バックエンドエンジニアがやめとけと言われる4つの理由や向いている人

最終更新日:2025年5月1日

「バックエンドエンジニアはやめとけ」「きつい」という意見が多く不安に思っていませんか?

バックエンドエンジニアがやめとけと言われる理由としては、必要な知識の幅広さやプレッシャーの大きさ、システムの複雑さ、緊急対応の負担などが挙げられます。

この記事では、これらの理由を解説しつつ、バックエンドエンジニアとして働くメリット、向いている人の特徴なども詳しく紹介します。

この記事を読めば、バックエンドエンジニアの実態を理解し、自分に適した仕事なのか判断しやすくなるでしょう。これからバックエンドエンジニアを目指そうとしている人はぜひ最後まで読んでみてください。

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この記事のまとめ

  • バックエンド領域で必要なスキルは幅広いため、習得が大変
  • バックエンドエンジニアはサービスの根幹を支えるため、重圧が大きい
  • スキルアップの機会が多い、やりがいが大きい、需要が高いなどのメリットもある

バックエンドエンジニアがやめとけと言われる4つの理由

バックエンドエンジニアは、Webサービスやアプリケーションの裏側を支える重要な職種です。しかし、「やめとけ」という意見も存在しています。

バックエンドエンジニアがやめとけと言われる理由としては、主に以下の4つが挙げられます。


以下で詳しく解説するので、これからバックエンドエンジニアを目指そうとしている人は参考にしてみてください。

1. 実装・構築やDBスキルなど幅広い知識が必要になる

バックエンドエンジニアがやめとけと言われる理由の1つに、幅広い知識が必要である点が挙げられます。バックエンドエンジニアの主な仕事の流れは、以下のとおりです。

  • 1. 要件定義・設計

    2. 実装・構築

    3. 運用・保守

これらの仕事を行うには、プログラミング言語やデータベース、SQL、インフラに関する知識など、幅広い知識が必要です。

たとえば、JavaやPythonといったプログラミング言語に加え、データベースやSQLなどインフラに関するスキルも求められます。また、AWSやGCPなどのクラウドに関する知識も必要とされます。

バックエンドエンジニアは習得しなければならない知識が多く、未経験者からすると、比較的難易度の高い仕事と言えるでしょう。

2. システムの根幹を触るためプレッシャーが大きい

バックエンドエンジニアが携わるデータベースはシステムの根幹となる部分であるため、業務には大きなプレッシャーが伴います。この点も「やめとけ」と言われる理由の1つです。

もしデータベースでバグが発生すると、サービス全体に大きな影響を与えてしまいます。そのため、バックエンドエンジニアは常に高い責任感を持って仕事に取り組まなければなりません。

その責任の重さから、きつさや辛さを感じる人も多く、「やめとけ」と言われています。

3. 複雑なシステムを作る場合がある

バックエンドエンジニアは、システムの種類によっては非常に複雑なシステムを構築する必要があります。複雑なシステム開発は難易度が高く、設計・開発するには高度な技術力や経験が求められます。この点も「やめとけ」と言われる理由の1つです。

Webサービスやアプリケーションの裏側の処理は、表から見える部分よりもはるかに複雑なケースがあります。たとえば、大規模なECサイトでは、膨大な商品データの管理や、リアルタイムでの在庫管理、多様な決済方法への対応など、複雑な処理が必要です。

また、複雑なシステム開発では、要件定義の段階から難しさに直面する場合があります。システムが複雑になればなるほど、クライアントの要望を正確に理解し、システムの仕様に落とし込むことが困難です。

担当するシステムにもよりますが、このような場合もあることからバックエンドエンジニアはやめとけと言われています。

4. 障害対応が必要である

システムに障害が発生した際、すぐさま対応をしなければならないことは、バックエンドエンジニアがやめとけと言われる理由の1つです。

Webサービスやアプリケーションは、24時間365日、常に安定して稼働している必要があります。そのため、システムに障害が発生した場合、バックエンドエンジニアは昼夜問わず、休日であっても対応しなければなりません。

このような障害対応は、バックエンドエンジニアにとって大きな負担となる場合があり、肉体的にも精神的にも疲弊してしまう原因となります。ただし、企業によっては、オンコール体制が整っていたり、チームで対応することで負担を軽減するなどの対策をとっている場合もあります

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やめておくべき?バックエンドエンジニアとして働くメリット

「やめとけ」と言われることもあるバックエンドエンジニアですが、一方で多くのメリットがあることも事実です。バックエンドエンジニアとして働くメリットとしては主に4つが挙げられます。


以下で詳しく解説していきます。

スキルアップの機会が多い

バックエンドエンジニアは、幅広い技術や知識を習得できる点が大きなメリットです。データベース、サーバーインフラ、セキュリティ、API設計など、多岐にわたる技術に触れることができます。

また、バックエンドエンジニアは、日々発生するさまざまな課題を解決していく中で、問題解決能力も磨かれていきます。課題発見から問題解決までの一連のプロセスを経験することで、論理的思考力や分析力も向上していくでしょう。

自身のキャリア形成において大きな強みとなるスキルを得られることは、バックエンドエンジニアとして働くメリットと言えます。

やりがいを感じられる

バックエンドエンジニアは、システムの根幹を扱うため、責任感とやりがいを強く感じられる仕事です。自分が開発したシステムが、多くのユーザーに利用されることで、社会に貢献しているという実感を得ることができます。

また、大規模なシステム開発では、チームで協力してプロジェクトを進めるため、チームワークの大切さや、仲間と協力して目標を達成する喜びを味わうことができます。プロジェクトの成功は、個人の成長だけでなく、チーム全体の成長にもつながるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。

システムが正常に稼働したときやユーザーが快適にシステムを利用しているときに、大きな達成感を得られるのがメリットです。

クラウドの発達やデータ量の増加による需要が高い

クラウドの発達やデータ量の増加に伴い、バックエンドエンジニアの需要は高い傾向です。AIやIoTの普及により、データ量は増加の一途をたどっており、これらのデータを処理・管理するためのバックエンドシステムは重要性が高まっています。

また、クラウドを利用したシステムの構築や運用も増加しており、クラウドに精通したバックエンドエンジニアの需要が非常に高いです。

たとえば、AWS(Amazon Web Services)は、クラウドサービスの代表的なプラットフォームであり、多くの企業がシステム構築に利用しています。AWSを使いこなせるバックエンドエンジニアは、市場価値が高く、多くの企業から求められています。初心者は、まずAWSを学ぶことから始めるのがおすすめです。

クラウド技術やデータ処理・管理システムに対する需要は今後も高まり続けると予想されるため、バックエンドエンジニアの将来性は非常に明るいと考えられます。

関連記事:AWS認定資格一覧!全種類の概要や難易度、取得するメリットを解説

専門性を磨いて市場価値を高められる

バックエンドエンジニアは、専門性を磨くことで市場価値を高められる点が大きなメリットです。

システム開発においては、常に複雑な問題が発生します。これらの問題を解決するためには、さまざまなアプローチが必要です。既存の技術の組み合わせや、新しい技術の導入など、試行錯誤を繰り返すことでスキルを高められるでしょう。

また、セキュリティ対策もバックエンドエンジニアの重要な仕事の一つです。サイバー攻撃の脅威は年々増加しており、企業のシステムを守るためには、高度なセキュリティ対策が必要となります。企業によっては、セキュリティエンジニアが専門的に担当する場合もありますが、バックエンドエンジニアもセキュリティに関する知識が求められます。

このように、バックエンドエンジニアは高度な専門知識とスキルが必要です。専門的な知識を掘り下げることで自身の市場価値を高め、キャリアアップや年収アップにつなげることができます。

関連記事:セキュリティエンジニアの平均年収・給料の統計

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バックエンドエンジニアが向いている人の特徴

バックエンドエンジニアに向いている人の特徴は、主に以下の4つです。


以下で詳しく紹介していきます。

粘り強く問題を解決に導ける人

バックエンドエンジニアには、粘り強く問題を解決に導ける人が向いています。

バックエンドエンジニアの仕事は、常に問題解決の連続です。システム開発では予期せぬエラーやバグが発生することは日常茶飯事で、原因を特定し、解決策を見つけ出すまでに長い時間を要することも少なくありません。

たとえば、開発中のシステムで原因不明のエラーが発生した場合、ログを解析したり、コードを1つずつ確認したりするなど、地道な作業が必要になります。すぐに解決策が見つからない場合でも、諦めずに粘り強く問題に取り組むことができる人は、バックエンドエンジニアの適性があります。

やりがいのある環境で働きたい人

プレッシャーがあってもやりがいがある環境で働きたい人は、バックエンドエンジニアに向いています。

バックエンドエンジニアは、システムの根幹を担う仕事であるため、大きな責任とプレッシャーが伴います。一方で、バックエンドエンジニアは、システム開発を通して社会に貢献しているという実感を得られる、やりがいのある仕事でもあります。

障害発生時の対応など、重圧が大きい環境であっても、多くのユーザーに利用されることで、社会を支えているという達成感ややりがいを感じたい人におすすめです。

探求心があり学習意欲のある人

バックエンドエンジニアに向いている人の特徴として、探求心があり、学習意欲が高い人が挙げられます。

IT業界は技術革新が非常に速く、常に最新の技術やトレンドをキャッチアップし、自身のスキルをアップデートしていく必要があります。

新しい技術を学ぶことに抵抗がなく、常に探求心を持って学習を続けられる人は、バックエンドエンジニアに向いていると言えるでしょう。さまざまな技術や知識が必要となるため、幅広い分野に興味を持ち、積極的に学んでいく姿勢が重要です。

休日や夜の出勤が苦でない人

休日出勤や夜間勤務が苦でない人は、バックエンドエンジニアに向いています。バックエンドエンジニアは、システムの安定稼働のために、休日や夜間の対応が必要となる場合があります。

たとえば、システムに障害が発生した場合、時間帯を問わず対応しなければならず、場合によっては深夜や休日に出勤しなければならないケースも少なくありません。また、システムのアップデートやメンテナンス作業なども、ユーザーへの影響を最小限にするため、深夜や休日に実施されることが一般的です。

そのため、休日や夜間の出勤に抵抗がなく、柔軟な働き方ができる人は、バックエンドエンジニアに向いていると言えるでしょう。

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バックエンドエンジニアに関するよくある質問

ここでは、バックエンドエンジニアに関するよくある質問と回答を紹介します。


類似の疑問を持つ方は参考にしてみてください。

Q1. 未経験からバックエンドエンジニアになれますか?

未経験からバックエンドエンジニアになることは可能です。IT業界の人材不足により、未経験者でも採用される傾向が強まってきています。

プログラミングスクールやオンライン学習サイトで基礎知識を学び、ポートフォリオを作成することで、採用可能性が高まります。

関連記事:未経験からサーバーサイドエンジニアに転職する方法

Q2. バックエンドエンジニアの仕事内容は何ですか?

バックエンドエンジニアは、Webサービスやアプリのサーバーサイドのシステム開発を担当します。具体的には、データベースの設計・構築、APIの開発、サーバーインフラの構築・運用などです。

ユーザーが快適にサービスを利用できるよう、システムの安定稼働を支える重要な役割を担います。

関連記事:サーバーサイドエンジニアとは?仕事内容や資格、勉強方法などを紹介

Q3. バックエンドエンジニアはどのようなスキルが必要ですか?

バックエンドエンジニアに必要なスキルは、主に以下のとおりです。

  • ・プログラミングスキル:Java、Python、PHP、Rubyなど

    ・データベースの知識:MySQL、Oracleなど

    ・サーバーインフラの知識:Linux、AWS、GCPなど

    ・セキュリティの知識:ファイアウォール、IDS/IPSなど

これらのスキルに加えて、問題解決能力やコミュニケーション能力なども重要です。

関連記事:サーバーサイドエンジニアに必要なスキルは?資格や勉強方法まで解説

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まとめ

この記事では、バックエンドエンジニアが「やめとけ」と言われる理由や、働くメリット、向いている人の特徴などについて解説しました。

「やめとけ」と言われる理由としては、幅広い知識・スキル習得の難しさ、大きな責任とプレッシャー、複雑なシステム開発、そして障害対応による負担などが挙げられます。

しかし、一方で、システム開発を通して社会に貢献しているという実感を得られるやりがいのある仕事でもあります。専門性を高めることで市場価値を高められる点も魅力です。

バックエンドエンジニアへの転職を検討している人は、この記事で紹介した内容を参考に、メリット・デメリットを理解した上で、慎重に検討することをおすすめします。

※本記事は2025年4月時点の情報を基に執筆しております

この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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