講演内容
今年6月、タレブ氏の『反脆弱性』(原著: Antifragie;以降アンチフラジャイルと呼ぶ)
が出版されました。
前著『ブラックスワン』に続き多くの人に読まれているようです。
元は投資の話ですが、様々な分野でのアンチフラジャイルが考察されており、
実際にソフトウェアシステムにも適用事例があります。
『マイクロサービスアーキテクチャ』や『Infrastructure as Code』といった書籍でも、
アンチフラジャイルの概念が紹介されており、
特にクラウドの活用のカタチを進化させたい企業・エンジニアに注目されています。
アンチフラジャイルなシステムは、変動性、不確実性、ストレスに対して、
強いだけでなくそこからゲインを得るものです。
例えばNetflix社はChaosシリーズのプロダクトを開発して、
本番環境で意図的に障害をおこし、
有事の際にしか検出し得ないような問題を事前に見つけ対処することができています。
本イベントでは、アンチフラジャイルなシステムとはどういうものか?
をご紹介し、概念的な話だけでなく、どういう実装例があるのか、
未来のアンチフラジャイルなシステムの姿などについて技術的側面からお話したいと思います。
講演者プロフィール
TIS株式会社 シニアエキスパート
川島 義隆 氏
前世紀からTIS株式会社にて、多くのシステムにおいてアーキテクトとして携わる。
社内外から多くの業務課題に触れることができるため、SIerをやめれずにいる。
勉強会スライド:
https://www.slideshare.net/kawasima
制作物:
https://github.com/kawasima
記事:
http://qiita.com/kawasima
※ 内容は変更になる可能性があります。