EVENT REPORTイベントレポート

ヒカラボレポートとは、開催されたヒカラボにおいて、登壇者が伝えたい講演内容を記事としてまとめたものです。ご参加された方はもちろん、ヒカラボに興味があるという方も是非ご覧ください。

イベントレポートvol.10

アクセンチュアの考えるモバイルファースト指向のサービス設計とは?

2016/05/17(火)更新2016/03/08(火)19:30~21:30

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2016年3月8日(火)開催のヒカ☆ラボの講演テーマは、「アクセンチュアの考えるモバイルファースト指向のサービス設計とは?」。世界最大の経営コンサルティングファーム・アクセンチュア株式会社のソリューション・エンジニア職で、シニア・マネジャーとして活躍する佐藤卓也氏が登壇しました。

会場には約80名もの人々が集まり、エンジニアリングだけでなく、マネジメント経験も豊富な佐藤氏の話に熱心に耳を傾けていました。

講演者プロフィール

アクセンチュア株式会社
デジタルコンサルティング本部 シニア・マネジャー
佐藤 卓也(さとう たくや)氏
2005年にエンジニア職としてアクセンチュア入社。大手ECサイトや金融業界向けのシステム開発などに携わる。現在はモバイルアプリの専門家として多数のクライアントのサービス設計を行っているほか、メインのSIプロジェクトではマネジメントや障害対応など「何でも屋」ロールを実施中。趣味として携帯アプリやスマホアプリの開発を行っており、XcodeとAndroid StudioとEC2が好き。言語はあまり問わないが、JavaScript系などを嗜む。

アクセンチュアの仕事の流れ

講演の前半では、「アクセンチュアの仕事の流れ」や「アクセンチュアの考えるデジタルビジネス」、「アクセンチュアのサービス設計」についてお話しいただきました。

 

アクセンチュアでは、大分すると職種がコンサルタント職とエンジニア職に分かれており、各産業のエキスパートと技術・戦略の専門家たちが集結してプロジェクトを進めているそうです。その中で佐藤氏が務めるソリューション・エンジニア職の人々は、戦略・提案フェーズで決定した「ビジネスプラン」を実現するためのシステム構築作業をメインで行っていると言います。

 

アクセンチュアの考えるデジタルビジネス

また、デジタルビジネスにおいて、多くの企業がスマホやタブレットなどのモバイル導入は「生産性の向上」や「作業の効率化」、「コスト削減」、「営業の効率化」を目的としているのに対し、アクセンチュアでは「データ収集・分析・意思決定サイクルの高速化」を目的としていると佐藤氏は語りました。

「データ収集・分析・意思決定サイクルの高速化」の実現はさまざまなサービスの既存の販売モデルを一新させると佐藤氏は言います。これにより、新しいチャネルやポータル、製品とサービスと顧客の購買活動を繋いで可視化するモバイルアプリ、先進的な分析モデル基盤を創りだすことができるそうです。

 

アクセンチュアのサービス設計

続いて、サービス設計の話では、コンシューマ向けサービスは人間の生活や感情に立ち返って思考する「人間中心のデザイン・コンサルティング」が必要であると語りました。

講演では、サービス設計について(1)ペルソナ定義→(2)カスタマージャーニーマップの作成→(3)サービスシナリオ定義の順で説明を行いました。

佐藤氏は各工程の進め方について、以下のように語りました。

・ペルソナ定義…顧客の内面やより深いニーズ、サービスの課題発見につなげるため、顧客の層をいくつか設定して、なるべく具体的にプロファイルする。写真を入れるとイメージがわきやすく、話し合いが盛り上がる
・カスタマージャーニーマップ…顧客に影響を与える要因の細部や顧客感情を理解しながら、課題のある領域と発展が見込める領域を見つけ、サービスアイデアを抽出する
・サービスシナリオ定義…カスタマージャーニーから導いた課題に対して、ペルソナ目線でアイデアを明確化する

そのほかにも佐藤氏は、モバイルUXデザイナーとアプリ開発者を集約したUXデザインチームが、どのようにUX設計を行っていくかについても説明してくださいました。

 

新時代が求める“連続スペシャリスト”とは

講演後半のお話は「これからの働き方」と「アクセンチュアとエンジニア」について。

佐藤氏はリンダ・グラットン著の「WORK SHIFT」を紹介しながら、これからの時代に求められるのは、高度な専門知識や技能を複数持った“連続スペシャリスト”だと言います。現代は広く浅い知識を持ったゼネラリストが求められていても、近い将来、これらは人工知能やコンピュータに置き換わると予想されているためです。

人材としての価値を上げるには、異なる分野の専門スキルを複数身につける必要があると語りました。

アクセンチュアでも、ブルーオーシャン戦略をとりやすいと考えられている連続スペシャリストの需要は高く、佐藤氏自身も、そんな尖ったエンジニアたちと仕事がしたいと話し、講演を終えました。

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現在アクセンチュアでは、第二新卒採用も行っています。異業種出身の方、将来の選択肢を広げたいという方にも、ぜひチャレンジしていただきたいです!
詳細は下記URLよりご確認ください。
 
▼アクセンチュア株式会社 採用ページ
https://www.accenture.com/jp-ja/careers/find-your-fit-daini
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