担当業務によっては夜勤も発生。今後はクラウドサーバーを扱うスキルも必須の時代へサーバーエンジニアの仕事内容とは?必要な知識とスキル、平均年収も解説

最終更新日:2021年9月8日

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さまざまなITエンジニアの職種の中でも、サーバーエンジニアは、サーバーの設計や構築、運用・保守を担う重要な職種です。インターネットを24時間365日使えるのも、深夜のコンビニで買い物ができるのも、それらのサービスを陰で支えているサーバーがあるからです。そんなサーバーを構築して運用しているサーバーエンジニアとはどのような仕事なのでしょうか。

この記事では、サーバーエンジニアの仕事内容や、必要な知識とスキル、業務に役立つ資格、市場需要までを詳しくご紹介します。

1. サーバーエンジニアの仕事内容

サーバーエンジニアの仕事内容は、「保守・運用」「構築」「設計」の3つに分担されることが多いです。サーバーを稼働してからスタートする仕事が「保守・運用」であり、サーバーを稼働させる前の仕事が「構築」「運用」です。用途や機能にもよりますが、サーバーは24時間365日稼働することが求められることが多いだけではなく、ネットワークやデータベースと連携させることもあります。そのためサーバーエンジニアには、サーバーに加えてITに関するさまざまな知識が要求されます。
 
それではサーバーエンジニアの業務を一つずつご紹介します。

サーバーの保守・運用

サーバーの保守・運用とは、稼働中のサーバーの監視や障害発生時の対応、定期的なデータのバックアップ、OSやミドルウェアのアップデートなどの仕事です。サーバーの構築や設計と比べると取り組みやすい仕事であるため、まずはサーバーの保守・運用を経験してから、構築や設計といった上流工程を任されることが一般的です。

サーバーの構築

サーバーの構築とは、サーバーをラックに設置するラッキングや、ケーブルの配線などの物理的な作業や、サーバーにOSやミドルウェアなどをインストールして設定する作業などのことです。特に物理的な作業の際には、後からメンテナンスしやすいように設定や配線にも工夫が必要です。またサーバー用のOSには、Windows・Unix・Linuxなどさまざまな種類があり、ミドルウェアも豊富です。そのためサーバーの構築にはソフトウェアに関する幅広い知識も必要です。

サーバーの設計

サーバーの設計とは、サーバーに求められる性能や機能、予算などの要件を整理して、ディスク容量やCPU、メモリなどの基本的な性能に加えて、サーバーの稼働台数や接続方法といった基本設計を決めます。
 
基本設計が決まったら、そのサーバーで動作させるOSやミドウルェアを選択して設定内容を決める詳細設計に移ります。詳細設計時には、サーバーの障害発生時の対応なども決めておきます。
 
サーバーは24時間365日動作させることが一般的であり、サーバーを安定させるためには、サーバーの設計が適切であるかどうかが鍵です。万が一、障害が発生しても、サービス全体が停止しないように可用性も考慮して設計することも重要です。 

2. サーバーエンジニアの夜勤事情について

サーバーエンジニアに夜勤があるかどうかは、勤務先の企業によって異なります。24時間365日の監視が必要な、保守・運用に携わるサーバーエンジニアの場合は、夜勤が発生する可能性は高いでしょう。いつでもインターネット上で買い物ができるECサイトや、深夜でも営業しているコンビニなどが利用できるのは、サーバーが安定して1日中稼働しているからです。もしサーバーが数秒でも止まってしまうと、これらのサービスを提供している企業に大きな損害を与えてしまいます。
 
たとえ深夜であっても稼働することが求められるサーバーがある限り、そのサーバーを監視してメンテナンスするサーバーエンジニアの存在は欠かせません。そのため保守・運用を担うサーバーエンジニアに対し、夜勤が求められるのは仕方がないのかもしれません。

3. サーバーエンジニアに必要な知識とスキル

これからサーバーエンジニアに必要な知識とスキルをご紹介します。

基礎スキル

サーバーエンジニアには、ITに関する基礎スキルが必要です。具体的には、サーバーで動作するWindowsやLinux、UnixなどのOSのスキルや、ミドルウェアに関するスキルなどです。
 
またサーバーには機密情報や個人情報など、外部への漏えいが許されないデータが保存されていることがあります。そのためセキュリティに関する知識とスキルも必須です。ファイアウォールやセキュリティ対策ソフトなどの導入と運用方法についても、ある程度知っておくと良いでしょう。

サーバーの保守・運用フェーズに必要なスキル

サーバーの保守・運用フェーズには、サーバーの設定変更の方法や、サーバー監視ツールの使い方などのスキルが必要です。サーバーの監視ツールとは、ストレージの使用容量やCPUの使用率、メモリの使用状況など、さまざまな数値を得るための専用のツールです。
 
監視ツールを使い、特定の数値が異常値になったときに、どのような対応を取るのかなども予め知っておかなければなりません。
 
またサーバーのハードディスクやケーブルが物理的に破損したときには、交換部品を手配したり、自分で破損した部品を交換したりするスキルも必要です。

サーバーの構築フェーズに必要なスキル

サーバーの構築フェーズには、サーバーの設計に基づいて、OSやミドルウェアを選定して導入し、適切に設定するスキルが求められます。特にOSやミドルウェアを設計通りに設定することは重要です。ちょっとした設定ミスによって、障害が発生したり、セキュリティ事故につながったりするからです。

サーバーの設計フェーズに必要なスキル

サーバーの設計フェーズには、サーバーの使用目的や必要な機能に応じて、サーバーに必要な性能や、必要な台数を決める基本設計のスキルが必要です。さらにその基本設計を、設計書に落とし込むスキルも欠かせません。保守・運用には必要とされないスキルですが、上流工程を担うサーバーの設計者は習得するべきでしょう。

4. サーバーエンジニアの仕事で役立つ資格

サーバーエンジニアの仕事に役立つ資格を、「OS関連」と「ネットワーク関連」に分けてご紹介します。サーバーエンジニアになるのに必須の資格はありませんが、知識を身に付けてスキルを証明するためにも、以下でご紹介する資格の取得を検討すると良いでしょう。

OS関連の資格

まずはOS関連の2つの資格をご紹介します。

LPIC(Linux技術者認定資格)

LPIC(Linux技術者認定資格)とは、Linux技術者としての技術力を認定する資格です。2021年現在はLPI日本支部により運営されています。
 
試験は、Linuxに関する基本的な内容であるレベル1から、最高レベルの技術力を証明するレベル3まで分類されています。コンピュータを使って解答するCBT方式が採用されており、レベル1からレベル3まで、試験時間は90分で出題数は60問です。
 
資格の有効期限はありませんが、LPICには独自に5年間の「有意性の期限」が設定されています。

MCP(Microsoft認定資格プログラム)

MCP(マイクロソフト認定プロフェッショナル)とは、マイクロソフト製品に関する知識を認定する資格です。MCPは複数の資格を総称する名称ですが、サーバーエンジニアとして関係がある資格は、「Azure Fundamentals」や「Azure Administrator Associate」などです。
 
この両者はマイクロソフト社が提供するクラウドサービス「Azure」に関する出題です。Windows Serverに関する出題もあるため、サーバーエンジニアにとっても有益な資格と言えるでしょう。いずれもピアソンVUEの試験センターで受験できます。 

ネットワーク関連の資格

次にネットワーク関連の資格を2つご紹介します。

CCNA(Cisco Certified Network Associate)

CCNA(Cisco Certified Network Associate)とは、シスコシステムズが実施しているネットワークに関するベンダー資格です。シスコシステムズのルーターやスイッチに関する技術だけでなく、基本的なネットワークに関する技術も証明できる資格です。
 
CCNAを含めたシスコシステムズの資格は、シスコ技術者認定と呼ばれており、6つのグレードに分類されています。その中でもCCNAは下から2番目の「アソシエイト」レベルの資格です。
 
CCNAの試験時間は120分で、解答はコンピュータを使うCBT方式です。ピアソンVAEの試験センターで受験できます。

CCNP(Cisco Certified Network Professional)

CCNP(Cisco Certified Network Professional)とは、シスコシステムズが実施しているネットワークに関するベンダー資格の一つであり、特にプロフェッショナルレベルの技術者を認定する資格です。CCNPはセキュリティやコラボレーションなど、7つの種類に分類されており、どれか一つを選択して受験します。
 
さきほど紹介したCCNAは「アソシエイト」レベルですが、CCNPは1つ上の「プロフェッショナル」レベルの資格です。
 
CCNPは「コア試験」と「コンセントレーション試験」の2つの科目に合格することで認定されます。「コア試験」の試験時間が120分で、「コンセントレーション試験」の試験時間は90分です。CCNPも解答はコンピュータを使うCBT方式です。ピアソンVAEの試験センターで受験できます。

5. サーバーエンジニアの市場需要

次にサーバーエンジニアの市場需要について、年収事情と将来性の両面から解説します。

サーバーエンジニアの年収事情

レバテックキャリアに登録されているサーバーエンジニアの求人情報によると、サーバーエンジニアの年収の下限平均は約360万円、上限平均は約680万円、最高額は1,500万円であると公開されています。年収に広い差があるのは、サーバーエンジニアとしての技術力に差があるからだと考えられます。
 
特にセキュリティやクラウドの知識を持つサーバーエンジニアは、その分、活躍の舞台は広がりますし、転職活動時に、ほかのサーバーエンジニアとの差別化も可能でしょう。
 
またOSやネットワーク、アプリケーションなどの幅広いITの知識に加えて、マネジメントスキルがあれば、上流工程に携わることも可能であり、そうすればさらに年収を上げられるでしょう。

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サーバーエンジニアの将来性 

サーバーエンジニアの将来性はどうなっているのでしょうか。
 
サーバーはさまざまなシステムに必要であるため、サーバーエンジニアの仕事がなくなるとは考えにくいでしょう。またクラウドの普及により、業務で使うサーバーを自社のサーバールームやデータセンターなどに設置する機会も少なくなってきました。また保守・運用もクラウドサービスの提供者が自動で行うケースも増えてきており、中・長期的にみると、保守・運用しかできないサーバーエンジニアの需要は衰退する可能性があります。
 
すでにクラウドの普及がかなり進んでいますが、それでもオンプレミスでサーバーを運用するスタイルが今後ゼロになるとは言い切れません。ただ「クラウドファースト」や「クラウドジャーニー」などの言葉が広がったことからも、クラウドサーバーの設計や構築のスキルを持つサーバーエンジニアの需要は高まりつつあることが分かります。
 
そのため、今後もサーバーエンジニアとして長く活躍するためには、クラウドスキルを身に付ける必要があるでしょう。 
 
関連記事:サーバーエンジニアの将来性と、今後身につけるべきスキル

6. サーバーエンジニアの求人例

【業界】

・IT・通信 ・インターネット・ソフトウェア

【業務内容】
◆ITシステムの運用・サポート
サーバーエンジニアチームの一員として、主に社内受託案件のITシステムの運用・保守をご担当いただきます。1案件あたり5~6人のチームで作業を進めていただきます。
◆社内受託案件のプリセールス
システム理解が必要な打ち合わせでは、営業担当への同行、および顧客へのヒアリングや提案をお願いします。


【求められるスキル・経験】
・PHP/Rubyのスキル
・Linux、UNIX、Windowsなどのサーバ環境構築、運用経験(3年以上)
・顧客提案の経験
・チームワークを重視して仕事を進められる方
・明るくコミュニケーションを取れる方


【想定年収】
400~600万円

【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 残業手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇

【勤務地】
東京都

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7. まとめ

この記事では、サーバーエンジニアの仕事内容と求められるスキル、年収などを解説しました。サーバーエンジニアには、設計や構築、保守・運用などさまざまな仕事があり、それぞれに求められるスキルがあることを紹介しました。コスト削減や早期のシステム開発などの目的でクラウドサービスの普及が進んでおり、クラウドサーバーの重要度も増してきています。今後もサーバーエンジニアとして長く活躍するためには、クラウドサーバーを扱うスキルが必須となるでしょう。

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