ピックアップ記事

IT・Webエンジニア、クリエイターに特化した転職支援サービス「レバテックキャリア」が、注目企業のインタビューをお届けします。
レバテックの営業が注目企業のCTOの視野に迫る「CTOの職務経歴書」や、
IT・Web業界で注目のサービスの裏側に迫る企業インタビューなど転職活動で抑えておきたい記事を掲載しています。

転職支援サービスをご希望の方はこちら

【CTOの職務経歴書】|株式会社ネットマーケティング CTO 柿田 明彦氏【後編】世の中にインパクトを与え、ユーザーの人生を変えていくようなサービスを追求したい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前回に引き続き、株式会社ネットマーケティングCTOの柿田明彦氏のインタビューをお届けします。

ネットマーケティング社への転職を決めた理由、CTOとしての考え方、さらには今後、どのように進化していきたいかについて、お話を伺いました。
 

株式会社ネットマーケティングとは?
インターネットの可能性を追求し、広告事業とメディア事業を柱に、新しい価値を社会に提供。メディア事業では、2012年に「Omiai」、2015年1月に「Switch.」をリリース。「Omiai」の累計会員数は100万人を突破している。
http://www.net-marketing.co.jp/

もっと世の中の役に立ちたいという思いで転職を決意

-柿田さんがネットマーケティング社に転職されるのは2012年12月ですね。転職を決めたきっかけはどのようなものだったのでしょう。

柿田:エンジニアとして、もっと社会に広くインパクトを与える仕事がしたかったからです。前職ではクライアントに喜んでいただくやりがいはあったものの、成果物の影響範囲が狭かった。もっともっと幅広く世の中の役に立ちたいという思いをずっと抱いていました。

ユーザーに「このサービスがあったから人生が変わりました」と言っていただけるような自社サービスを作りたいと考えたんですね。

なので、より直接的にエンドユーザーとつながるならBtoBよりBtoCだと思い、転職を決意しました。

そうした結論に至ったなかで、ネットマーケティング社への入社を選択した決め手はどのようなものだったのでしょうか。

柿田:正直な話、最初にネットマーケティングを知ったとき、主要サービスが恋愛マッチングサービスの「Omiai」ということで、「出会い系か。怪しい会社だな」と感じました(笑)。ただ、実際にOmiaiについて調べてみると、サービスとしてとても誠実に設計されていることに気づいたんです。

Facebookを活用するといっても、利用者のプライバシーには配慮されていますし、既婚者をはじくような仕組みがあって安心も確保されている。当時のユーザー数は今ほど多くありませんでしたが、このサービスの革新性に衝撃を受け、これならもっと伸びると確信しました。加えて、結婚というライフイベントを支援することで、広く世の中の役に立てると思えたことが大きいですね。

私が入社する前のOmiaiはPC版のみでしたが、今後はスマートフォンにも対応していくとのことでした。私は、これからのWebサービスは、スマートフォンとの相性が高まると考えていたので、その点でもこの会社で働きたいと思った記憶があります。

もっと世の中にインパクトを与えたいとの思いから転職を決意

自分の子どもにも、自信を持って勧められるサービス

入社してからはどのような業務に携わりましたか。

柿田:まずはOmiaiのiPhone版リリースに向け、開発を委託していた外注スタッフのマネジメントを担当しました。iPhone版のリリース後は、Android版ですね。

私自身、前職ではマネジメントを経験していたので、外注のコントロールはうまくいきました。

実際にご自分で開発を担当して、Omiaiの印象は変わりましたか。

柿田:私が予想していた以上に、世の中にインパクトを与えているサービスであることを実感することができました。

「Omiaiのおかげで彼氏ができました」とか「結婚して来月子どもが生まれます」といった声を、毎日のようにいただいています。ときには手書きの礼状が来ることもあり、感動して涙が出ることがあります(笑)。

入社前には怪しいと思いましたが、今は正反対です。私には8歳と4歳の子どもがいますが、すでに「大人になったらOmiaiでいい人をさがすんだぞ!」と言って聞かせています。8歳の息子はOmiaiのステッカーを見ると嬉しそうに「大人になったらいい人みつかるかな」と聞いてきます。本当に誇りを持ってOmiaiの開発に携わっています。

恋愛マッチングサービスの将来性についてはどうお考えですか。

柿田:私は十分にあると思っています。

アメリカでは6人に1人がオンラインマッチングサービスで出会っていますが、日本ではどうしても出会い系の悪いイメージがありますよね。私はこれを払拭し、安心して利用できるサービスを定着させたいと考えています。

なので、マッチングサービス市場を広げるという意味では、競合他社さんも仲間だと考えています。

一人でも多くの人に、結婚の幸せを感じて欲しいという

CTOとして内製化と人材育成に取り組む

では、CTOになられてからのお話を聞かせてください。CTO就任時、ご自分の使命はどのようなものだと考えましたか。

柿田:Omiaiのスマートフォン版リリースの際に、外注スタッフを管理したことが評価された結果だと思うので、マネジメントの点で責任のある立場に立ったんだなと考えました。

と同時に、今後はサービスを内製化していく必要を感じました。その頃は、開発メンバーが足りず、外注に頼らざるを得ないという現実がありました。

けれども、開発スピードを上げ、サービスの質を向上させるには、内製化は避けて通れません。どうやって開発体制を立て直すか、正直、不安も大きかったですね。

具体的には、どのように体制作りを進めたのでしょう。

柿田:まず内製化については、当然いきなりというわけにはいきません。最初の数か月で保守を引き継ぎましたが、メンバーが足りないので常駐派遣の方何名かに来てもらい、そこから少しずつ業務を引き継ぎました。主要なメンバーがすべて社員に置き換わるまでに1年半ほどかかりましたね。

また、並行して人材の育成も急務でした。新規採用と既存の人材育成との両面がありますが、いずれの場合も最終的に目指すところは共通しています。

それはどういったものなのでしょう。

柿田:私が考えたのは2つ。フルスタックエンジニアを目指してほしいということと、自社サービスへの理解を持ってほしいということです。

フルスタックエンジニアといっても、万能のスーパーマンというわけではありません。誰でもそれぞれ好きな領域や得意な分野がありますよね。でも、そこで満足せず、少しずつ手を広げていけば、“気の利いた”エンジニアになれます。

たとえば、iPhoneの開発をする人のなかには「Androidはやりません」という人もいますが、これでは駄目です。進んで「Androidもやります」「サーバー側も作ってみたいです」と言ってくれる人を増やしたいですし、実際に当社ではそうなりつつあります。

もうひとつの自社サービスへの理解とはどういうことでしょう。

柿田:エンジニアは「作ればいい」になってしまう傾向が強いのですが、私はそれは違うと思いますし、それだけではつまらない。

自社サービスがどのようにマネタイズしているのか、なぜうまくいっているのか、どこに問題があるのか。こういったことについて興味を持てば、必ずそれはコーディングにも活きていきますし、ものづくりの楽しさがグッとアップします。

私は採用のときには、自分の夢や考え方を語るようにしています。そこに共感してくれる人なら、一緒に向上していけるし、一体感を持って働けると思うんですね。そういう人材が増えていくことで、これからもっといい体制を築けるのではないかと思っています。

自ら率先してコードを書くことで、全体の意識を高める

柿田さんご自身は、CTOに求められる資質はどのようなものだとお考えですか。

柿田:明るい人、ですね。

もちろん具体的には、技術的な方針を決めるのがCTOの仕事なのですが、資質として考えると、実はもっと大事なのがコミュニケーション能力なんです。

CTOとは、相談相手です。納期が厳しいときや、コードのレビューが必要なときなどに、メンバーが相談しやすい存在であるように、ムードメーカーであろうと心がけています。

ちなみに、CTOになられた今でもコードを書かれることはあるのでしょうか。

柿田:もちろん書きますよ。当社の新しいサービス「Switch.」は、私がフルスクラッチでフレームワークを作成しました。

私の理想として、プログラミングするエンジニアがビジネスロジックのみに集中できる環境を作りたいと思っていて、Switch.のフレームワークではそれを実践しています。

仕事以外でも、個人的に行き帰りの電車でも書きますし、家に帰っても家族が寝ている横で布団の中でコーディングしています。「お父さん、パソコンやめてよ」とよく4歳の娘に言われます(笑)。

本当にコードを書くのがお好きなんですね。疲れるということはありませんか。

柿田:私は、プログラミングの面白さはゴールがないことだと思っているんです。次々に新しい技術や仕組みが出てきますし、新しいことは大好きなので、つらいということはありませんね。

会社全体のレベルアップをするのもCTOの大切な役割なので、まずは自分が率先して新しい技術を試すのは当然のことです。それが社員の意識を高めることになりますから。

では最後に、これから柿田さんがどのようなCTOになっていきたいかについてお聞かせください。

柿田:新しいビジネスをバリバリ立ち上げていくことに関わりたいですね。そのためには、次のCTOになれるような人材も育てる必要がありますし、もっとスピーディーにクオリティの高いサービスを提供できるチームを作っていくことも求められます。

当社の企業理念は「The New Value Provider ∞ Internet(ザ・ニュー・バリュー・プロバイダ・インフィニティ・インターネット)」。インターネットで社会に新しい価値を提供する集団です。OmiaiやSwitch.はまさにその理念を具現化したサービスですが、今後もそんなサービスを世に送り出したいですね。

世の中を変えるような新規サービスをどんどん開発したいと語る
前編を読む試行錯誤して、誰かの役に立つ喜び。プレイヤーからマネジメント側になった今でも、それは変わらない

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

無料"個別相談会"実施中-平日の夜、土曜も実施しています!-

転職・求人・採用情報を探す

プライバシーマーク

レバテック株式会社は、
「プライバシーマーク」
使用許諾事業者として
認定されています。

職業紹介優良事業者第1402022(01)号
1402022(01)

レバレジーズ株式会社は、
職業紹介優良事業者として認定されています。