CADオペレーターには資格が必要?役立つ資格9選!

最終更新日:2024年5月2日

CADオペレーターは、CADを使用して作図や製図を行う職種です。CADオペレーターになるためには、CADソフトの操作スキルが必須です。

もし、未経験の状態でCADオペレーターを目指すのであれば、まずはCAD操作の基本を学ぶ必要があるでしょう。また、CAD操作の基本を身に着ける方法としては、資格取得がおすすめです。

本記事では、CADオペレーターに関する資格が知りたい非エンジニアに向け、CADオペレーターへの転職に役立つ資格を紹介しています。

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この記事のまとめ

  • CADオペレーターに特別な資格や免許は必要無いが、CADソフトの知識証明に適している
  • CADソフトは日々更新されているため、最新知識の証明にも活用できる
  • CADソフトの資格は複数あり、自身のスキルや業界によっておすすめ資格が異なる

CADオペレーターには資格が必要?

CADオペレーターは、資格や免許が必要な職種ではありません。未経験者でもやる気と縁さえあれば転職が成功することもあります。しかし、一般的にはCADソフトの操作スキルや業界特有の知識がなければ、就職・転職は難しいでしょう。

業界特有の知識は仕事をしながら身に着けていくことになるため、まずは資格取得によってCAD操作の基礎を身に着けたいところです。

関連記事:CADオペレーターになるには?仕事内容や未経験からの目指し方を解説

CADオペレーターが資格を取得するメリット

CADオペレーターが資格を取得することで、さまざまなメリットを得られます。資格を取得する主なメリットには、スキルアップができることが挙げられます。

職場や資格によっては資格手当を見込めることもメリットです。さらに資格は就職や転職、昇給査定でのアピールポイントになります。そして、資格取得は最新の知識を確認するための手段のひとつです。以下では、CADオペレーターが資格を取得するメリットについて解説します。

スキルアップできる

スキルアップできることは、CADオペレーターが資格を取得する大きなメリットです。CAD関連の資格は複数しており、自身のレベルに応じて資格を取得することで、スキルアップが見込めます。

特にCADの試験は実務試験が多いため、資格取得の過程でインプットとアウトプットがこなせるので、スキルの定着がしやすいです。

職場や資格によっては資格手当を見込める

職場や資格によっては資格手当を見込めることも、CADオペレーターが資格を取得するメリットと言えるでしょう。CADオペレーターが所属する企業によっては、CAD関連の資格を取得することで資格手当が付く可能性があります

資格手当があることで、同じ労働条件でも多くの給料が見込める可能性があります。そのため、職場に資格手当が無いか確認すると良いでしょう。

就職や転職、昇給査定でのアピールポイントが増える

CADオペレーターが資格を取得することは、就職や転職、そして昇給査定の際のアピールポイントとなります。資格を持つことで、自身の専門知識とスキルの保有を明確に示すことが可能です。

これは、就職や転職では他の候補者との差別化要因になり得ます。また、昇給査定の場面でもアピールポイントとなり、給与アップに役立ちます。

最新の知識を確認できる

CADソフトウェアはアップデートを続けているため、使いこなすには最新の知識と技能が必要です。資格取得の過程で、最新のCADソフトウェアの機能や最適な作業方法について学ぶことができます。これにより、最新の知識を確認できるようになります。その結果、業務の効率と生産性を高めることにつながるでしょう。

CADオペレーターにおすすめの資格とその難易度

CADオペレーターの仕事に関連する資格は、さまざまな種類が存在します。また、試験ごとに難易度も異なります。本章では、CADオペレーターにおすすめの資格とその難易度を紹介します。資格取得の参考として、役立ててください。

資格名 対象 難易度 2D・3D
3次元CAD利用技術者試験 2級:未経験者
準1級:中級者
★★★☆☆ 3D
2次元CAD利用技術者試験 基礎試験:未経験者
2級:初級者
★★★☆☆ 2D
オートデスク認定資格プログラム オートデスク認定ユーザー:学生・初級者
オートデスク認定プロフェッショナル:中・上級者
★★★★☆ 2D
Vectorworks操作技能認定試験 Vectorworksを使用している人 ★★☆☆☆ 2D・3D
3次元設計能力検定 一定のCAD教育を受けている人 ★★★☆☆ 3D
CADデザインマスター認定試験 一定のCAD教育を受けている人 ★★★★☆ 2D
建築CAD検定試験3級 CADの使用者、特に建築業界でCADを使用する方 ★★★☆☆ 2D
CAD実務キャリア認定制度
(CADアドミニストレーター)
要件なし ★★★☆☆ 2D・3D
機械・プラント製図技能士 3級:誰でも受験可能
2級:2年以上の実務経験が必要
1級:7年以上の実務経験が必要
★★★★☆ 2D

それぞれの資格について解説していきます。

3次元CAD利用技術者試験(1級、準1級、2級)

3次元CAD利用技術者試験は、一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催するCADの検定試験です。3次元CADに関する知識を基礎から実務レベルまで身に着けることができます。

難易度別に「1級」「準1級」「2級」の3段階に分けられており、1級および準1級を受験するためには2級を取得しなければなりません。ここでは、主に未経験者を対象とした2級、中級者向けの準1級を紹介します。

3次元CAD利用技術者試験2級
対象者 3次元CADシステムを利用した機械系・製造系のモデリング・設計・製図などの
業務に従事することを目指す人、実際に3次元CADシステムの周辺業務に従事している人
受験資格 なし
受験料 7,700円(税込)
受験方式 筆記試験60分(CBTによる多肢選択方式)
試験内容 3次元CADの概念、3次元CADの機能と実用的モデリング手法、
3次元CADデータの管理と周辺知識、3次元CADデータの活用など
合格基準 各分野5割、総合7割以上の正解で合格
3次元CAD利用技術者試験準1級
対象者 3次元CADを学び、基礎知識と操作を習得し、設計補助業務やCADオペレーターを目指す人
受験資格 2級の合格
受験料 11,000円(税込)
受験方式 実技試験120分
(3次元CADソフトを使用したモデリング、モデルの体積や表面積計算など)
試験内容 CADリテラシー、形状認識能力、2次元図面からのパーツモデリング能力
合格基準 各分野5割、総合7割以上の正解で合格

2次元CAD利用技術者試験(基礎、1級、2級)

2次元CAD利用技術者試験は、同じく一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催する資格試験で、平面図の作成を想定した内容です。試験レベルは「基礎試験」「2級」「1級」の3段階に分かれています。

未経験者であれば、「基礎試験」および「2級」を目指してみてください。ここでは、主に未経験者を対象とした基礎試験、初級者向けの2級をご紹介します。

2次元CAD利用技術者試験基礎
対象者 これからCADを本格的に学ぶ人、もしくは就学後3ヶ月程度の人
受験資格 なし
受験料 4,400円(税込)
受験方式 筆記試験50分
(IBTによる多肢選択方式、真偽方式)
試験内容 CADシステムの知識と利用、CADシステムの
プラットフォームについて、製図の基礎知識、図形
合格基準 総合7割以上の正解で合格
2次元CAD利用技術者試験2級
対象者 CADシステムを利用した設計・
製図業務に従事することを目指す人、従事して間もない人
受験資格 なし
受験料 6,050円(税込)
受験方式 筆記試験60分
(CBTによる多肢選択方式)
試験内容 CADシステムの概要と機能、製図など
合格基準 各分野5割以上、総合7割以上の正解で合格

オートデスク認定資格プログラム

オートデスク認定資格プログラムは、オートデスク社が主催する資格です。グローバルな基準に基づいた資格であり、AutoCADを中心としたオートデスク製品ユーザーを対象としています。

2024年時点では、学生・初級者向けの「オートデスク認定ユーザー」、中・上級者向けの「オートデスク認定プロフェッショナル」の2種類があります。

オートデスク認定ユーザー
対象者 AutoCADの学習を進めている学生および初級者
(実務未経験者)
受験資格 なし
受験料 7,700円程度
(試験センターに要問合せ)
受験方法 選択式+実技操作で50分
試験内容 基本的な作図スキル、オブジェクト作成と編集、
コンテンツの再利用、作図編集機能についてなど
合格基準 70%以上の正解で合格
オートデスク認定プロフェッショナル
対象者 一定のCAD教育を受けていて実務経験がある人
受験資格 なし
受験料 13,200円程度
(試験センターに要問合せ)
受験方法 実技操作120分
試験内容 オブジェクト作成、正確な作図、応用的な作図テクニック、図面注釈、例アクトと印刷など
合格基準 80%以上の正解で合格

Vectorworks操作技能認定試験

Vectorworks操作技能認定試験は、Vectorworksの販売元であるエーアンドエー株式会社が主催し実施する操作技能認定試験です。

対象者 Vectorworksを使用している人
受験資格 なし
受験料 3,300円(税込)
受験方法 IBT形式、選択式+実技操作50分
試験内容 Vectorworksの基本的な作図をする上での作業環境や2次元・3次元、
ワークシート等の基本機能と、フォトリアルなレンダリング機能の基本的な操作など
合格基準 70%以上の正解で合格、正答率90%超の優秀者には
「アドバンス認定(上位認定)」が付与される

3次元設計能力検定「3次元CADコース」

3次元設計能力検定は、特定非営利法人 3次元設計能力検定協会が主催する資格試験です。3次元CADに関するオペレーション能力や、機械設計の基礎能力に関する内容が出題されます。CADオペレーターを目指すならば、まずは「3次元CADコース」の合格を目指すと良いでしょう。

対象者 一定のCAD教育を受けている人
受験資格 なし
受験料 8,000円(税込)
受験方法 オンライン受験、事前問題と当日の実技操作90分
試験内容 部品、アセンブリ、図面など
合格基準 60%以上の正答で合格

CADデザインマスター認定試験

CADデザインマスター認定試験は、日本デザインプランナー協会が主催するCADデザインに関する資格試験です。CAD、AutoCAD、JWCADなどを使って、的確な作図能力とCADスキルを身に着けた人材になることを目標としています。

対象者 一定のCAD教育を受けている人
受験資格 なし
受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
試験内容 CAD操作や設計に関する内容
合格基準 70%以上の正答で合格

建築CAD検定試験3級

建築CAD検定試験は、一般社団法人「全国建築CAD連盟」が主催するCADの実務検定試験です。日本で最大級の試験とされており、合格することで実務レベルのスキルを有していることを証明できます。試験レベルは4級、3級、2級、準一級の4種類あり、実務に活かしたい方は3級から挑戦するのがおすすめです。以下は3級の試験概要となります。

対象者 CADの使用者、特に建築業界でCADを使用する方
受験資格 なし
(建築業界に従事していることが望ましい)
受験料 10,500円(税込)
受験方法 実技受験
試験内容 建築図面から完成図を試験時間内に作製
合格基準 7割前後の正答で合格

CAD実務キャリア認定制度(CADアドミニストレーター)

CAD実務キャリア認定制度は、CADに関するスキルや知識だけでなく、願書提出時から採点対象としている特殊な試験です。実務スキルや知識だけでなく、社会人としてのモラルも問われます。また、試験結果も「合格」「不合格」を判定するのでなく、TOEICのような990点満点のスコア制を採用しています。

試験内容は「CADアドミニストレーター」「3次元CADトレーサー」「3次元CADアドミニストレータ」の3種類が展開されており、3次元の試験には事前課題も用意されています。ここからは、CADアドミニストレータ―の概要を確認しましょう。

対象者 要件なし
受験資格 なし
受験料 一般:7,300円
学生:5,300円
受験方法 実技受験
試験内容 CADの基本知識や実務試験
合格基準 7割前後の正答で合格

機械・プラント製図技能士

機械・プラント製図技能士は国家資格なので、CAD資格の中でも信頼性が高いです。1級~3級にレベルが分かれていて、それぞれ対象者が異なります。

対象者 3級:誰でも受験可能
2級:2年以上の実務経験が必要
1級:7年以上の実務経験が必要
受験資格 なし
受験料 目安金額(都道府県ごとに異なる)
学科試験:3,100円
実技試験:18,200円
受験方法 学科試験、実技試験
試験内容 製図能力や設計に関する学科試験、実技試験
合格基準 学科:65%以上の正答率
実技:60%以上の正答率

未経験者・初めて資格を取得するのにおすすめの資格は?

未経験者・初めて資格を取得するのにおすすめの資格は、CAD利用技術者試験です。中でも特に難易度が低い、2次元の基礎から受けてみるのがおすすめです。

業務で使用するのが3次元だとしても、2次元からステップアップしていくことは有効です。3次元は2次元の応用なので、まず2次元が扱えることが3次元を扱う大前提になるからです。

そもそもCADとは

CAD(Computer Aided Design)とは、コンピュータを利用して作図や製図を行う技術、またはそれを実現するためのソフトウェアの総称です。この技術は、汎用的なものから建築や機械など特定の分野に対応したものなど、さまざまな分野で活用されています。

CADソフトウェアは、大きく分けて2次元(2D)と3次元(3D)の設計に分けられます。2D CADは、平面図や断面図などの平面的な図面作成に用いられ、長らく多くの分野で作図・製図ツールとして使用されてきました。近年は、3D CADへの需要が増加しており、その重要性は今後も高まる傾向です。

CADの種類

CADは、使用する分野及び用途によって種類が分かれます。CADの種類は主に汎用性が高い「汎用CAD」と専門分野に特化した「専用CAD」があります。

さらに平面的な図面作成に用いる「2次元CAD」や立体的な図面作成に用いる「3次元CAD」もCADの種類です。以下では、これらのCADの種類について詳しく解説していきます。

汎用CAD

汎用CADとは、さまざまな業界で広く用いられる多機能なCADソフトウェアを指します。代表的な汎用CADでは「AutoCAD」やフリーソフトの「Jw_cad」などがあります。

AutoCADは、オートデスク社により開発された、多くの企業が導入している汎用CADソフトウェアです。一方、Jw_cadは、建築設計の分野で活用されている、フリーソフトの汎用CADソフトウェアになります。

専用CAD

専用CADは、建築分野や機械分野、電気・電子分野など、特定の業界に合わせて開発されたCADソフトウェアを指します。これらは、その分野特有のニーズに応えるために必要な高度な機能を備えています。

具体的には、ダッソー・システムズ社が開発した機械設計向けCADソフトウェア「CATIA」がその一例です。専用CADは、用途に応じて選ばれ、汎用CADと比較して性能に優劣をつけるものではありません。

2次元CAD

2次元CAD(2D CAD)とは、コンピューターを使用して設計図や平面図面の作成及び管理を行うためのCADソフトウェアを指します。このCADソフトウェアは、建築や建設の分野はもちろんのこと、スマートフォン設計やインテリアデザインなど、多岐にわたる産業で図面作成に利用されています。特定の産業に特化した2D CADソフトウェアも多く見られ、従来から使用されています。

3次元CAD

3次元CAD(3D CAD)とは、コンピュータを用いて立体的な形状を三次元で作図・製図することが可能なCADソフトウェアを指します。3次元CADを使用すると、立方体や球体などの立体を直接的にモデル化し、製品の詳細なプロトタイプやリアルなビジュアルを作成することが可能です。

ただし、3次元CADは機能性が向上する代わりに、2次元CADと比較して導入にかかるコストは高めで、操作性も複雑になりがちです。近年、3次元CADへの需要が増加しており、2Dから3Dへの移行が加速しています。

CAD資格取得のための勉強方法

CAD関連の資格について確認したところで、CAD関連資格取得のための勉強方法を確認していきましょう。資格取得を目指す際は、まず下記の方法で基礎を身に着けてからソフトを使用、模擬試験を受けるなどして自身の理解度を確認するのがおすすめです。本章では、CAD資格取得のための勉強方法について解説していきます。

テキストで学ぶ

まずは試験範囲や問題形式に合ったテキストを選び基本知識を学習しましょう。CADソフトを既に使用していても、知らない機能や単語がでてくる可能性があるので、まずはテキストで学習するのをおすすめします。

YouTubeなどの動画で学ぶ

YoutubeでCADやソフト名で検索すると多くの動画を視聴できますので、動画を活用した学習もおすすめです。テキストと比べて他の作業をしながら学習できる、通勤時間などスキマ時間を活用できるなどのメリットがあります。

一方で動画によっては知識を網羅的に習得はできないので、試験勉強ではなく最初の一歩として活用しましょう。

CADソフトを実際に触って学ぶ

最低限の知識を身に着けたら、実際にCADソフトに触れて学習しましょう。CAD資格は実務試験のものが多いため、ソフトに触れて慣れておくことが非常に大切です。

過去問や模擬試験を参考にソフトに触れて、試験の流れに慣れておくと合格率が上がります。

通信講座やスクールで学ぶ

通信講座やスクールは効率的な学習カリキュラムが組まれていることはもちろん、わからない点を講師に質問できるというメリットがあります。独学の場合、実技に入ってつまづくと自力で解決する必要があります。

自力で解決することも勉強になりますが、時間がかかり、挫折してしまうリスクもあります。講師に質問して迅速に問題解決できる環境は、学習環境として大きなメリットになります。

未経験からCADオペレーターを目指すには

未経験からCADオペレーターを目指すことが出来ます。未経験からCADオペレーターを目指すには、CADソフトウェアの基礎知識を事前に身につけておくことが望ましいです。

CADに関するスクール、オンライン学習プラットフォーム、参考書籍などを利用して学習しておくと、意欲を示すことができ、就職活動を有利に進めることが可能になります。また、最近では無償で提供されているフリーCADソフトも多く、実際の操作経験を積むことができます。

さらに就職活動を行う傍らで、CADスキルや関連資格の取得に向けた勉強を進めることがおすすめです。

CADオペレーターに求められるスキル

CADオペレーターには、いくつかのスキルが求められます。CADオペレーターに求められるスキルには、設計士やデザイナーなど他の関係者と円滑なコミュニケーションをするためのコミュニケーション能力やスケジュール管理や健康管理などの自己管理能力が必要です。本章では、CADオペレーターに求められるスキルについて解説します。

コミュニケーション能力

CADオペレーターはパソコンに向かって黙々と作業することが多いですが、自社のメンバーやクライアントとコミュニケーションを取る機会があります。特に設計士やデザイナーから指示を受けて作業に入ることになるので、そこで認識がずれないように適切なコミュニケーションが必須です。

自己管理能力

CADオペレーターの仕事は多くの場合納期があり、また複数の業務が並行する場合もあります。スケジュールを自身で管理し、仕事をこなしていく必要があります。体調が悪いと仕事ができなくなるので、当然自分の体調管理も必須です。

CADオペレーターの将来性

CADオペレーターの将来性は、今後も需要があると予測されています。特に製造分野や建築分野、電気・電子分野では設計作業は欠かせません。そのため、CAD技術及びCADオペレーターに対する需要は今後も続くことでしょう。

一方で、eラーニングや動画チュートリアルの普及により、CADのスキルを持つ人々が増加しています。これにより、CADオペレーターとしての専門性とスキルを高めることが、より重要になってくるでしょう。

CADオペレーターの資格に関するよくある質問

CADオペレーターに関する資格が知りたい方にとって、CADオペレーターの資格に関する疑問は多くあります。CADオペレーターの資格に関するよくある質問には、CAD利用技術者試験は国家資格かと言った質問や、資格の受験資格に関するものがあります。

また、CAD資格の合格率やCADオペレーターに向いている人の特徴についての質問も多いです。本章では、CADオペレーターの資格に関するよくある質問について回答します。

Q1. CAD利用技術者試験は国家資格ですか?

CAD利用技術者試験は国家資格ではありません。CAD利用技術者試験を主催しているのは、一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)です。そして一般社団法人コンピュータ教育振興協会は民間団体です。

Q2. CADの資格に受験資格はありますか?

CAD利用技術者試験には受験資格はありません。ただし2級と準1級は経験者向けの試験です。実際に経験者でなくても受験自体は可能ですが、経験者レベルの知識を身に付けてから受験しないと合格は難しいでしょう。

Q3. CAD資格の合格率はどれくらいですか?

CAD利用技術者試験の合格率は、種類や年度によって異なります。ただし、だいたいの試験で平均的には50%程度となっています。2次元CAD利用技術者試験基礎は合格率が他の試験よりも高く、70〜80%程度です。

Q4. CADオペレーターに向いている人の特徴を教えてください

CADオペレーターに向いている人の特徴には、細部にわたる注意深い調整が求められるため、几帳面で集中力が高い人が向いています。そのほかにも、ものづくりに対する情熱を持ち、最後まで責任を持って完成させることができる人も向いていると言えるでしょう。

まとめ

CADオペレーターに必要な資格はありません。資格がなくてもすべての業務を担当できます。ただし、資格を取得することでスキルアップや評価アップに役立ち、就職・転職で有利になるでしょう。実務経験や実際にCADを動かして経験することが最重要ですが、客観的な指標として資格を取得するのも良いでしょう。

CADに関する資格は複数あるので選択肢も複数ありますが、初心者にはCAD利用技術者試験がおすすめです。特に2次元CAD利用技術者試験基礎は難易度が低く合格率が高いので、2次元CAD利用技術者試験基礎から挑戦してみるのがおすすめです。

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この記事の監修

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