営業職からSESを経て、独立系SIerへ転職【転職体験記】26歳、元営業マンのITエンジニアが語るキャリアの転機

氏名:S.T   年齢:26歳   性別:男性   職種:サーバーサイドエンジニア

レバテックキャリアは
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転職は単なる職場の変更ではなく、理想とする自己実現への道筋を示す活動でもあります。

レバテックキャリアを通じて転職を成功させたITエンジニアへのインタビュー企画。今回は、文系の営業マンからサーバーサイドエンジニアへと転身したS.Tさんの転職経験を探ります。

孤独な転職活動を乗り越え、理想の働き方を勝ち取るための助言とは? 2度の転職から得たS.Tさんの経験は、これから転職活動を始める人にとってのヒントになるかもしれません。
 

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文系営業マンがITエンジニアに転身したワケ

 

─今日はお越しいただきありがとうございます。まずは簡単な自己紹介からお願いできますか?

愛知県出身のS.Tと申します。年齢は26歳です。

法学部を卒業後、家電メーカーの営業職としてキャリアをスタートし、現在は都内でITエンジニアとして働いています。領域的にはサーバーサイドですね。

営業職自体は1年で辞め、未経験からSESに飛び込みました。その後、2023年の7月に再び転職して現在の会社に──と、経歴としてはそんな感じです。

─営業職からITエンジニアというキャリアは珍しいですね。転身のきっかけは何だったのでしょうか?

営業職に就いたものの、そもそも自分は人と話すことが苦手なんだ、と気づきまして……(笑)。

もちろん営業ノルマのプレッシャーもありましたが、特に人間関係が難しく、顧客に高圧的な態度を取られることもしばしばありました。そのストレスが転職を考える大きな理由になりましたね。

とはいえ当時は営業以外のスキルを持ち合わせていなかったので、何かしら専門性の高い技術を身につけないとまずいぞ、と焦っていまして。

そういった理由からプログラミングを学び、エンジニアに転職しました。

─前職のSESでは、どのようなプロジェクトに携わってきましたか?

PHPを使ったプログラミングがメインです。もう、本当にひたすらコードを書いてテストをして、という感じで。

具体的なプロジェクトの内容としては旅行会社のシステム開発、コールセンター向けの音声認識プログラムの開発、美容アプリの開発など、およそ2年半で4つのプロジェクトに参画しました。

─その後、2023年の7月に再び転職をされたわけですが、その理由を教えてください。

大きな理由は3つあります。

1つ目は、自分のスキルと報酬のバランスが取れていないと感じたこと。「自分はもっとできるんじゃないか」という気持ちも薄らあり、転職活動を通じて自身の市場価値を探る、という狙いもありました。

2つ目は孤独感です。SESの性質上、会社への帰属意識が持てず、出向先で仕事をしていても孤独を感じることが多かったんです。一人で出向して黙々と働くのではなく、同じ会社の同僚と喜びや苦労を分かち合いたいなと。

そして3つ目は、より自由な働き方への憧れですね。フルフレックスやリモートワークに大きな魅力を感じていました。

この2度目の転職の際にレバテックキャリアを利用しました。

自身にフィットする職場をどのように選び抜いたのか?

─2度目の転職の際にレバテックキャリアを利用してくださったとのことですが、弊社のサービスをどのような経緯で知りましたか?

YouTube上の広告です。前回の転職時には別の媒体を使っていたのですが「IT分野に特化したエージェント」というサービス形態に魅力を感じて登録しました。

─転職活動を開始したのは前職に在籍中のタイミングですか?

そうですね。サイトに登録し、内定が決まるまでの期間は約1ヶ月半くらいでした。

─スムーズに転職活動を進められたようですね。転職活動の過程で何社ほどエントリーしましたか?

はっきりとは覚えていないんですけど、だいたい15社ほどでしょうか。
内定をいただいたのはそのうちの3社でした。

─どのような優先順位で転職先を選びましたか?

まず絶対条件として設定していたのは「SESじゃない企業」という点。企業を探す段階で、SESは初めから除外していました。

すべてのSES企業がそうではないと思いますが、当時の勤め先では、やれることの上限が見えていたというか、制約を感じる場面があり、自分のスキルアップやキャリアを考えたときに、このままでいいのかなと感じることが多かったんです。

その次に給与と、フレキシブルに働ける職場環境、の3つですね。

─現在の会社を選んだ決定的な要素は何だったのでしょうか?

職場環境ですね。フルフレックス制度とリモートワークの自由度が高い点に大きく惹かれました。

実際に、いまは週に3、4回はリモートです。全く出社しないのも寂しいしメリハリがなさそうだなと思い、少なくとも週に1回は出社しています。

─職場に転職の意思を伝えたのはいつ頃だったのでしょうか?

内定をいただいてから少し期間を空けました。内定が3月後半で、退職意思を伝えたのは、だいたいその1ヶ月半後くらいでしょうか。

当時参画していたプロジェクトの状況も考慮し、適切なタイミングを見計らいました。

─入社が7月ということは、転職先には内定から3か月ほど待ってもらったということですよね?

そうですね。面接段階では6月から入社して欲しいと言われていたのですが、キャリアアドバイザーさん経由で交渉していただきました。

そういった要望なども、自分からは直接伝えづらいのでとても助かりましたね。

面接攻略の秘訣は転職エージェントの活用方法にあり

─面接ではどのような質問が多かったですか?

自分の経歴や使用しているプログラミング言語、担当した案件についての質問が多かったです。このあたりはほとんどの企業から聞かれました。

あとはそうですね……なかには「自分を動物に例えると?」なんて、ちょっと変わった質問も。

─面白い質問ですね! なんて答えたのですか?

なんて答えたっけなぁ……すみません忘れました。

いま答えるんだったらハイエナとかですかね? 目標に向かって貪欲に進みます! みたいな感じで(笑)。

─積極的な姿勢が伝わりそうですね。転職活動を成功させるために特に心がけたことはありますか?

経歴をしっかりと積んでから転職に臨んだ点が良かったと思います。

気持ち的にはもっと早く転職したかったのですが、機が熟すのを待ったというか。じっくりと辛抱強く2年間経験を積んだことで、より良い条件での転職が可能になったんじゃないかなと。

あと、レバテックキャリアのアドバイザーさんのサポートにはとても助けられました。事前に想定される質問を教えてくれて、面接の練習にも付き合ってくれたので、本番では落ち着いて対応することができました。

─具体的に、アドバイザーとの面接練習はどのように行われましたか?

主に電話やZoom上での模擬面接ですね。各企業ごとに担当のアドバイザーさんがいるので、その都度「この企業ではこういうことを聞かれるケースが多いです」「こういう回答が好まれるかもしれません」といった感じで毎回サポートしてくれました。

─そのほかレバテックキャリアを利用した感想はいかがですか?

レバテックキャリアを通じて、自分では見つけられなかった企業と出会えたのは非常に良い経験だったと思います。自分で探すには、それこそ数百、数千という無数の求人の中から自分に合う企業を見つけなくてはいけないので。

転職活動は孤独な戦いですが、担当の方が進捗状況を頻繁に確認しアドバイスをくれたので、精神的な支えにもなりました。

─ありがとうございます。スムーズに転職活動を進められた印象ですが、失敗したエピソードなどはありますか?

だいたいどの企業でもスキルテストを受ける機会があったんですが、あまり触れたことのない問題形式で戸惑ってしまい……。自分の準備不足だったなと。

そのほかにも、複数の企業でセキュリティに関する経験や知識の有無を問われたんですが、そのあたりの知識も乏しく、不採用となった企業がいくつかありました。

─セキュリティに精通している人材を求める企業が増えているのかもしれないですね。

そうですね。専門職でなくてもセキュリティに関する知識は強く求められているんだなと、今回の転職活動で改めて実感しました。

求職者の方はしっかりと勉強しておくことをおすすめします。転職活動においての強みになるだけじゃなく、実業務でも必ず必要になる知識だと思うので。

現在はテレビ局の大規模プロジェクトに参画

─現在勤務している会社の概要や仕事内容について教えていただけますか?

いま働いているのは、いわゆる独立系SIerです。DX領域が強みで、さまざまなクライアントから開発を請け負っています。

私が主に関わっているのは、あるテレビ局の動画配信サイトのリニューアルプロジェクトで、ユーザーインターフェースや管理機能の全面的な改修を行っています。

─そのプロジェクトで主に使用している技術について教えてもらえますか?

主にPHPを用いて開発を行っていて、フレームワークとしてはLaravelを活用しています。

─PHPのスキルに磨きをかけているんですね。その他のスキルとして、何か身につけているものはありますか?

基礎レベルですがJavaScriptとそのフレームワークであるVue.jsは使えます。 あと、AWSのインフラも一通り触れる程度には。

一方で、スキルというより"経験"という点で、詳細設計などをもう少し経験しておけばさらに柔軟に働けたのかなと思いますね。

─ありがとうございます。業務を通して、どんな時にやりがいを感じますか?

やっぱり取引先がテレビ局ということもあり、すごく大きなプロジェクトに関わらせていただいているんです。自分が開発したものが、今後いろんな人に使われるんだろうなって想像すると、すごくモチベーションが上がりますよね。

年収100万円アップ|サーバーサイドエンジニアの給与明細

─転職における優先順位に「給与」を挙げていましたが、転職前後でどのように変化しましたか?

転職前は残業を含めて年収380〜390万円だったのですが、転職後は残業がほとんどないにも関わらず年収が450万円にアップしました。

─それは素晴らしいですね。給与の交渉をしたのでしょうか?

はい、実は少しだけ。ただ、私が直接交渉したのではなく、キャリアアドバイザーさんを通じて交渉をしてもらいました。
もともと430万円の提示だったのを、450万円に。

─直接交渉ではなく、キャリアアドバイザーを通じた交渉が功を奏したわけですね。

そうですね。アドバイザーさんが間に入ってくれたおかげでスムーズに交渉が進みました。

─今回の転職を経て、ご自身が理想とした働き方を実現できていますか?

思い描いていた働き方は実現できています。ただ、フレキシブルすぎて最初はかなり衝撃的でした。こんなに自由でいいの? って。

月間の合計労働時間が決められていて、それさえ守れば1日の労働時間も休日も自分で設定していいんです。

必ずしも1日8時間働く必要はない、という選択肢があることにカルチャーショックを受けました。

─先ほどの経験の話と関連するかもしれませんが、 今後 ご自身でスキルアップしていきたい分野などはありますか?

やっぱり設計をもっとできるようになりたいですね。

そして、いまもひたすらコードを書いているんですけど、 もっともっと突き詰めて、いろんな言語などにも触れ、将来的にはフルスタックエンジニアを目指したいなと思っています。

─そういったスキルアップに向けて、何かしらの取り組みや勉強をしていますか?

会社のスキル支援制度でプログラミングのオンライン学習サイトを自由に使えるんです。
なので、これからガンガン使い倒していろんな分野を勉強しようかなと考えています。

転職活動は妥協をせず理想を求めるべき

─ここからちょっとプライベートなお話とかも聞いていきたいんですけど、今は一人暮らしですか? 月々の生活費の支出をざっくりと教えていただきたいなと。

はい、一人暮らしです。

支出は家計簿アプリで管理していて、こんな感じです。合計で毎月17〜18万円くらいですかね。 

─自己投資という項目がありますが、具体的にはどんなことを? 

本を買うことが多いです。最近ではサーバーに関するものや、 詳細設計について書かれたものなど。

ただ、読む時間をあまり確保できず、買ったはいいものの本棚に入りっぱなしのものが多いです(笑)

─いわゆる積読という状態ですね。休日の過ごし方をお伺いしてもいいですか?

これといったルーチンはないんですけども、ジムで体を動かしたり、 スーパー銭湯や岩盤浴に行ったり。

あとはスポーツ観戦が好きなので野球を見に行ったりラグビーを見に行ったり。独り身なのでいろいろ楽しんでいます。 

─今後の展望や目標について聞かせてください。

中期的な目標は、社内のグレード制度での評価を上げていくことですね。1〜7までのグレードがあり、現在はグレード3ですが、次のステップとしてグレード4になることを目指しています。

このグレードによって自分のスキルと能力が示されるだけでなく、今後の年収やキャリアにおいても重要な指針になるんです。

新卒の方々はグレード1からスタートしますが、私はある程度の経験を積んでいたので、3からのスタートでした。グレード4からマネジメント職になるので、まずはそこが目標ですね。

─最後に、今後転職を検討する方へ、具体的な行動計画や心構えについてアドバイスがあればお願いします。

転職活動では自分自身の「こうありたい」という欲求を捨てることなく、理想を追求することが重要じゃないでしょうか。希望する仕事内容や条件もそうですし、例えば早めの段階で内定獲得できると「第一希望ではないけれど、ここでもいいか」という甘えも、どうしても出てきちゃうと思うんです。

そこで妥協せずに自分の価値を信じ、より良い環境を求めるべきだと思います。そうすることで、本当に納得のいく転職が実現するんじゃないかなと。

もちろん転職活動は簡単なものではありませんが、キャリアアドバイザーさんの存在はとても心強いです。つまずいたときには積極的に相談してみてください。必ず親身になって手助けしてくれると思います。

─S.Tさんの経験とアドバイスが、多くの人にとって参考になると思います。貴重なお話をありがとうございました。
 

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