未経験からSEを目指す方法や独学で学ぶ方法、未経験でも応募可能な求人例などを解説未経験からSEを目指す方法は?転職方法や必要なスキル、資格をご紹介

最終更新日:2021年11月9日

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さまざまな業界でITへの需要が増加している中、IT人材は慢性的に不足していると言われています。SEはこのような状況から売り手市場であり、比較的年収も高い職種です。

では、どのようにSEを目指せば良いのでしょうか?SEは技術専門職であるため、未経験での転職にはいくつかの条件があります。この記事では、SEの業務内容や未経験からSEを目指す際の条件、未経験でも応募可能な求人例などについて解説します。

1. SEの仕事内容

まずSEの仕事内容と求められる素養について解説します。SEの仕事は、一言でまとめると「顧客からの要望をITシステムとして具体化する」ことです。具体的には以下のような業務を担います。

要件定義

要件定義とは、顧客の要望をヒアリングした上で、システムの概要を定義することです。

システムが必要とされる目的や背景、実装すべき機能、システム化する業務範囲などを明確にし、要件定義書にまとめていきます。顧客の業務内容への理解や、曖昧な要望を整理していく能力が問われる重要なフェーズです。

ちなみに、技術的な設計は基本設計および詳細設計で行いますので、要件定義書にはお客様の要件を中心に記載します。しかしその裏では、後になって関係者間における認識のズレやシステムの欠陥が生じないよう、この段階でしっかりとシステム全体の青写真を描けなくてはなりません。そのため、要件定義は確かな技術力を持ったSEでなければ担当できない業務であるといえるでしょう。

基本設計

基本設計では、要件定義の内容に従って各機能の基本的な動作、画面設計や帳票出力、データベース設計、外部システムとの連携などを決定していきます。実際の業務に即した、使いやすいシステムをデザインする過程と考えて良いでしょう。

詳細設計

基本設計の内容をもとに、各機能の内部的な処理を決定していきます。プログラマーは詳細設計書をもとにコーディングを行うため、プログラムに落とし込みやすい設計書を作ることが重要です。プログラミングの素養が求められるフェーズといえます。

テスト

開発したシステムが正常に動作するか、テストを実施します。テストにはブラックボックステストやホワイトボックステストなどの手法があります。

ブラックボックステストとはプログラムの中身を見ないで、何らかのデータを与えたときに結果が正しいかだけ確認するテストのことです。一方、ホワイトボックステストとは、プログラムのアルゴリズムを確認して、条件分岐の条件などの正しさを確認するテストのことです。

テストは重要ですが、技術力はそれほど求められないため、未経験からSEとして入社した場合、最初に担当させられる業務として割り当てられることも多いでしょう。

2. 未経験からSEになるために必要な基本スキル・知識

未経験からSEになるために必要な基本スキル・知識を解説します。

プログラミングや情報処理の基礎知識

未経験からSEを目指すとはいえ、入社前にある程度のプログラミングや情報処理の基礎知識は必要です。これらは入社後に必要となる知識であり、独学でも十分身に付けられるものです。

例えば、どのプログラミング言語がどのシステムやアプリケーションで使われているかなどの知識や、WordやExcelなどの情報処理に必要なソフトウェアの操作スキルなどです。

これらを身に付けることで、SEとしての土台作りになるだけでなく、技術取得に意欲のある人材であると就職活動時に評価されることもあるでしょう。

課題解決能力

SEに求められる課題解決能力とは、顧客とのヒアリングから課題を解決する方法を見つけ出す能力のことです。顧客の課題の中には、顧客すらも気付いていないようなものも含まれます。このように顕在化していない課題を見つけだし、解決する能力があれば、スキルの高いSEとして重宝されるでしょう。

物事を整理しながらまとめる能力

SEには物事を整理しながらまとめる能力も求められます。複雑な機能や課題をスッキリと解決させるために、因果関係や相関関係を整理してまとめる能力があれば、開発するシステムの仕様書や設計もスムーズにできるでしょう。

学習能力

IT業界は毎日のように新しい技術やサービスが登場する業界です。そのため日々新しいことを学習し続けられる学習能力が欠かせません。

クライアントの要件を汲み取り形にする力

SEが開発するシステムはクライアントの課題を解決するためのものです。そのためシステムの開発時には、クライアントの要件を適切にくみ取り、形にする力が必要です。

クライアントの要件はSEにとって必ずしも分かりやすい形で与えられるとは限りません。例えばクライアントとのメールや電話でのやり取りなどの断片的な情報をまとめて、システム開発のための要件として形にするスキルがなければ、コミュニケーションコストがかかるSEと思われてしまうかもしれません。そう思われないように、ちょっとした情報でも、分かりやすく整理して形にするようなトレーニングをする習慣があれば、仕事でも活かせる能力となるでしょう。

関連記事「SEになるには?独学の方法や役立つ資格を解説

3. 年齢によって異なる未経験SEの就職事情

ここでは、未経験からSEを目指すときの条件について解説します。未経験からSEを目指すためには、自分自身の「年齢」によってアプローチを変えていく必要があります。基本的には20代前半の第二新卒者(卒業後3年程度まで)が有利ですが、それ以降の年齢であっても転職は可能です。

20代前半(第二新卒まで)

中小規模のSIer(システムインテグレーター)では、業界未経験でも採用されやすい傾向にあります。ただし、前述したようなSEとしての素養を持っているかどうかは、面接時に確認されるでしょう。また、自らIT系資格の取得に励んだり、プログラミングを独学したりといった経験も評価されます。

20代後半(第二新卒以降)

20代半ばから後半になると、ほかの職種と同様にSEも経験者採用が増えてきます。必然的に未経験者に対する採用ハードルは上がり、第二新卒よりも厳しい目で今後の伸びしろの有無をジャッジされるでしょう。できれば事前にIT系資格を取得し、前職までに身につけた経験(顧客折衝や外注管理など)も整理しておきましょう。

また、SEへの転職意欲の高さを示す上で、自主的に制作した成果物を提示することも重要です。ソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」上に保存したソースコードや、企画・制作・リリースまで行ったWebサービスを実績として提示できれば、企業側の採用意欲も高められるはずです。

30代以降

未経験可のエンジニア職の募集の多くは、システムの運用・保守やサポートデスク系の職種となります。また、30代に入るとポテンシャルを評価される機会は稀で、基本的には前職での経験がSEになっても活かせるかどうかで合否を判断されます。

企画や顧客折衝、課題解決能力、特定の業界に対する専門的な業務知識(金融、ロジスティクスなど)を持っていると有利に働くでしょう。また、実際に提出を求められるかどうかは別として、成果物の準備は必ず行っておくようにしましょう。

未経験からの転職では、IT業界に精通した転職サービスやコンサルタントのサポートの利用をおすすめします。あるいは未経験者向けのプログラミングスクールを活用すれば、就職までサポートしてもらえる場合もあります。プログラミング学習を通してポートフォリオを作り、「自主性」「計画力」「技術力」をアピールする方法が有効です。

4. 未経験でSEになるには?

それでは未経験でSEになるための方法について、5つご紹介します。

研修が充実している未経験OKの求人を探す

多くのIT企業は経験者を求めていますが、一部の企業では未経験OKで求人を出しているところがあります。未経験でSEになるためには、まずそのような求人を探しましょう。

また未経験OKの企業の中でも、研修が充実している企業は狙い目です。企業の採用情報ページや求人サイトの情報に、研修制度ありの記述があるかどうか、しっかり確認しましょう。

独学で開発スキルを身につける

SEとしての開発スキルは、ある程度独学で身に付けられます。システム開発で使われているプログラミング言語の中には、無料で開発環境を整えられるものも多いですし、GitHubのようなソースコード管理サイトでは、多くのベテラン開発者がプログラミングしたソースコードを閲覧できます。

独学で開発スキルを身につければ、SEとしての就職後にも役立てられますし、採用時にも高く評価されるでしょう。

書籍を活用する

書店にはシステム開発やSEに関する書籍が多数販売されています。そのような本を読んで知識を身につけるのもおすすめです。書店には上級者向けの書籍も多いのですが、まずは自分にとって理解しやすそうな初心者向けの本から読み始めれば良いでしょう。

学習サイトを活用する

インターネット上にはプログラミングやシステム開発を学べる学習サイトがいくつかあります。プログラムを実際に書いて添削してくれるサービスや、動画でプログラミングを学べるサイトなどさまざまです。無料でもかなりのレベルまで学べるサイトもあるので、利用しない手はありません。

実際に手を動かして開発をしてみる

未経験者が最も技術を身につけられるのが、実際に手を動かして開発することです。何かサンプル的なものからスタートして、最終的には自分で考えたオリジナルのプログラムまで開発できれば、スキルはかなり上がっているはずです。

自分で手を動かして開発したプログラムは、就職活動時の実績としても活用できます。オリジナルのプログラムの開発には非常に時間がかかりますが、ぜひチャレンジすることをおすすめします。

5. 未経験でも応募可能なSEの求人例

ここでは、未経験でも応募可能なSEの求人例を紹介します。未経験者でも応募可能な求人の多くは、システムの保守や運用などを担当する職種です。これらの仕事は開発をメインで行うSEよりも求められる技術力が低いため、未経験からSEを始める方にはうってつけです。例えば社内SEなどがあたります。

未経験者は技術力が低い分、「コミュニケーション能力(適切な質疑応答、報告ができること)」や、「素直さ」が重視される傾向にあります。また、募集件数は少なくなりますが、開発系の募集もあります。

社内SE

【想定年収】
320~400万円
(太字)
【業務内容】
・社内ヘルプデスク
・サーバ保守、運用
【求められるスキル・経験】
・コミュニケーション能力が高い人
・積極的で丁寧に仕事できる人
・Windows10の運用経験

社内SEの求人情報はこちら>

開発エンジニア

【想定年収】
400~1000万円
【業務内容】
・Webアプリケーション開発
・デスクトップアプリ開発
・スマホアプリ開発
【求められるスキル・経験】
・PDCAができる人
・チームワークで仕事できる人
・技術の習得に意欲的な人

アプリケーションの求人情報はこちら>

6. 未経験でSEとして就職する際に役立つ資格

未経験でSEとして就職する際に役立つ資格を3つご紹介します。

基本情報技術者試験

1つ目は基本情報技術者試験です。これはSEにとっては登竜門的な国家資格として有名です。JavaやPythonなどのプログラミングが出題されるため、未経験者には難しく思われるかもしれません。

しかしIT企業の中には、基本情報技術者試験の合格者に資格手当や一時金を出しているところも多く、未経験からSEを目指している求職者が、この資格を持っていれば、スキルに加えて意欲も評価されることもあります。

ITパスポート 

2つ目のITパスポートは、基本情報技術者試験よりも1つレベルが下の資格です。IT全般に関する基本的な知識が問われる出題が多く、試験もコンピュータを使った多肢選択式ですので、比較的取得は容易でしょう。いきなり基本情報技術者試験にチャレンジするのは難しい方は、まずITパスポートの取得から目指しましょう。

情報セキュリティマネジメント 

情報セキュリティマネジメントは、難易度的には基本情報技術者試験と同程度の国家資格です。セキュリティに特化した問題が出題される試験であり、資格名の通りセキュリティの技術よりマネジメント面の出題が多めです。クラウドやIoTのセキュリティが話題となる昨今ですので、基本情報技術者に合格して、さらに知識を身に付けたいという方には、おすすめの資格です。

7. まとめ

この記事では、SEの業務内容、未経験からSEを目指す条件、未経験でも応募可能な求人例などについて解説しました。人手不足が続いているIT業界では、未経験者にも門戸が開かれています。SEを目指す上で基礎的な素養やスキルは求められますが、スクールやオンライン学習サイト、資格制度など、技術や知識を習得するための環境は整っています。将来性もある職種ですので、この機会にSEを目指してみてはいかがでしょうか。

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