PHPの将来性を検証!現状から今後の需要まで徹底解説

最終更新日:2024年4月26日

PHPは、Web開発分野で大きなシェアを占めるプログラミング言語です。シンプルな文法で習得しやすいことや、インターネットや書籍などPHPの情報を得やすいことなどで、ITエンジニアを目指す人にとって、人気のプログラミング言語です。

PHPの将来性は、Web分野では80%近くのトップシェアの言語であるため、今後も需要があると予測されています。Webページの作成で使われるCMSであるWordPressは、PHPで開発されており、その点もPHPの将来性が高いといわれる理由です。

この記事では、PHPの将来性や市場需要、年収別のスキルの目安、将来も活躍し続けるためにやるべきこと、転職で求められるスキル・経験などを解説します。PHPの将来性が気になる方は、本記事を参考にしてみてください。

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この記事のまとめ

  • PHPはサーバーサイドプログラミング言語で77.5%のシェアを占めており、将来性が非常に高い
  • 他のサーバーサイドプログラミング言語に比べ、PHPはWebに特化しているため、将来性を懸念する声もある
  • PHPエンジニアとして活躍するためには、フレームワークやサーバー技術を習得する、関連のプログラミング言語を習得するとよい

PHPの将来性について

ソフトウェア品質マネジメントコンサルティング企業のQ-Successの調査サイトW3Techsによれば、2024年3月時点でサーバーサイドプログラミング言語の77.7%のシェアをPHPが占めています。Web分野ではトップクラスの人気言語です。PHPの利用は、今後も続くことでしょう。

PHPを開発に利用している製品やサービスは、『Facebook』や『Wikipedia』、『Slack』、国内では『ぐるなび』などが当てはまります。このように、私たちの身近なWebサービスにはPHPが多く使われています。さらにFaceboookでは、PHPを拡張した「Hack」という言語を利用しています。

PHPの特徴は、Web開発に特化した言語であることです。PHPは、Web開発において高い生産性を誇っています。

プログラミング言語としては、記述に関する制限が弱く、完成度が高くないともいわれています。Webでのシェアが高いため、サイバー攻撃のターゲットになりやすい傾向です。そのため、セキュリティ面では懸念を持たれることもあります。

近年は、新たに作られた他の言語の影響で、PHPとPHPエンジニアの将来性に疑問を抱く人もいます。プログラム言語の人気ランキングTIOBE indexによると2024年3月現在、Pythonが人気プログラミング言語1位になっています。新たな言語の登場で、プログラミング言語の勢力図が大きく変わろうとしています。プログラミング言語にはトレンドがあり、その寿命も言語によって大きく異なります。

PHPは今後も需要が非常に高い

W3Techsの調査によると2024年3月時点で、43.2%がCMS(Contents Management System)を使用して作成されています。そのうち62.8%はWordPressというソフトウェアが使用されていました。

WordPressは、PHPを使って開発されたソフトウェアです。WordPressはPHPを使ってカスタマイズができることが、特徴の1つです。革新的技術が生まれない限りは、WordPressやPHPの需要は続くでしょう。そのため、一定の将来性はあるといえます。

PHPとRubyの将来性を比較

PHPと同じくWebアプリケーション開発で、使用されるプログラミング言語にRubyがあります。Rubyは、日本人が開発したプログラミング言語です。Rubyは、現在では世界中の多くのプログラマーに使われています。

W3TechsのHistorical trends in the usage statistics of server-side programming languages for websitesの調査によると、サーバーサイドで使われているプログラミング言語のシェアは、2024年3月時点で、PHPが76.4%、Rubyが5.8%になっています。この調査により、サーバーサイド言語では圧倒的にPHPのシェアが高いことがわかります。RubyよりもPHPのほうが、将来性は期待できるといえます。

PHPとJavaの将来性を比較

W3Techsの調査によると、サーバーサイド言語におけるJavaのシェアは、2023年1月が4.6%、2024年3月は4.8%と微増しています。Javaは1年間でわずかながらシェアを拡大しており、将来性はあるといえるでしょう。

Javaはサーバーサイドの開発だけでなく、スマートフォンアプリやゲームなどアプリケーションの開発でも使われています。PHPはWebに特化していますが、Javaは汎用性が高いプログラミング言語です。そのためプログラミング初心者にとって、習得したいプログラミング言語の1つだといえるでしょう。

PHPとPythonの将来性を比較

W3Techsの調査によると、サーバーサイド言語におけるPythonのシェアは、1.3%〜1.5%程度です。しかしPythonは、サーバーサイド言語よりも機械学習やディープラーニングといったAI(人工知能)分野での用途で利用されることが多く、人気があり将来性が高いプログラミング言語です。シンプルな文法で学びやすいこともあり、これからプログラミングを始めたい人にもおすすめです。

参考:WordPressの将来性について

PHPで開発されたCMSである、WordPressの将来性について紹介します。W3TechsのHistorical yearly trends in the usage statistics of content management systemsによると、Webサイト全体におけるWordPressのシェアは、2012年1月の15.8%から2024年3月の43.2%まで堅調に増加しています。2位のShopifyのシェアが4.3%と比較すると、WordPressのシェアは圧倒的です。そのため、WordPressの将来性も高いといえます。

PHPの現在の市場需要

2024年3月時点で、レバテックキャリアで主要言語の転職・求人情報を参照すると、言語「PHP」は4位の4,530件の転職・求人情報が存在します(1位はJavaの7,061件)。PHPエンジニアとして、PHPは多くの求人がある言語です。

PHPエンジニアの転職市場動向

転職・求人情報の内容を参照すると、WebのサーバーサイドのエンジニアとしてPHPエンジニアが求められています。社内基幹系サイトや自社サービスサイト、ECサイトなどが対象システムとして挙げられています。

また、PHPでの開発・運用の担当の上位ポジションにも需要があります。開発プロジェクトの管理を行うプロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーの経験やスキルと、PHPのスキルを併せ持つ人材が求められています。

求人数が多い=PHPエンジニアが不足している

レバテックキャリアの転職・求人情報から、転職市場におけるPHPの需要は非常に高いといえます。求人数が多いということは、PHPエンジニアは人手不足であることがわかります。しかしPHPエンジニアであれば、誰でも採用されるわけではありません。

実際に需要があるのは、ある程度のスキルを持つPHPエンジニアです。PHPエンジニアとして転職を目指す場合は、求人数の多さに惑わされず、PHPの知識やスキルを高める努力が必要でしょう。

関連記事:PHPエンジニアの転職事情 - 実務レベルの人材が不足中

言語別シェアから見たPHPの需要

レバテックキャリアの調査によると、2021年時点で正社員としてレバテックに登録しているエンジニアがメインスキルとしているプログラミング言語の上位3位は「Java」「C言語」「PHP」の3つでした。

1位のJavaは2020年と比べると減少傾向ですが、多くのエンジニアがメインスキルとして使っています。2位のC言語は、IoTや自動車業界での需要の高さを反映しています。3位のPHPは、2020年と比較すると、わずかに増加しています。PHPは、サーバーサイドのプログラミング言語として高いシェアを占めています。その反面、プログラミング言語全体ではシェアが高くないことが、このデータからわかります。

これはプログラミングの用途が、Webアプリケーションだけでなく、AIやIoT、データ分析など、さまざまな分野に広がっていることを意味します。Web系エンジニア・サーバーサイドエンジニアとして、キャリアを築くならPHPは学ぶべき言語です。しかしほかのエンジニア職への転職も視野に入れているなら、他の言語の需要や汎用性とも比較して、プログラミング言語の学習を検討しましょう。

PHPは「時代遅れ?」と将来性を懸念する声も

PHPはWebに特化したプログラミング言語で、大きなシェアをWebの分野では占めています。一方で、Web以外の分野ではPHPはあまり使われていません。

具体的には、スマートフォン向けのアプリの開発やAIの利用などではPHPは適していません。その結果、PHPは現在のWebのシェアを守ることになります。PHPの将来性の懸念は、このようなところにあります。今後シェアが拡大する分野に、PHPが存在しないことが将来性への懸念につながっています。

Webのシェアに関しても、他の言語の存在が同様に懸念される要素になります。.NET、Java、Ruby、Scala、Pythonなどの言語は、Webの開発がサポートされています。またフレームワークの開発も盛んです。内部的な処理との組み合わせを考慮すると、PHPは競争に不利な点があります。

PHPはWebへの特化、学習コストの低さと開発生産性の高さで普及しました。今後、各言語がWebへの対応を強め、学習コストを下げ、開発生産性を高める機能を追加した場合、Webにおけるシェアが大きく変わる可能性もあります。そのため、PHPの将来性は安泰であるとは言い切れません。

PHPのデメリット

PHPはコーディングの自由度が高いですが、可読性が悪いコードを書く人がいたり、バグが発生しやすいプログラムが生み出される原因にもなります。このようなコードでもPHPであれば稼働できてしまうということです。

またPHPはほかのプログラミング言語にはない、独自の仕様が多く含まれています。HTML文書の中に直接ソースコードを埋め込めたり、通常の配列がそのまま連想配列を兼ねている点などが一例です。

何らかのプログラミング言語を習得していると、ほかのプログラミング言語の習得が容易になります。しかしPHPに関しては特殊な仕様が多く、ほかのプログラミング言語に慣れていてもPHPの習得に時間がかかったり、逆にPHPを習得した後に別のプログラミング言語の習得に時間がかかるといったことになります。

PHPのメリット

PHPはシンプルな文法で学習しやすいことや、インターネットや書籍などでPHPの情報を得やすいことなどは、プログラミング初心者にとっては大きなメリットです。

またPHPはWebに特化していて、Webアプリケーションの市場は現在大きなシェアがあります。PHPの需要自体は高いため、PHPプログラマーとして転職する際には、有利になることもあります。その点もPHPを習得するメリットになります。

PHPエンジニアの年収とスキルの目安

ここでは、PHPエンジニアの年収とスキルの目安について紹介します。レバテックキャリアの実際の求人・転職情報より、PHPエンジニアの年収と要求されるスキルの傾向を抽出しています。

また、以下の記事ではPHPエンジニアのおおよその年収について解説しています。フリーランスの単価相場も紹介しているので、あわせてこちらも御覧ください。

関連記事:PHPエンジニアの年収はどのくらい?フリーランスの単価相場も紹介

年収350万円程度で転職したPHPエンジニアのスキル目安

  • ・システム開発従事経験があること(PHPによる開発経験1年程度が求められます)

    ・フレームワーク、RDBMSを利用した開発スキル

    ・エンジニアとして周囲と協力して成果を出すことができる

開発チームのメンバーとして、PHPをつかってプログラム開発が行えるだけのスキルが求められます。また、フレームワークやインフラ技術などのスキルもあれば望ましいですが、仮になくとも有識者と協力して成果を出せるコミュニケーション能力もあると良いでしょう。

年収450〜650万円で転職したPHPエンジニアのスキル目安

  • ・PHP+フレームワーク(Laravel、CakePHPなど)+RDBMSを利用した開発経験3年~5年以上

    ・AWSなどのクラウド環境の利用、Dockerなどの仮想化環境の利用スキル

    ・要件定義や設計など上流工程の経験を持っていること

    ・リーダー、プロジェクトマネージャー候補としての転職

PHP+フレームワークでプログラム開発ができるだけでなく、クラウドや仮想化環境といったインフラ技術にも精通するスキルが求められます。また、要件定義や設計が行え、システムエンジニアとして活躍できるスキル・経験があることが望ましいです。ゆくゆくはプロジェクトマネージャーとしての活躍が期待されます。

年収650万円以上で転職したPHPエンジニアのスキル目安

  • ・複数の言語での開発従事経験(PHP、Ruby、Python、Javascript)

    ・最新のフレームワークなど技術情報に精通している

    ・PHPと関係が深いLAMP環境への知識

    ・プロジェクトマネージャー、リーダーとしてチームを率いて活躍した経験

    ・リードエンジニア(技術のスペシャリスト)としての経験

このクラスでは、プログラマーというより開発のチームリーダーとしての役割が求められます。プログラミング言語だけでなくフレームワークなどの開発技術、LAMP環境をはじめとしたインフラ技術を含めて、システム全体を把握しシステム開発を行えるだけのスキルがあると良いでしょう。

また、リードエンジニアとして技術力を発揮するだけでなく、ほかのメンバーのフォローといったコミュニケーション、チーム全体のマネジメントなどのスキルも必要です。

PHPエンジニアとして活躍し続けるためには

PHPエンジニアとして活躍し続けるために、必要なスキルや経験、資格について紹介します。PHPは、エンジニアの人数が多い言語であるため、活躍し続けるにはスキルアップが必要です。

フレームワークやサーバなどのスキルを身につける

PHPのWebフレームワークには、Laravel、CakePHPなどがあります。Webフレームワークのスキルは、PHPエンジニアにとって必須です。先述の2つに加え、ほかの特徴的なフレームワークも学ぶことをおすすめします。それにより、フレームワーク間の差異がわかるようになります。その知識は、上流工程で活かせます。

PHPの開発環境としては、LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)が一般的です。LAMPの取り扱いに慣れることで、開発環境の構築などの場面で役立ちます。またクラウド環境の利用やDockerによる仮想化環境の利用も習得しておきたいスキルです。

関連言語を身につける

Meta社の開発したHackは、PHPを拡張したプログラミング言語です。FacebookはもともとPHPで作られていましたが、現在はHackによる開発に移り変わっています。HackはPHPエンジニアにとって、習得しやすい言語です。

Web開発のクライアントサイド言語であるHTML、CSS、JavaScriptは、必須となる言語です。これらの言語も、新しいバージョンやフレームワークに対応するため、習得する必要があるでしょう。

PHPに関するWebエンジニアの求人・転職情報では、求められるプログラミング言語としてJava、Ruby、Pythonがよく出てきます。いずれもWeb開発現場で、よく使われる言語です。案件ごとに適した言語を採用する仕事現場では、必要となってくるスキルです。

幅広いフェーズの開発経験を積む

PHPの求人・転職情報を参照していると、上流工程のスキルを求められる求人案件が増えている傾向が見られます。コーディングや運用だけでなく、上流工程である設計や要件定義の経験・スキルを持ったエンジニアに需要があります

システム開発において、幅広い作業フェーズに対応できるエンジニアは需要が高い傾向です。これはPHPに限ったことではなく、あらゆるエンジニアにとっての課題ともいえます。

コミュニケーション能力を高める

エンジニア全般コミュニケーション能力があると開発を円滑に進めることや、上流工程へのステップアップに便利です。特にPHPエンジニアはフロントエンドとバックエンドの両方に携わる場合があり、コミュニケーション能力が武器になりやすいでしょう。

資格を取得する

PHPエンジニアとして活躍し続けるためには、PHPに関する資格の取得をすることをおすすめします。資格の取得により、開発スキルがあることをアピールできます。PHPに関する資格試験では、PHP技術者認定があります。

PHP技術者認定は、一般社団法人BOSS-CON JAPANが運営する民間試験です。PHP技術者認定は、初級、準上級、上級の3クラスに分かれています。最上位には、PHP技術者認定ウィザードがあります。

情報処理技術者試験の取得も、ITスキルを示す有効な手段のひとつです。情報処理技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格になります。試験区分は、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験や各種のスペシャリスト試験があります。基本情報技術者試験および応用情報技術者試験は、PHP以外のプログラミング言語の知識が必要です。

PHPエンジニアへの転職で求められるスキル・経験

PHPエンジニアへの転職で求められるスキル・経験について紹介します。PHPエンジニアになるのにPHPのプログラミングスキルが必要になるのはもちろん、ほかのプログラミング言語スキルや周辺スキルもあるとより良いです。対象言語のプログラミングを行うだけが仕事ではないということです。

プログラミングスキル

PHPは、Web開発に特化したプログラミング言語です。そのため汎用性は、ほかのプログラミング言語のほうが有利です。自社サイトのECサイトの構築であれば、PHPでも対応可能です。しかし、企業の基幹システムの開発では、PHPでの開発は難しくなります。そのため、Javaなど汎用性が高い言語を習得しておくと良いでしょう。汎用性が高い言語を習得することは、エンジニアとしてのスキルアップにつながります。また転職でも、さまざまな開発案件に携われます。

サーバー・データベースに関する知識

Webシステム開発では、サーバー構築やデータベースとの連携が必須となります。Webサービスは、サーバー上で稼働しています。そのため、サーバーの知識がなければ対応できません。サーバーやデータベースに関する知識や経験を持つことで、好条件で採用される可能性が高まります。

未経験からPHPエンジニアになるには

未経験からPHPエンジニアになるには、PHPのスキルを最低限身につける必要があります。PHPのスキルを身につける方法は、特に指定はありません。書籍、動画コンテンツ、プログラミングスクールなど、自分に合う方法を選択すれば問題ないでしょう。自分に合う方法の見極め方は、勉強の得手不得手や現在の環境などが基準になるはずです。

PHPに関するよくある質問

PHPに関するよくある質問と回答を紹介します。プログラミング言語は多数あるので、どのプログラミング言語を選択すべきか迷っている人も多いでしょう。そこで、PHPについて幅広い観点から知っていれば、自分がPHPを選択すべきか別の言語から勉強し始めるべきか判断ができます。

Q1. PHPエンジニアの転職におけるスキルと年収の目安を教えてください

レバテックキャリアの求人・転職情報をもとに目安を抽出すると、PHPによるシステム開発経験1~2年のエンジニアで、350~450万円の年収が目安になります。PHPでの開発経験が数年以上のリーダー候補となる中堅エンジニアで450〜650万円程度の年収が目安となります。

Q2. 年収600万のPHPエンジニアにはどのようなスキルが求められますか?

年収600万円以上のPHPエンジニアになるためには、PHP開発経験が少なくとも数年以上は必要になります。またPHP以外に、複数のプログラミング言語を習得することです。また、プロジェクトマネージャーなどの経験もあるとさらに高年収が期待できます。

Q3. PHPは主にどのような開発に利用されますか?

PHPは、サーバーサイドの開発に使われるケースが多くあります。PHPは、PythonやJavaと並ぶ人気言語です。PHPで開発された代表的なソフトウェアは、CMSの代表格であるWordPressです。

Q4. 未経験からでもPHPエンジニアになることは可能ですか?

PHPエンジニアは、慢性的に人手不足の状況です。実務レベルのプログラミングスキルがあれば、未経験からでも転職ができるでしょう。最初はアルバイトやSESなどで実務経験を積みます。また転職サイトの求人検索と並行して、転職エージェントにも相談してみてはいかがでしょうか。

関連記事:未経験からPHPエンジニアになるには|学習のメリットも解説

Q5. JavaとPHPどちらがいいですか?

JavaとPHPどちらが良いかは、一概にいえません。どちらも将来性が高く、また用途が異なるからです。

Webアプリケーション開発、特にサーバーサイドの開発をメインに行いたいのであれば、PHPがおすすめです。80%近くのシェアを誇り、学習のしやすさ、開発のしやすさの面からでも優れています。

Javaはサーバーサイドの開発だけでなく、スマートフォンアプリの開発などその他の用途でも扱える汎用性の高いプログラミング言語です。そのため、Webアプリケーション開発以外の開発業務を行いたいのであれば、Javaがおすすめです。

Q6. PHPを選ぶ理由は何ですか?

PHPを選ぶ理由は、ほかのプログラミング言語と比較して以下のように優れている点があるからです。


  • ・シンプルな文法で学習しやすい

    ・Webアプリケーション市場で大きなシェアをもっている

    ・Wordpressでも利用されており、実績がある

    ・CakePHPやLaravelといったフレームワークがあり、開発しやすい


このような理由から、Webアプリケーション開発を行いたいのであれば、PHPは有力な選択肢の1つとなります。また、HTML/CSS、JavaScriptなどの関連するプログラミング言語を学ぶことでさらに活躍の場を広げらきます。

Q7. PHPに代わる言語は何ですか?

サーバーサイド言語としてPHPに代わる言語としては、JavaやRuby、Pythonなどが考えられます。どの言語もサーバーサイド言語として利用できるだけでなく、それぞれメリットを持っています。Javaは非常に汎用性・移植性が高い点、RubyはRuby on Railsが利用できる点、PythonはAI分野で利用できるという点が優れています。

PHPはサーバーサイド分野で高いシェアを誇っていますが、それ以外の用途で使われることはあまりありません。そのため、Webアプリケーション開発以外で活躍の場を広げたいと考えるなら、これらの言語も習得すると良いでしょう。

Q8. PHPの世界シェアはどれぐらいですか?

W3Techsによれば、PHPのシェアは2024年3月時点でサーバーサイドプログラミング言語の77.7%を占めています。また、過去1年を通してシェアを維持しており、今後も継続して高いシェアを維持し続けることが予想されます。

まとめ

この記事では、PHPの将来性や市場需要、年収別のスキルの目安、将来も活躍し続けるためにやるべきこと、転職で求められるスキル・経験などを解説しました。PHPは2024年3月時点でサーバーサイドの言語として、圧倒的なシェアを占めているプログラミング言語です。PHPエンジニアは、人手不足のため需要が高い傾向になっています。そのため、求人・転職情報にも多数の求人データが掲載されています。

一方で、PHPはWebに特化した言語のため、それ以外の分野では活躍が難しくなります。PHPエンジニアの人口も多く、今後の競争は激しくなる可能性もあります。

PHPエンジニアとして活躍し続けるには、PHPの技術スキルの向上や上流工程の実務スキル、マネジメントスキルを習得しておくことが重要です。また、PHPの周辺技術となるクラウド、仮想環境、別のWebプログラミング言語の習得により活躍の幅を広げることも選択肢の1つです。PHPエンジニアの将来性が気になる方は、この記事を参考に転職してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修

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