CCNA合格に必要な勉強時間はおよそ200時間!難易度や対策を紹介

最終更新日:2025年6月13日

「CCNAの資格を取りたいけど、どれくらい勉強時間が必要?」
「難しそうで不安…」と感じていませんか?

結論として、CCNAの合格に必要な勉強時間の目安は、未経験者の方で200時間程度です。1日2時間の学習時間を確保できれば、約3ヶ月で取得を目指せます。

この記事では、CCNAの難易度や合格に必要な勉強時間、勉強方法、おすすめの参考書などのほか、CCNA以外のネットワーク関連の資格についても詳しく解説しています。CCNA取得を目指している方やネットワーク関連の資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事のまとめ

  • CCNA合格に必要な勉強時間の目安は、120~200時間程度
  • CCNAの難易度は、ITスキル標準ではレベル2に位置づけられている
  • CCNAを取得するには、参考書を読み、問題演習を繰り返すことが重要

CCNA合格に必要な勉強時間と難易度

CCNAは、シスコシステムズが提供するネットワーク技術者向けの資格です。ここでは、CCNA合格に必要な勉強時間と難易度について解説します。


以下で、これらの項目について詳しく見ていきましょう。

関連記事:CCNAの資格概要を解説!難易度や勉強方法も紹介

CCNA合格に必要な勉強時間は200時間程度

CCNA合格に必要な勉強時間の目安を対象者ごとに表にまとめました。

対象者 必要な時間
未経験者 200時間程度
エンジニア経験者 150時間程度
ネットワーク
実務経験者
120時間程度

CCNAの勉強時間の目安は、人によって異なります。ネットワークに関する知識や経験がない未経験者の場合は、200時間程度の学習時間が必要です。すでにエンジニアとしての実務経験がある場合は150時間程度、ネットワークの実務経験がある場合は120時間程度が目安となります。

たとえば、1日1時間の勉強時間を確保できる未経験者の場合は、約7ヶ月で試験対策が可能になります。1日2時間の場合は約3ヶ月、1日3時間の場合は約2ヶ月で合格を目指せるでしょう。計画的に学習を進めることが重要です。

関連記事:ネットワークエンジニアに必要な勉強内容とその学習方法

CCNAの難易度は入門レベル

CCNAの難易度は、ITスキル標準(ITSS)ではレベル2に位置づけられています。これは基本情報技術者試験LinuCレベル1と同等です。また、シスコ技術者認定の中では、下から2番目のアソシエイトレベルに分類されます。

試験範囲は、ネットワークの基礎知識、ネットワークアクセス、IP接続、セキュリティの基礎など幅広いです。以前は分野ごとに試験が分かれていましたが、2020年の改訂により1つの試験にまとめられたため範囲が広がり、難易度が上がったと言われています。

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CCNA合格に向けた勉強方法

この記事では、CCNA合格に向けた効果的な勉強方法をステップごとに紹介します。大きく分けて以下の2つのステップで学習を進めることがおすすめです。


それぞれのステップについて、詳しく説明します。

1. 参考書を読む

まず、参考書を読み、CCNA試験の全体像を把握しましょう。参考書を活用することで、気になった部分や不明点を繰り返し手元で確認することができます。

おすすめの参考書としては、以下の3つが挙げられます。

上2冊はCCNAの取得に向けて、ネットワークの基礎を学べる初心者向けの書籍です。IT業界未経験者やネットワーク分野未経験者はこれらから学習を始めると良いでしょう。CCNA完全合格テキストは、白本と呼ばれる参考書で、ボリュームが大きいため、逆引き辞典として活用するのがおすすめです。

2. 練習問題に繰り返し取り組む

参考書である程度の知識をインプットしたら、練習問題に繰り返し取り組みましょう。間違えたり、分からなかったりした問題は解説をよく読んで理解し、再度挑戦することが重要です。インプットとアウトプットを繰り返すことで、知識の定着を図ることができます。

問題演習におすすめの教材は以下の通りです。

上記のような教材を活用することで、問題演習を効率的に進められます。

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CCNA以外のネットワーク関連資格

CCNA以外のネットワーク関連資格を以下の表にまとめました。資格取得を検討する際の参考にしてみてください。

資格 概要
CCT シスコシステムズが提供する資格の1つ。
CCNAの前段階で初級の資格。
LinuC Linuxに関する技術が問われる資格。
レベル1~レベル3、システムアーキテクト
の4段階の試験が提供されている。
CompTIA Network+ 国際的に認められているベンダーニュートラルな
ネットワーク技術者認定資格。受験するには、
ネットワーク関連業務に従事した経験が
最低9~12ヶ月必要。

これらの資格は、それぞれレベル感や対象とするスキルが異なります。自分のレベルや扱うツールなどを理解した上で、受験を検討することをおすすめします。

ネットワークに関連する資格についてさらに詳しく知りたい方は「ネットワークエンジニアにおすすめの資格一覧!難易度や取得順番も紹介」をご覧ください。

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CCNAに関するよくある質問

ここでは、CCNAに関するよくある質問に回答していきます。紹介する質問は以下の3つです。


類似の疑問を持つ方は参考にしてみてください。

Q1. CCNAの合格点は何点ですか?

公式では合格点は公表されていません。しかし、合格者の体験談などから、825点~850点以上取得すれば合格できる可能性が高いと考えられます。試験前のアンケートで300点が加算され、1000点満点中825点以上が目安となります。つまり、700点中525点以上の得点が必要です。

Q2. CCNAの合格率を教えてください

公式では合格率は発表されていません。一般的には20~30%程度と言われています。ただし、合格率と難易度は必ずしも一致するわけではないので、必要以上に身構える必要はありません。事前にしっかりと学習時間を確保し、適切に対策すれば合格可能です。

Q3. CCNAは何ヶ月で取得できますか?

CCNAの取得にかかる期間は、学習者のこれまでの経験や、1日に確保できる学習時間によって大きく異なります。目安として、下記の表を参考にしてください。

対象者 必要な
学習時間
目安期間
(1日2時間の場合)
目安期間
(1日3時間の場合)
未経験者 200時間
程度
約3ヶ月 約2ヶ月
エンジニア経験者 150時間
程度
約2.5ヶ月 約1.5ヶ月
ネットワーク
実務経験者
120時間
程度
約2ヶ月 約1ヶ月

いずれの場合も、学習時間を毎日確保できるかどうか、個人の学習ペース、理解度などによって学習期間は変動します。計画的に学習を進め、必要に応じて学習時間を調整することが重要です。

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まとめ

この記事では、CCNAの資格取得を目指している、検討している方に向けて、合格に必要な勉強時間や勉強方法、ネットワーク関連の資格などを解説しました。

CCNAの取得に必要な勉強時間は、未経験者で約200時間、エンジニア経験者で約150時間、ネットワーク実務経験者で約120時間程度が目安です。参考書で全体像を把握したあと、練習問題を繰り返し解くことで知識の定着を図れます。

CCNAは、ネットワークエンジニアにとって重要な資格です。取得には一定の努力が必要ですが、この記事で紹介した内容を参考に学習に取り組んでみてください。CCNAの取得は、あなたのキャリアアップに大きく貢献するはずです。

※本記事は2025年5月時点の情報を基に執筆しております

この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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