シングルページアプリケーション(SPA)時代の有望株「React」でできることは?Reactでできることは?特徴・メリット・活用事例などを解説

最終更新日:2021年7月19日

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Reactは、JavaScriptにおける主要ライブラリのひとつです。主にフロントエンド開発の分野で使用されており、2016年ころから注目を集めるようになりました。Web関連のエンジニアを目指すならば、JavaScriptと共にReactのスキルを習得することで、キャリアアップの一助となるかもしれません。ここでは、Reactの概要や特徴、メリット、活用事例などを紹介しています。

1. React(リアクト)とは?できることは?

まず、Reactの概要と特徴、できることについて解説します。

Reactの概要と特徴

ReactはFacebookとそのコミュニティで開発されたJavaScript用ライブラリです。主に、Webサイト・アプリケーションなどフロントエンド開発で使用されており、UI構築のための機能・ツールが詰め込まれています。

Reactの特徴1:宣言的かつコンポーネントベース

Reactは、宣言的型UIプログラミングをベースとしています。また、コンポーネントベースのライブラリとも言えるでしょう。

宣言的UIプログラミングとは、処理を「順序」「手続き」ではなく、特定の値によって発動させる形式です。処理を順番に記述していく「手続型UIプログラミング」に比べると簡素で可読性の高いコーディングが可能になるという特徴を持っています。

また、コンポーネントはソフトウェアの中にあるさまざまな機能を、分野ごとに分離してカプセル化したものです。Reactでは、UI構築に必要な要素・機能をカプセル化(コンポーネント化)し、これをツリー上に組み合わせることで高機能なUIを構築することができます。

Reactの特徴2:仮想DOMによる高速な動作

また、Reactは高速なDOM操作が可能なことでも知られています。DOMとは、「Document Object Model」 の略で、「ドキュメントをモノ(オブジェクト)として扱う際の型」を指します。DOMをうまく操作することで、動的なWebサイトのスタイル変更・イベント設定・HTML要素の取得・振る舞いの変更・ユーザー操作時の処理などが容易に設定できます。Reactでは、このDOMを仮想化した「仮想DOM」を使うことで処理を高速化しており、大規模なWebシステムでも遅延が発生しにくい点が魅力です。

Reactの特徴3:学習は一度のみ 

Reactで使用されている技術はWebサイトやアプリケーション構築のみならず、他の分野にも応用することができます。Reactが掲げるコンセプト「Learn Once, Write Anywhere(一度の学習で何度でも書ける)」は、こうした応用性の高さを物語っていると言えるでしょ。

Reactの特徴4:リアクティブプログラミング

リアクティブプログラミングとは、プログラミングにおける設計思想のひとつです。リアクティブプログラミングでは「データの流れにプログラムが反応(=リアクション)し、処理を行う」という考え方をベースにしています。Reactではこの考え方を応用し、ユーザーの入力に対して常に最新の状態が維持されるようなUIが構築できるようになっています。

Reactでできること

Reactを使ってできることは主に以下3つです。

大規模なWebアプリ、サイト開発

Reactの強みが最も良く発揮される分野です。仮想DOMによるレンダリング速度の速さや、管理のしやすさから、複雑な条件分岐がある大規模Webアプリやサイトの開発に対応しやすいのです。

ネイティブアプリ開発

クロスプラットフォームアプリケーション開発用フレームワーク「React Native」を使用することで、さまざまなプラットフォームに対応したネイティブアプリ開発が可能になります。

シングルページアプリケーション開発(SPA開発)

Reactは、「ページの一部のみを常に最新の状態として維持する」という処理を得意とします。これが、SPA(シングルページアプリケーション)の特性とマッチしているため、SPA開発ではReactが選択されやすいです。

SPAとは「画面遷移を行わず、単一のページをひとつのアプリケーションとして動作させるアプリケーション」です。開発効率が良く、低負荷で同一の外観を維持しやすいため、クロスプラットフォームに対応したアプリケーション・サイトで頻繁に使用されています。

また、画面遷移を最小限におさえることでユーザーのストレスを減らし、トップページの情報量やインパクトを高めることでUX(ユーザー体験)を高められるというメリットもあります。UXが重視される近年のWeb開発において、SPAが持つ強みは無視できないものとなっていくでしょう。

2. Reactの活用事例

次に、Reactの活用事例を紹介します。前述したようにReactは、SPAベースのWebサイト・アプリケーション構築で活用されることが多いようです。

ビジネスチャットツールのUI開発

ChatworkやSlackのようなビジネスチャットツールを、画面遷移のないSPAとして開発した事例です。フロントエンド開発を進めるにあたりReactとVueが候補に挙がっていたようですが、最終的にはReactで開発が進められました。チャットアプリケーションの核である「リアルタイムなメッセージ送受信(双方向通信)」を単一の画面で実現するためにReactが使用されています。Reactには双方向通信を行う周辺ライブラリが豊富に存在しており、この点が決め手となったようです。

トップページに商品画像を一覧表示した大規模ECサイト構築

この事例では、商品画像(食べ物)をトップページに一覧表示したECサイトをReactによって構築しています。トップページがそのままECサイトとしても機能するようにSPAとしての開発が進められました。

SPAはPCから見た場合でも、スマートフォン向けアプリと同じような外観を実現できるという特徴があります。つまり、「一画面内に可能な限り情報を載せつつ、画面遷移は最小限にとどめる」という形式です。

SPAによるUX向上は、ユーザーの購買欲求向上にもつながるため、今後はSPAによるECサイト構築が増えていくかもしれません。この事例でも、処理速度や周辺ライブラリの充実度、学習コストなどからReactが選択されました。

3. Reactの習得が向いている人

最後に、Reactの習得が向いている人を紹介します。

フロントエンド側のスキルも身に着けたいエンジニア

すでにJavaScriptやNode.jsなどを用いたサーバーサイドでの開発経験を持っていて、将来的にフロントエンド側のスキルも磨きたいというエンジニアであれば、Reactは有望なスキルのひとつです。JavaScriptの知識を流用しつつ、Reactを通じてフロントエンド開発の基礎を身に着けられるでしょう。

先進的なサイト、アプリでの開発プロジェクトに参画したいエンジニア

Reactは、Slack・Uber・Airbnbなど新興IT企業が提供する大規模サービスで使われています。特に先進的なサイトやアプリケーションではSPAを採用する傾向が強いため、Reactのスキルが役立つと考えられます。

JavaScriptの基礎知識がある初級エンジニア、学生など

ReactはJavaScriptのフロントエンド開発用ライブラリとして、高い知名度を誇ります。Reactをおさえることで、キャリアの選択肢が広くなり経験が積みやすくなると考えられます。

4. まとめ

Reactは、JavaScriptの主要ライブラリのひとつです。主に大規模なWebアプリ、サイト開発やネイティブアプリ開発、シングルページアプリケーション開発(SPA開発)などで使用されています
2016年ころから急速に普及しているライブラリであるため、Web関連のエンジニアを目指すならば、JavaScriptと共に習得しておくことをおすすめします。

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