UIデザインのおすすめ勉強法|活用すべきツールや資格も紹介

最終更新日:2023年10月20日

現在では、業界業種を問わず「顧客体験」が重視される時代。「使いやすい」「見やすい」といった顧客体験の向上に大きな影響を与えるUIデザインは、重要性が増し注目されているトピックのひとつです。
ここでは、「UIデザインに興味があるけれど、独学でどう習得するのかわからない」と悩んでいるITエンジニア、デザイナー向けにUIデザインの勉強方法やUXの関係性、勉強のポイントなどを解説します。

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この記事のまとめ

  • UIデザインとはWebサイトやアプリを制作する上で顧客体験につながる重要な要素であり、これからのコンテンツ制作には必要不可欠である
  • UIデザインは関連コンテンツにおけるすべてで活用できるため、勉強するときは制作領域で区分し重点的に行うのがポイント
  • 資格やツールなどを利用すれば独学でもUIデザインは習得でき、転職の際にも自分自身のアピールにつなげることができる

UIデザインとは

UIデザインはWebサイト、アプリを制作する上で重要なポイントです。サイトやアプリを正しく快適に使うための設計とも呼ばれています。
そんなUIデザインとは何か、定義やよく混同されるUXとの違いを見ていきましょう。

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UIの定義

UIは「User Interface」の頭文字をとった言葉で、「境界線」「界面」「接点」などと翻訳されます。IT業界では「ハードウェア・ソフトウェア同士をつなぐ接続点」として使われてきました。

これに対し、デザイン領域ではWebサイト・アプリケーション上の「顧客接点」として扱われています。「ユーザーインターフェース(ユーザーとの接点)」という意味が転じて、「ユーザーが触れる場所・見る場所・操作する場所」といった使われ方が一般的です。

Webサイト・アプリケーションのUIデザインでは、画面全体の構成・レイアウト、クリックする場所の配置や形状、画面遷移のパターンなどを具体的に決定します。これらはUIデザインの基礎となる工程です。

UIとUXの関係性

UIとUXは全く別の言葉で、類義語ではありません。UIの結果としてUXが喚起されるため、どちらかといえば「因果関係」を表す関係にあります。

UXは、ユーザーの経験や体験を表します。具体的には、「明るい」「綺麗」「薄い」「軽い」「大きい」「すぐ使えてストレスが無い」など、Webサイトやアプリケーションを使用した際の使用感、感想などが該当するでしょう。
実際にはもう少し具体的なユーザーニーズに沿ってUXを想定し、それに応じてUIデザインを変えていくことが求められます。

UXとの違い

UXとは「User Experience(顧客体験)」です。よく混同されがちな二つの言葉ですが、以下のような違いがあります。


  • ・UI=顧客体験を向上させる手段

    ・UX=顧客体験そのもの

UIデザインが重視される3つの理由

IT関連の記事や求人の中でも「UIデザイン」という言葉がよく出てきます。なんとなくUIデザインは大切だとわかっていても、いざ理由を聞かれると「具体的に説明できない」と迷うことはないでしょうか。
そこで、UIデザインがなぜ今重視されるのか理由を3つにまとめて解説します。

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1.「モノ」よりも「コト」の時代

かつて、製品やサービス自体のスペックを前面に押し出し、消費者の所有欲を刺激することで売上を伸ばす手法が主流でした。しかし近年は、市場の成熟やユーザーニーズの多様化から、通り一遍のスペックではユーザーを満足させにくい時代に変わりつつあります。また「所有」よりも「利用・体験・経験」を重視するユーザーが増えてきました。現在では、いわゆる「コト消費」と呼ばれる時代に突入しています。

コト消費では、「スペックに優れている製品」や「ラインナップが豊富なサービス」よりも「ユーザーが本当に欲しい機能や内容を持ち、使い続けたくなるもの」が人気を集めます。そのため、消費者に利便性や心地よさを提供するUIデザインが求められているのです。

2.情報技術のウェアラブル化

近年は、スマートフォンやIoTなど「超小型で身にまとうように使う機械」が急増しています。こうした機会を通してさまざまなサービスを提供する機会が増えたため、自然とUIデザインの重要さが増したと考えられます。

3.デザインはエンジニアリングの一部に

UIデザインは、もはやエンジニアリングの一部といっても差し支えないでしょう。外観だけの問題ではなく、機能性にも深く関与しているからです。したがって、アプリケーションやサービスを開発するITエンジニアにとっても必須のスキルになり得るかもしれません。

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UIデザインの効率的な勉強方法

UIデザインはさまざまなコンテンツ制作において欠かせない要素であり、UIデザインの知識があるかないかでプロジェクトの品質は大きく左右されます。デザイナーに限らず制作にかかわるエンジニア、クリエイターはUIデザインを勉強しておいて「損はない」といえるため、UIデザインの効率的な勉強方法をチェックしていきましょう。

書籍の活用でUIデザインの原則を学ぶ

まず「UIデザインの原則」を学ぶために、自分で集められる情報に接してみましょう。UIデザインの原則は、書籍やWebサイトを活用することである程度は身に着けることができます。まずは、メジャーな「デザイン原則」を参照しながらUIデザインの勉強を進める方法がおすすめです。例えば、「近接・対比・反復・整列」は「デザインの4大原則」と呼ばれ、UIデザインに関わらず全てのデザインに共通して使える汎用的な知識です。

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セミナーやスクールなど外部の情報を活用する

UIデザインの勉強は、グローバルIT企業が公開している公式リファレンスを読み込むことでも進められます。

例えば、Apple社の開発者向けリファレンスである「HIG(ヒューマンインターフェースガイドライン)」(※1)やgoogle社の「マテリアルデザイン」(※2)などは、UIデザインの原則を身に着けるための良質な情報です。

※1参考:Apple「Human Interface Guidelines - Design - Apple Developer」
※2参考:Google「Material Design」

ディスカッション形式でプロトタイピングを行う

UIデザインは、一般的に複数人でブレストやレビューを重ねながら進めていきます。実際の業務を想定するならば、3人程度のチームでお互いにレビューを繰り返したり、意見交換を行ったりしつつ、プロトタイピングを重ねる方法がおすすめです。

良いサービスの優れている点を言語化する

効果的な勉強方法の一つとして、「サービスの優れている点を言語化する」ことが挙げられます。言語化を繰り返すとデザインの引き出しが増え、自然と実践できるからです。
例えばiPhoneのUIデザイン性は高く、世界的に評価が良いと有名です。なぜiPhoneが優れているのか、考えて自分の言葉に落とし込んでみるとよいでしょう。
汎用性のある知識を身につけることにつながり、ビジュアルデザインの中にあるアート的な要素にも気づけるかもしれません。

良いUIデザインをトレースする

Webサイトを真似てUIデザインを行う「UIトレース」「デザイントレース」を重ねることも大切です。絵画における「模写」と同じく、真似ることは基礎を固めるための第一歩です。
実務としてトレースをすることは許されていませんが、勉強の段階では良いお手本をいくつも見つけ、さまざまなUIデザインを見て学んで実際に取り組むと理解も早く進むでしょう。

関連記事:フロントエンドエンジニアとWebデザイナーの違いは?必要なスキルや仕事内容

実際にデザインしてみる

知識だけではUIデザインを正しく理解するのは難しいです。基礎知識を身につけたら、それを実際に作ってみましょう。
いざサービスを設計する場合は、インプットだけでは足りません。制作してみると自分の課題や、使い勝手のいい優れたデザインとはどんなものかを体験的に学べます。

回数をこなして質を上げる

UIやUXを効率よく学ぶには、量を増やしこなすことで、品質を上げるのがおすすめです。実際のデザインをやりこむことである程度パターンがわかり、キャッチアップが早くなります。
具体的にはまず知識を身につけ、慣れてきたら専門書などでより高度な知識を取り込みましょう。さらにアウトプットとして実際にデザインする、世間で評価の高いUIを研究するというサイクルで、パターンが掴めるようになります。

フィードバックをおこなう

UIデザインをより一歩勉強するために、大切な要素が「フィードバック」です。自分の視点で「このUIは優れている」と思っても、他のユーザーからはそう思えないことも多々あります。優れたUIとは多数の人に受け入れられるものであり、この「第三者視点」を学べるのがフィードバックです。
フィードバックを繰り返すと、幅広い視点でのUIデザインの知識が蓄積します。実践を通して課題を見つけ、また改良してさらにフィードバックを受けることを繰り返すと、UIデザインの知識・技術の引き出しは次第に増えます。

【制作領域別】UIデザインの勉強のポイント

UIデザインは制作領域によって分けられます。どのUIデザインも基礎を学ぶ上で違いは少ないのですがここでは


  • ・ WebサイトのUIデザイン

    ・ ゲームのUIデザイン

    ・ スマホアプリのUIデザイン


それぞれの勉強方法をご紹介します。

WebサイトのUIデザイン

WebサイトのUIデザインを勉強するためには、PhotoshopやIllustratorなどソフトスキルに着目されがちです。しかし、UIデザインとは「ユーザーが使いやすい」と思える論理的思考も必要になります。
WebサイトのUIデザインを学ぶには、UXを学ぶことから始め、セミナーなどにも参加するといいでしょう。

UIデザインは一人だけの力で完成するものではなく、プロデューサーやディレクター、エンジニアや他Webデザイナーとも連携して作り上げるものです。主観的な視点や個性だけでなく、デザインを客観視する意識を持って勉強するとよいでしょう。

ゲームのUIデザイン

ゲームのUIデザインとは、ゲーム画面における各種デザインを指します。ゲームをするとインベントリや体力ゲージ、全体マップなどさまざまな要素が表示されますが、どれもUIデザイナー/プランナーが手がけたものです。
ゲームのUIデザインを学ぶには、優れたUIデザインのゲームを実際にプレイして、どの部分で使いやすいかを言語化したり、実際のゲーム画面を自分で作ってみたりする勉強法が考えられます。

観察する際は、デザイン意図を推測すると身につくともいわれています。なぜ画面の左下にインベントリを置いたのか、攻撃ゲージのカラーを赤にしたのはなぜかなど、意識してゲームをプレイすることをおすすめします。

スマホアプリのUIデザイン

スマホアプリはWebサイトと同じように、「ユーザーが使いやすい、分かりやすい」と感じるUIデザインが求められます。勉強法は以下がおすすめです。


  • ・ 実際に優れたスマホアプリを見つける

    ・ スマホアプリのUIデザインをトレースする


こうしたスマホアプリはアップデートされUIデザインが変更されることも多いです。「なぜ変更したのか」「変化して使い心地はどうなったのか」など意識して観察すると、UIデザインの勉強になるでしょう。

UIデザインの勉強におすすめのツール

UIデザインを知るために、必要な基礎知識や展開した知識を身につけるためのツールを紹介します


  • ・おすすめの書籍

    ・公式リファレンス

    ・リサーチツール

    ・UIデザイン・プロトタイプツール


以上の勉強ツールをチェックしていきましょう。

おすすめの書籍

UIデザイン関連書籍には、初心者向けのものや原則などを取り扱うものが多く見られます。書籍は必ず「どこから発刊されているか」「情報が新しいものか」をチェックし、勉強に取り入れるようにしましょう。

UIデザインの教科書[新版] マルチデバイス時代のインターフェース設計

UIデザイナーだけではなく、ディレクターやUI制作にかかわる方全員におすすめできる本です。初版は2013年に刊行されていますが、その後最新環境にあわせて構成が見直された新版が発行されています。

はじめてのUIデザイン

第一線で活躍するデザイナーが集まって共著とした本です。UIデザインの基礎知識や考え方が一通り身に付く一冊で、参考書の中では比較的安価であるため手に取りやすいでしょう。
これからUIデザインについて一から学ぼうと思う初心者におすすめです。

UI/UXデザインの原則

著者の平石大祐氏はUI/UXデザインを用いて200社以上のCVR改善を行ってきたデザイナーです。初心者でもUI/UXの原則がよくわかるようにまとまっており、UIだけでなくその先のUXの概念も学べます。

AppleとGoogleの公式リファレンス

実際に活用されているUIの構造を知り、勉強する方法です。ここでは公式リファレンスが公開されているAppleとGoodleの2社を紹介します。

Apple「HIG」

HIGとは、Human Interface Guidelinesの略称です。アップルがアプリケーション開発者向けに公開しているデザイン原則のドキュメントであり、ここにはアップルのデザイン主義やIOS、Mac、Apple watchなど各デバイスのデザインルールなどが記載されています。
アップル製品はアプリケーションインターフェースが直感的で学習しやすく、一貫性もあるため説明書の類が必要なく使いやすい特徴があります。こうしたアップルのUX改善を理解するために、UIデザインの勉強として活用しましょう。

Google「マテリアルデザイン」

Googleのマテリアルデザインとは、Googleが推奨する新しいデザインのひとつです。マテリアルデザインを用いたWebサイトはユーザーにとって使いやすく、見やすい特徴を持ちます。
2014年にGoogleが提唱したデザインであり、明確なガイドラインが定められています。使いたい要素や法則、配色などもまとまっているため、UIデザイナーの基礎力を身につけるためにおすすめの情報です。

Webサイトのトレンドをリサーチできるツール

ネット上には優れたUIを持つさまざまなWebサイトがあります。良質なサンプル(Webサイト)に触れることで、徐々にUIデザインの原則が理解できるようになるでしょう。お手本となるおすすめサイトを以下にまとめました。

  • ・ 画像を軸に検索できる「Pinterest

    ・ 日本のアプリがキュレーションされている「UI Pocket

    ・ 海外のハイセンスUIデザインが検索できる「Muzil

    ・ 世界最大級のUIギャラリーサイト「Mobbin

ネット上でトレンドをリサーチすると、自分の感性を養えるWebサイトだけでなく、一般的に良質なUIデザインのWebサイトとはどのようなものがあるかを知ることができます。

UIデザインツール・プロトタイプツール

UIデザインの勉強では、デザインツールやプロトタイプツールを活用することも効果的です。以下のようなツールを使いながら、UIデザインの原則を勉強していきましょう。

Sketch

Bogemian Coding社によって開発されたMac用のデザインツールです。UIデザインの分野では知名度の高いツールで、特にWebのUIデザインに特化した仕様となっています。Mac環境で勉強するのであれば、とてもおすすめできるツールです。

Figma

サンフランシスコのFigma Inc.が提供している、ブラウザからの共同編集が可能なデザインツールです。Windows・Mac・Linuxなど複数のOSに対応しており、環境が異なる者同士が情報交換をしながら作業を進められることが特徴です。

Balsamiq

フロントエンドエンジニアの中では知名度が高いツールです。パワーポイントでの資料作成のように直感的にUIデザインを進められるため、初心者でも勉強を進めやすいでしょう。

AdobeXDCC

アプリケーションやWebサイト構築におけるプロトタイピングツールです。画面遷移やアニメーション、エフェクトなどUIからUXにつながる部分まで幅広くカバーしているため、UIデザインとUXの関係性について勉強することができます。

コーディングレスで使用可能なツール

コーディングレスとは、「プログラムを書く作業を省略したツール」です。デザインには興味があるけれど、プログラミングは全く自信が無いという方は、以下のようなツールを活用してみてください。

  • Marvel App…一枚の絵の状態からUIを作成できるツール

    STUDIO…コーディングレスでUIデザイン・外部開・運用までを一貫して行えるデザインプラットフォーム

    Webflow…Webサイト内のHTML・CSS・Javascriptを自動的に生成してくれるデザインツール

UIデザインの勉強に役立つ資格

UIデザイナーを希望している場合、未経験からの転職であれば資格を持つことで「知識の証明」ができます。UIデザインを学ぶ上でも資格取得は大いにメリットがあるため、役立つ資格を紹介します。

Webクリエイター能力認定試験

資格検定試験を実施するサーティファイが主催しているWebクリエイター能力認定試験。Webクリエイターに必要なWebサイト制作のデザイン能力やコーディング能力を認定するための民間資格です。
「スタンダード」「エキスパート」の2種類から取得でき、受験資格は特に設けられていないため誰でも挑戦できます。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施している国家資格です。
1級、2級、3級と階級が分かれています。また、2級は実務経験2年以上、1級は実務経験7年以上を有していないと受験資格が与えられません。そのため、この資格を持っていると一定のキャリア証明も可能です。

Illustrator®クリエイター能力認定試験

Illustrator®クリエイター能力認定試験はUIデザインに欠かせないグラフィックツールであるIllustratorの活用能力を測定・証明できる資格検定試験です。Illustratorを使ったDTPファイル、Webデザインパーツの作成、指示通りの作品を作る表現力などが問われる試験となっています。
「スタンダード」と「エキスパート」の2級種が設定されており、自分のレベルに応じた受験が可能です。

Photoshop®クリエイター能力試験

Illustratorと並んで世界基準となるPhotoshopの活用能力を測定するPhotoshop®クリエイター能力試験。内容はPhotoshopを用いた画像ファイルの作成、問題の指示に従って作品を作り上げる問題など、コンテンツ制作に関するスキルが問われるものとなっています。
「スタンダード」「エキスパート」の2級を用意しており、自分のレベルに応じた受験ができます。

色彩検定2・3級

文部科学省後援色彩検定は、色のプロフェッショナルを目指すための資格です。色彩検定には1~3級の3つのレベルが設けられており、2級と3級とを併願できます。
UIデザインで必要な色彩感覚を養うことができ、光や眼球の仕組みといった科学的な分野も含まれるのが特徴です。理論的に色の持つ効果を説明できる、実務で扱えるという証明になるでしょう。

UIデザインの勉強に関するよくある質問

UIデザインの勉強に関するFAQをまとめました。一つずつ見ていきましょう。

Q1.UIデザイン勉強でおすすめの方法を教えてください。

「UI、UXの概念・基礎を学ぶ」「本やネットの優れた情報から勉強する」「実際にお手本となるUIデザインを見つけ、トレースする」といった勉強法がおすすめです。UIデザインは独学でも習得できますが、セミナーなどに参加するとより深い知識が身につきます。

Q2.UIデザインの勉強におすすめの本は何ですか?

「UIデザインの教科書」「はじめてのUIデザイン」「UI/UXデザインの原則」などの本はUIデザインに興味を持ち始めた方、業界経験のない方にも基礎を学ぶという点でおすすめです。
書籍は自分のペースで進めることができ、すぐに参照できるため勉強に役立ちますが、古いノウハウや現在の環境に合わない情報が含まれていないかを注意しながら活用しましょう。

Q3.UIデザイナーの仕事内容を知りたいです。

機械、ソフトウェア、Webサイト、アプリ、ゲームなどさまざまなサービスのUIをデザインする仕事です。UIデザインはUIデザイナーだけが担うのではなく、企業によってはプロデューサーやプランナーがかかわることもあります。

Q4.UIデザイナーになるにはどうすれば良いですか?

UIデザイナーになるには特別な資格や学歴は問われませんが、UIデザインを考える上で知識や、サイト構成能力、グラフィックツールのスキルが求められます。
デザイン系専門学校や美術系大学で基礎知識を学び、Web制作会社などに就職するのが一般的です。他業種から転職によってUIデザイナーを目指すこともできますが、その場合には自分の持つ知識と能力を証明する資格や、自分の制作物をまとめたポートフォリオを提示する必要があります。

Q5.UIとUXの違いは何ですか?

UIとはユーザーインターフェースの略称で、ユーザーに見えているデザインそのものを指します。UXはユーザーエクスペリエンスを指し、UIの結果得られる顧客の体験そのものを表す単語です。
混同して考えられがちなUIとUXですが双方は因果関係にあり、優れたUIは同じように優れたUXを生み出します。

まとめ

UIデザインによって喚起されるUXは、顧客体験の向上や契約継続率に直結することから、今後も注目されるスキルです。UIデザインは経験やセンスが必要な分野と考えられがちですが、ポイントを押さえて学習することにより、初心者でも一定の知識とスキルを身につけられます。まずは書籍やWebサイトを活用しての学習からスタートし、本格的にスキルを磨きたいという場合はスクールの受講なども視野にいれると良いでしょう。

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