未経験からWeb業界へ転職する方法を職種別に解説

最終更新日:2024年3月22日

Web業界は歴史の浅い業界ですが、技術の進歩に伴い市場が年々拡大しています。従来型の年功序列ではなく実力主義の企業が多く、努力次第では若いうちから高い年収を得たり、責任のあるポジションを任されたりすることもあります。

このような背景から、Web業界への転職を希望している方もいるのではないでしょうか。本記事では、Web業界にあこがれがある業界未経験者に向けて、Web業界の職種別の仕事内容と転職時に求められるスキルについて解説します。

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この記事のまとめ

  • 未経験からWeb業界に転職することは可能だが、職種選びや求人選びが重要になってくる
  • ポテンシャル採用に積極的な企業では、現状のスキルが不足していてもやる気次第で採用してもらえる可能性が高い
  • 未経験可の求人であってもスキルがあるに越したことはないので、スキルアップのための努力も進めていくべき

Web業界とは

Web業界とは、インターネットを介してサービス提供する企業が属している業界を指します。具体的には、WebデザインやWeb開発、Webマーケティング、EC開発、Webコンテンツ制作など、多岐にわたる分野が含まれています。
Web業界は近年のインターネットの急速な普及に伴い急成長しており、新しいビジネスモデルやサービスが続々と生まれています。

たとえば、Webアプリケーションの開発・運用を担う企業、Web広告やSNSマーケティングを手がける企業、ECサイトやサブスクリプションサービスなどのビジネスモデルを提供する企業などがあります。

Web業界の需要は高く未経験者も転職しやすい

Web業界は業界が伸びているため人手不足、若い人を積極的に採用している、といった事情があります。未経験者であっても努力次第でスキル習得が可能で、転職しやすい業界と言えるでしょう。年齢が若ければポテンシャル採用などで転職のチャンスもあり、30代であっても転職できる可能性は十分にあります。本章では、未経験の転職に関して詳しく解説します。

関連記事:プログラマー転職の極意!未経験から成功する方法

Web系サービスの広がりから転職市場が活性化している

Web業界とは、インターネットを介して法人や個人に向けてサービスや商品を提供して対価を得るビジネスを行っている業界のことです。たとえばECサイトや動画配信サイト、QRコード決済サービスなどがWeb業界のビジネスに該当します。

Webの需要は右肩上がりに伸びていて、今後も伸び続けることは想像に難くないでしょう。主要サービスが入れ替わっていく可能性はありますが、Webという大枠は技術革新が起こらない限り需要が伸び続けると考えられます。

年齢が若ければポテンシャル採用が期待できる

年齢が若い人向けの、ポテンシャル採用という採用枠があります。ポテンシャル採用とは、現状のスキルではなく今後の成長性に期待して採用することです。言い換えれば、現状スキルがなくても採用される可能性があります。

Web系職種は比較的新しい業界で、人手不足でもあります。そのため、ポテンシャル採用を積極的に行っている状況です。

関連記事:高卒・未経験でもエンジニアへの転職は可能?目指し方を解説

30代未経験でも可能性はある

Web業界でもほかの業界同様、30代未経験だと不利な面があります。ただし、Web業界は人材が不足しているので30代未経験でも採用される可能性があるでしょう。

DX白書2021」では2020年時点での日本におけるエンジニア/プログラマーの人材の確保状況について「大幅に不足している」「やや不足している」と回答した企業が47.5%、UI/UXデザイナーについては44.4%の企業がそのように回答しています。これらのことから、ITやWeb業界の人手不足が深刻であることは確かです。

前向きにWeb制作のことを学習し、ポートフォリオなどを準備して転職活動に臨めば、たとえ30代未経験であっても、Web業界へ転職することは不可能とは言えないでしょう。

関連記事:30代で転職3回は多い?年齢別の平均回数と転職活動のコツ

Web業界の主な職種と未経験からの転職難易度・市場状況

まずはWeb業界の主な職種の未経験からの転職難易度、必要スキル・経験、役立つ資格、年収相場をまとめます。年収相場については、データによって幅が大きいので参考程度とお考えください。また職種の区分も統計によってバラバラなため、その点でも年収はあくまで目安です。

職種 転職難易度 必要スキル・経験 役立つ資格 年収相場
営業職 比較的転職しやすい 開発知識、
自社製品知識、
営業スキル
基本情報技術者 400万円~600万円程度
Webエンジニア 比較的転職しやすい プログラミング 基本情報技術者試験
HTML5プロフェッショナル認定資格
PHP技術者認定資格
650万円~1500万円程度
Webマーケター 経験が必要 アクセス解析、SEO、SEMなど Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告認定資格
約410万円
Webプランナー 経験が必要 企画、マーケティング ウェブデザイン技能士 約450万円
Webデザイナー 比較的転職しやすい グラフィックソフトの操作、フロントエンドプログラミング ウェブデザイン技能検定 Webデザイナー検定 約336万円
Webディレクター 経験が必要 マネジメント、企画立案、プレゼン ウェブ解析士
Webアナリスト検定
550~1260万円程度
Webプロデューサー 経験が必要 マーケティング、マネジメント Webクリエイター能力
認定試験
約560万円
Webライター 比較的転職しやすい ライティング WEBライティング技能検定 約450万円

上記のデータはあくまでも目安です。Web業界は職種の区分自体が曖昧で、同じ職種名でも企業によって業務内容もバラバラです。働き方によって必要スキルが変わり、年収も上でご説明した通り切り分け方によって大幅に変わってきます。

上記すべての職種の年収を同じデータから比較することは困難なので、結果的にやや矛盾してくる部分もあるでしょう。参考値と考えてください。

関連記事:IT業界は未経験から転職可能?転職しやすい分野や志望動機の例文

営業職

営業職としてWeb業界に転職する選択肢もあります。Web業界でも自社の商材やサービスを販売するために、営業職は存在します。そのため、他の業種で営業経験があれば、即戦力として採用される可能性も十分に考えられます。営業経験がある方で、Web業界を目指すのであれば、まずは営業職として転職してみるのがおすすめです。

仕事内容

ほかの業界と同じく、Web業界における営業職も、自社の商材やサービスをセールスする仕事を指しています。IT・Web業界の営業職は、開発手法や開発環境、要望を実現するための選択肢など専門的な知識が必要となるため、知識収集意欲(知的好奇心)が強い人が向いています。

転職市場

Web業界での営業経験がある方は、即戦力としての活躍が期待できますので転職しやすい傾向にあります。Web業界の営業職は、年収アップやキャリアアップといった目的で転職を希望する方も多く、比較的流動性の高い転職市場です。

転職市場においては、Web業界についての知識が無くても、営業経験があれば可とする企業も多く、業界未経験の方でも比較的転職しやすい職種と言えるでしょう。

志望動機例

私が貴社を志望したのは、営業という仕事を通じて貴社が手掛けている〇〇サービスを多くの方に提供したいと考えているからです。

私にはWeb業界における営業の経験はありませんが、これまでの社会人経験で培ってきた、コミュニケーション能力や交渉のスキルは誰にも負けないと自負しております。

前職は異業種でしたが、営業の仕事を通じてお客様から感謝される機会を多くいただいたこともあり、これからは御社での業務を通じて、多くのお客様に喜んでもらいたいと考えております。

Web業界は未経験ですが、これから積極的に知識とスキルを身につけるつもりです。

これまでの営業のスキルを生かしながら、貴社に貢献することで、多くのお客様に〇〇サービスを提供する一助となればと考えております。

Webエンジニア

WebエンジニアもWebデザイナー同様、作業スキルを身に付けることで仕事になります。そのため未経験からでも目指しやすい職種です。ただし、Webデザイナーと比べるとスキル習得の難易度は高いので、頑張って勉強する必要があります。

関連記事:Webエンジニアが転職を成功させるには?6つのステップで解説

仕事内容

ブラウザベースの業務システムや宿泊予約サイトなどのWebサービスのシステム設計を担当する仕事です。Webディレクターが設定した仕様にもとづいてシステムを開発していきます。多様なユーザーのニーズに応えられるよう、高い技術力が求められます。

転職市場

Webエンジニアの転職市場は、新卒向けの採用を除いて未経験者を対象とした募集は極めて少ない傾向にあります。仮に未経験者も応募できる企業があったとしても、ほかの求職者の中に経験者がいると不利になることは確実です。

関連記事:SIer・SESや未経験からWeb系企業への転職を成功させるには

志望動機例

私が貴社でWeb系エンジニアを目指すのは、アプリケーション開発を通じて多くの人の生活を快適で楽しいものにしたいからです。

スマートフォンで多くのアプリケーションを使っていますが、中でも貴社が開発した□□を愛用しています。

Web系エンジニアは未経験ですが、貴社への応募にあたり、Javaの資格を取得したり自分でも簡単なアプリケーションの開発も行ってきました。

貴社に入社した後も、一刻も早く戦力となれるように、アプリケーションやシステム開発のスキルを高めたいと考えております。

多くのユーザーに喜んでもらえるアプリケーションを開発できるように、努力を惜しまずに全力を尽くします。

関連記事:エンジニアの転職で欠かせない自己分析のやり方とは

Webマーケター

Webマーケターの役割は、Webサービスに関する重要な方針決定において中心的な影響を及ぼします。企業のオンライン戦略を形成し、デジタルマーケティングの活動を通じて、企業の業績とブランド認知度を向上させる重要なポジションと言えます。そのため、Web業界の別職種で経験を積んだ人がWebマーケターになるケースが多いです。

仕事内容

集客やプロモーションなどのWebマーケティングを主に担当する仕事です。Google AdWordsなどの広告運用ツールやGoogle AnalyticsなどのWeb解析ツール、tableauといったBIツールなどを用いて、数値を見ながら戦略を考え施策を行っていきます。

転職市場

Webマーケターの転職市場は売り手市場と言えます。マーケティングオートメーションやアドテクノロジーなど、Webマーケティング業界もテクノロジーは進化し続けています。これらの知見を持つ人材がさまざまな業界で求められており、Webマーケターは不足傾向です。そのため、これらの実務経験が認められれば比較的高い年収での転職が期待できます。

志望動機例

私が貴社を志望したのは、得意な情報収集やデータ分析を生かして貴社の業務に貢献したいと考えたからです。

マーケティングについては未経験ですが、日頃から積極的に情報収集することを心掛けており、個人のブログでも定期的にアウトプットしています。

ブログに掲載する記事のリサーチやアクセス解析などのデータ分析のスキルは、貴社のWebマーケティング業務でもお役に立てると考えております。

実務としてのマーケティングは未経験ですが、貴社に入社後は積極的にマーケティングを学び、できるだけ早く戦力になれるように全力を尽くします。

Webプランナー

Webプランナーは、自社やクライアントのWebサイトやアプリを企画し、制作の進行や改善に関わる業務を担当する職種です。クライアント企業や自社の他部署とのやり取りも多いため、コミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルが求められます。そのため、Web制作経験者がWebプランナーを目指すことが多いです。

仕事内容

Webプランナーの仕事内容は、企画書や要件定義書の作成、ディレクション、制作チームとの調整、進行管理、成果の評価など多岐にわたります。クライアント企業や自社の他部署とのやり取りや報告業務もあります。

また、Webサイトやアプリの利用状況の分析にもとづき、改善提案を行うこともあるでしょう。

転職市場

Webプランナーの転職市場は、Web業界全体が伸びているので拡大しています。特に、BtoB領域や地方のWeb制作会社での需要が高まっており、中途採用の求人も多く見つかるでしょう。また、Web業界での実務経験者が優遇されるケースが多いため、Web制作の経験がある方は転職市場で競争力が高いです。

志望動機例

私が貴社を志望したのは、ユーザー目線のサイト作りに興味があり、自分のスキルや経験を活かしてWebサイトの改善や企画に貢献したいと考えたからです。

私は前職でWebサイトの制作や運営に関わる機会が多くありました。その中で、ユーザーニーズや行動を分析したサイト構成、コンテンツ企画が重要だと感じ、自己流で学んだUXデザインやWeb解析の知識を活かして改善案を提案してきました。

貴社は多様なクライアントのWebサイトを手がけており、様々な業界に興味がある私にとって、自分自身のスキルアップや成長のチャンスが多いと考えています。貴社でWebサイトの企画・制作に携わり、新しい価値を生み出すために貢献したいと思っています。

Webデザイナー

Webデザイナーは作業スキルを身に付けることで仕事ができます。そのため、比較的未経験から目指しやすい職種です。Webサイトの外観部分を作成する職種であるため、デザインに関する知識やスキルのほか、デザインツールの使用スキルなども求められます。そのため、Webデザインのスクールを卒業した方などは転職に有利です。

仕事内容

文字通りWebサイトのビジュアル面を作成する仕事です。サイト外観の設計に加えて、ユーザーの使い勝手の良さや情報の読みやすさも意識する必要があります。営業やWebディレクターが調査したクライアントニーズに留意しながら作業を進めていきます。

転職市場

Webデザイナーの需要は高いですが、実務経験が重視される傾向にあります。しかし、企業によってはWebデザインスクール卒業生など、実務経験がなくても採用に至るケースがあります。自身のスキルを的確に伝えるために、作品をポートフォリオにまとめておくことが有効です。

志望動機例

私が貴社でWebデザイナーを志望するのは、Webサイト制作を通じて多くの訪問者に喜びと感動を与えたいからです。

貴社が公開している制作実績を見て、私もこのような素敵なWebサイト制作に携わりたいという想いが強くなってきました。

現職では営業をしていますが、個人でWebサイト制作を独学で学び、親戚が営業している店舗のWebサイト制作もお手伝いさせていただきました。

営業ではお客様とのコミュニケーションに必要なスキルを磨いてきました。チームを組んで仕事をすることが多い貴社での業務でも活かせるスキルであると考えております。

貴社に入社後は、Webデザインに必要なスキルを積極的に学び、少しでも早く1人前になることを目指します。

Webディレクター

Webディレクターは、Web制作チームを管理・監督するポジションになります。Web制作における上流工程を担う職種であるため、Webディレクターを目指す場合は、Webサイトのコーディングやデザインなどの下流工程を経験してから転職するケースが一般的です。そのため、WebエンジニアやWebデザイナーとして経験を積むことがおすすめです。

仕事内容

Web制作における総監督のような立ち位置にある職種です。チームを率いてプロジェクトの立ち上げから進行管理、品質管理や納品まで全体を監督します。成果物の品質を確保するためにも、Web全般に精通している必要があります。また、スケジュール通りにチームをまとめてプロジェクトを進行するためのマネジメントスキルも不可欠です。

転職市場

Webディレクターは言わばWeb業界内におけるプロジェクトマネージャーです。Webディレクターは技術面も含めたWeb業界の深い知識とマネジメントスキルが求められますので、WebデザイナーやWebエンジニアがキャリアパスのひとつとして選択するケースが一般的です。

志望動機例

私が貴社でWebディレクターを志望するのは、さまざまな業種のWebサイトを制作している貴社でWebディレクターになれば、仕事を通じて多くの方のお役に立てると考えているからです。

現職では人事を担当してきており、仕事内容の一つに採用情報ページの制作がありました。この業務を通じてWebサイト制作に興味を持ち、独学でHTMLやWordPressを学習しました。

また人事という仕事柄、さまざまな人とのコミュニケーションの機会があり、チームで仕事をすることが多いWeb制作の現場でも、このような経験が活かせると考えております。

Web業界は未経験ですが、まずは基本的なWeb制作の技術を身につけて、少しでも早く一人前のWebディレクターになれるように努力いたします。

Webプロデューサー

Webプロデューサーは、Web制作の企画から運営までの総責任者にあたるポジションです。クライアントと打ち合わせをする機会も多く、Web制作プロジェクト進行の管理なども行います。Web制作の上流工程にあたる職種であるため、マネジメントスキルやコミュニケーションスキルも必要です。多くはWebディレクターなどの上流工程職種を経験してから、Webプロデューサーを目指すことになります。

仕事内容

Webプロデューサーは、Webサイトの企画や運営に関わる仕事です。具体的には、Webサイトのコンテンツの企画、制作スケジュールの管理、Webデザイナー、ライター、エンジニアとの調整、Webサイトの改善施策の立案などを担当します。また、マーケティングに関する知識が必要とされることもあります。

転職市場

Webプロデューサーの転職市場は、Web業界を中心に多岐に渡ります。Web制作会社や広告代理店、ECサイト運営企業、IT企業、マーケティングコンサルティング企業などが求人を出しています。特に、Webサイトの企画・制作に関するスキルや知識がある人材が求められており、需要が高まっているでしょう。

志望動機例


私がWebプロデューサーとして貴社を志望した理由は、Web制作に関する知識とスキルを活かし、より良いWebサイトを企画・制作するために貢献したいと考えたからです。

前職でWeb制作のプロジェクトに携わり、企画段階から納品までの一連のプロセスに関わることができ、その中でWebプロデューサーの重要性を実感しました。

貴社ではWebサイトの企画・制作を通じて、お客さまのビジネス成長に貢献することができると考えています。

Webサイト制作に必要なスキルや知識を習得するとともに、マーケティングの視点からもWebサイトの改善点を見出し、お客様のビジネス成長に貢献できるよう、全力で取り組んでいきます。

Webライター

WebライターはWeb制作において文章を書く仕事です。そのため、Web制作の工程としては下流工程に位置する職種と言えます。Webライターを目指すのであれば、文章を読むことや書くことが好きなことが必須です。そのため、Web制作の知識は転職前には、多くは求められることはないでしょう。Web業界未経験者にとっては、目指しやすい職種のひとつです。

仕事内容

Webライターは、企業やサイトのコンテンツ制作を担当する職種です。具体的な仕事内容としては、企業のPR記事やブログ記事、商品説明文、ニュース記事などの執筆があります。また、SEO対策やSNSを活用した集客戦略の立案も求められる場合があります。Webライターは、文章力やコンテンツ制作力、コミュニケーション能力が求められます。

転職市場

Webライターは、Web制作会社やマーケティング会社、広告代理店、出版社など、幅広い業種で求人があります。近年は、コンテンツマーケティングの重要性が高まっており、Webライターの需要が増加しています。また、フリーランスとして活躍する人も多く、自身のスキルアップに合わせて自由な働き方を実現できる点も魅力です。

志望動機例

私がWebライターを志望したのは、文章を通じて人々の興味を引き、商品やサービスを紹介するという仕事に興味を持ったからです。

文章力やコンテンツ制作力を磨き、企業のPRやマーケティングに貢献することができる点に魅力を感じています。

また、Webライターは幅広い業界で活躍できる職種であることから、市場価値の高い形で自己成長できる点も魅力的です。

貴社は多様なクライアントのコンテンツ制作を手がけているため、自身のスキルアップにつながる環境だと考え志望しました。

Web業界の志望動機・転職理由を書くポイント

Web業界への転職活動をする場合において、エントリーシートへの志望動機はどのように記載すべきか悩む方は多くいます。志望動機や転職理由は、転職活動では必ずチェックされる重要な項目です。そのため、志望動機や転職理由の内容が転職活動の成功を左右します。本章では、Web業界の志望動機・転職理由を書くポイントについて解説します。

関連記事:エンジニアの転職理由とは|面接で使える例文とポイントを解説

未経験者の場合

未経験の方が志望動機を記入する際には、デザインやテクノロジーに強い興味があることを明確にしたほうがよいでしょう。興味を抱くきっかけになった出来事や、Web業界を目指すために勉強したことなどがあればそれも具体的に記載しましょう。

また、採用する側にとって好印象になれるのが、新たなテクノロジーへの強い探究心です。たとえばARやVRといったXRの技術についての知識や、業界に起きた最新のニュースなども常にストックしておくと損はないでしょう。

さらに、自分自身はどのようなエンジニアやデザイナーになりたいのか、そのビジョンや目標を明確に説明できるようにしておきましょう。採用側にとって人材の入社後のポジションや紹介の成長方向性が把握できると、採用に繋がりやすくなります。

経験者の場合

Web業界の経験者の場合は、自分がこれまで積み上げてきたスキルや経験を、全面に且つ具体的にアピールするのがおすすめです。プログラミング言語や開発に携わった案件の概要、実務経験の年数など、できるだけ正確に記載しておきましょう。

しかし、経験者といえども、必ずしもこれだけで内定につながることはありません。未経験者の場合と同様に、今後自分が目指すビジョンや、これからのWeb業界に対する独自の思考や姿勢などもまとめておくと良いでしょう。

関連記事:転職エージェントに提出する履歴書の必要性|作成のポイントを解説

未経験者がWeb業界への転職成功率を高める方法

未経験者がWeb業界に転職するためには、事前に転職成功率を高める方法を知ることが重要です。Web業界への転職成功率を高めるには、Web制作に必要なプログラミング言語の知識が必要になります。また、実際にWebサイトやWeb広告を作成するのも効果的です。

年齢が若ければ、ポテンシャル採用を狙うのもいいでしょう。そのほかにも、Web業界の人脈作りをして転職を目指す方法もあります。本章では、未経験者がWeb業界への転職成功率を高める方法について解説します。

たくさんコードに触れる

Web業界に転職するには、HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を学ぶ必要があります。しかし、学んだだけでは実務で使えるスキルにはなりません。実際にたくさんのコードに触れ、実践的なプログラミングスキルを身につけることが大切です。

具体的には、オンラインの学習プラットフォームや書籍で学んだことを実際にプログラミングして試してみることや、オープンソースプロジェクトに参加してコードを書くことなどが挙げられます。

Webサイトを作ってみる

Webサイトの制作は、WordPressやSTUDIO、Wixなどを使えば、未経験でも十分に可能です。サーバーやドメインの契約、デザイン、コーディング、流入数アップ施策、記事作成など、Web業界の仕事に必要なスキルを総合的に身につけることができます。さらに自分でサイトを作った経験は、行動力と意欲をアピールできるため、面接で採用担当者に好印象を与えることができます。

Web広告を作成してみる

Web広告の作成は、WebマーケターやWebコンサルタントを目指す未経験者にとって、転職の際に有利になるスキルです。GoogleやSNSの広告は、少額の予算から始められるので、まずは気軽にチャレンジしてみましょう。広告を作成するには、デザインやライティングなど、さまざまな知識が必要になります。Web広告の作成を経験することで、幅広いスキルを習得できます。

ポテンシャル採用を狙う

未経験者であっても、将来的にWeb業界で活躍できると見なされれば採用される可能性があります。ポテンシャル採用を狙うためには、以下のようなポイントが重要です。


  • ・自己成長意欲が高いこと

    ・コミュニケーション能力が高いこと

    ・チームワークを大切にできること


履歴書や面接でアピールする際には、これらのポイントを意識して自己PRを行うと良いです。

勉強会やセミナーなどを通して人脈を作る

Web業界では、仕事をする上での情報収集やスキルアップのために、勉強会やセミナーがよく開催されています。これらのイベントに参加することで、業界のトレンドや最新技術について学び、同じ志を持った人たちと出会えます。

Web業界のキャリアパス例

Web業界の典型的なキャリアプランとしては、はじめはデザイナーやコーダーとして入社し、その後Webディレクターへとステップアップしていくケースが多いです。

現在、Webデザインやコーディングを学べるWebサイトや動画サイトが多くあり、これらを独学で学べる環境が充実してきました。業界未経験者であっても基本的な内容については独学でしっかりと学べるようになったため、未経験者でも以前よりチャレンジしやすくなったといえるでしょう。

そのような環境の変化のため、Webデザインやコーディングについて何の知識やスキルもなく挑むのは無謀であり、自分の得意分野を活かして転職活動に臨むことが重要です。

また、Web業界はWebデザイナーをはじめ、特にクリエイティブな発想が求められる世界です。Webサイトはクライアントのブランドイメージを伝える重要な窓口であるため、制作には常にトレンドを意識した新しいアイディアが求められます。変化の激しいWeb業界においては、つねに探究心をもち、勉強し続ける姿勢も求められます。

Web業界で転職先を探す方法

未経験者がWeb業界へ転職する場合、どのような手段を使えばいいか迷う方も少なくはありません。Web業界で転職先を探す方法としては、求人サイトでWeb業界の求人情報を探す方法が一般的です。また、転職エージェントを活用することで、求人サイトには掲載されていないWeb業界の企業の転職を目指す方法もあります。本章では、Web業界で転職先を探す方法を2つのパターンに分けて解説します。

関連記事:転職エージェントとは?8つのメリットやデメリット、利用の流れを解説

求人サイトで探す

まずは求人サイトを見ながら自分自身に合った会社を探す方法です。転職を考えた際、多くの人はまず転職サイトにどのような求人があるのかを見ているのではないでしょうか。勤務地や給与の条件、休暇日数などの詳細が記載されており、複数の会社を細かく比較しながら検討できます。

転職エージェントを活用する

もうひとつのパターンが転職エージェントを活用する方法です。転職エージェントとは、自分自身で転職先を探すのではなく、転職エージェントと呼ばれるプロの担当者に候補を探してもらうサービスです。

面接対策やエントリーシートの記入アドバイスなども受けられるほか、企業側に対して入社日や条件面での交渉も依頼できるため、転職活動が初めての人であっても安心です。また、転職サイトには掲載されていないような非公開の案件も多く登録されており、より条件にマッチした転職先が見つかる可能性が高いです。

まとめ

未経験からでもWeb業界に転職することは可能です。ただし、Web業界の職種の中でも未経験から転職しやすい職種とそうでない職種があります。転職成功率を高めるためには、未経験からでも転職しやすい職種を選ぶのが重要です。

また転職成功率を高めるためには、必要なスキルを身につけることや、求人探しのやり方が重要になってきます。今回ご紹介した内容を実践し、着実に進めてください。

Web業界に関するよくある質問

Web業界を目指す未経験者は、この分野に関する基本的な知識が不足しているため、多くの疑問を持ちがちです。よくある質問には、未経験者でもWeb業界への転職が可能か、どのようなWeb関連職種が未経験でも挑戦できるかといったものが挙げられます。

さらに、Web業界の転職市場の状況や、Web業界とIT業界の違いに関することもよくある質問です。本章では、Web業界に関するよくある質問について回答していきます。

Q1. Web業界は未経験でも転職できますか?

Web業界は未経験でも転職できます。特に年齢が若ければ、ポテンシャル採用や未経験可の求人も多いです。こういった求人に応募することで、未経験からでもWebエンジニアとしてのキャリアをスタートさせられます。

Q2. 未経験でも転職できるWeb系の職種はなんですか?

WebエンジニアやWebプログラマーは未経験からでも転職しやすい職種です。WebコーダーやWebテスターといった募集があればより転職はしやすいですが、案件自体が少ないことと、その後のキャリアアップがしにくいというデメリットもあります。そのため、WebエンジニアやWebプログラマーを目指すのが現実的でしょう。

Q3. Web業界の転職市場はどうなっていますか?

コロナ禍により、企業のITへの需要が高まりました。特にDX化の推進に力を入れている企業が多く、Webも企業にとって重要な技術の一つです。DX化の内容によってはWeb技術も深くかかわってくるため、Web企業に外注するケースもあります。結果的に、Web業界はコロナ禍の影響で伸びた業界の一つと言えるでしょう。

Q4. Web業界とIT業界の違いを教えてください

IT業界は情報処理技術を中心とし、ハードウェアやソフトウェア、情報処理サービスなど幅広い分野をカバーしています。一方で、Web業界は主にインターネットを利用したデータのやり取りに特化した分野です。IT業界はより広範な技術領域を含み、Web業界はその一部の業界になります。

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レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングでお話してみませんか?(オンラインでも可能です)

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

レバテックキャリアは、IT/Web業界のエンジニア・クリエイター向けに特化した転職エージェントです。当メディアでは、エンジニア・クリエイターの転職に役立つノウハウから、日々のスキルアップや業務に活かせる情報まで、幅広いコンテンツを発信しています。

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