプログラミングに目覚め、
さまざまなプラットフォームを渡り歩いたエンジニアが20年かけて培った
エンジニアリングノウハウをまとめたプロのエンジニアになるための五箇条をお話します。
■プロのエンジニアになるための五箇条
- 1か条:良質なソースをたくさん読み、匠の技を盗め!
- 2か条:自分のフレームワークを作れ!
- 3か条:プログラムは5つの側面で作れ!
- 4か条:チーム力を上げることにフォーカスせよ!
- 5か条:己を解放せよ!
講演者プロフィール
古川 文生(ふるかわ ふみお)氏
ゲームを作りたくてMS-DOSでC言語プログラムをはじめ、オブジェクト指向プログラミングの世界に入る。
Visual BasicやC++でWindowsプログラミングを覚え、PHP・Javaも触る。
WebフレームワークはCakePHP2・FuelPHP・Pyramid(Python)などを経て、
自分の感覚に合うLaravel 4に出会い、Laravel伝道師の道を歩み始める。
iOS・Androidアプリ開発も手がけるなど、ソフトウェア開発技術に幅広く精通している。
2015年4月に発売された書籍
「Laravelエキスパート養成読本(技術評論社)」(http://urx3.nu/oJfp) の執筆に参加した。
フミリア・ラボ(http://jumilla.me/) プライベートコーチ
株式会社ストレートスピリッツ(http://www.straight-spirits.co.jp/) 代表
Laravel Tokyo(http://laravel.tokyo/) 主宰
CODE for 大江戸(http://codeforoedo.org) 老中首座
あったかマネー研究会(http://あったかマネー.みんな/) 主宰