もはや単なる「デスクトップ向けOS」ではない!サーバー用途でも強みを見せるUbuntuの実力とはLinuxの人気ディストリビューションUbuntuの特徴と強みとは

最終更新日:2021年3月29日

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UbuntuはLinuxの派生OS(ディストリビューション)のひとつです。Linux系OSは安定性が高く安価なことから、企業向けサーバーOSとして広く使われています。中でもUbuntuは、一般PC用のみならずサーバー用OSとしても評価が高まっています。ここでは、Ubuntuの成り立ちや概要、特徴、サーバーOSとしての魅力などを紹介します。

1. Linuxの人気ディストリビューション「Ubuntu」とは

まず、Ubuntuの派生元であるLinuxについて解説します。

Linuxとは?

Linuxは1991年にリーナス・トーバルズ氏が趣味で開発したオープンソースのOSです。
「カーネル」と呼ばれるOSの核の部分は無償で公開されており、これをもとにさまざまな亜種(以下ディストリビューション)が開発されています。このディストリビューションの豊富さがLinuxの強みのひとつです。Linuxディストリビューションは、大きく「Red Hat系」「Debian系」「Slackware系」に分類されます。

Red Hat系OS

Red Hat系は企業向けに作られており、商業用のディストリビューションといえます。代表的なOSとしては「Red Hat Enterprise Linux(通称:RHEL)」があります。また、Red Hat系OSはRPM方式でのパッケージ管理を採用しており、機能の管理が容易であることが特徴です。主なRed Hat系OSとしては、以下が挙げられます。
 

  • ・CentOS

    ・Fedora(旧Fedora core)

Debian系OS

Red Hat系OSと双璧を為す存在が、Ubuntuも属するDebian系OSです。Debian系OSは、パッケージ管理のコマンドとして「apt」を採用しており、パッケージ間の依存関係を迅速に解消できることが強みです。主なDebian系OSとしては、以下がよく知られています。
 

  • ・Ubuntu

    ・Steam OS(ゲーミングPC特化型OS)

    ・Raspbian(Raspberry Pi用OS)

Slackware系OS

Linuxが普及し始めた時期に勢力を拡大した一派でしたが、近年は前述の2派に押され気味であり、それほど知名度は高くありません。
 

  • ・open SUSE

    ・Slackware

Ubuntuとは?

UbuntuはDebian系OSのひとつとして、2004年に公開されました。また、2005年10月頃からは「Ubuntu Japanease Team」による日本語化が進んだことで、日本国内でも急速に普及していきました。Ubuntuの特徴は「一般のデスクトップPC」で使うことを想定して進化してきたことです。これはサーバー用途を主眼とするLinux系OSの中では珍しいことであり、CLI(Command-Line Interface)よりもGUIベースの操作に力を入れていると言われています。以下はUbuntuの特徴をまとめたものです。

使いやすくユーザーフレンドリーなGUI

LinuxといえばCLIベースの操作を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかしUbuntuは一般のデスクトップPCでの操作を想定しているだけあって、GUIが非常に使いやすいという特徴を持っています。その操作性はWindows OSやMac OSと大差がありません。

インストール後すぐに使える

Ubuntuは他のデスクトップ用OSと同じように、「インストール後、すぐに立ち上がり、使用できる」ことも強みです。基本的な機能は初期インストールが完了した段階で全て揃っており、パッケージ管理や依存関係の解消など、面倒な作業を行う必要がありません。

aptコマンドの刷新

UbuntuではDebian系OSで使われていたパッケージ管理コマンド「apt-get」「apt-cache」を刷新し、「apt」コマンドに統一しました。この変更は、バージョン14.04から行われ、パッケージに関する操作がよりシンプルになったことを示しています。

Windows OSとの互換性

Ubuntuのデスクトップ構成は至ってシンプルであり、Windowsアプリとの互換性も有しています。またMicrosoft社のOffice系アプリとの互換性を持つ無償のOffice系アプリ「OpenOffice」を搭載しているため、文書作成や表計算、プレゼンテーションなどを使った作業もすぐに開始できます。

2. Ubuntuでできること

次に、Ubuntuでできること、強みなどを紹介していきます。

WindowsやMacに寄せるカスタマイズ

UbuntuはWindowsやMacに寄せたカスタマイズが可能です。また、当然のことながら一般的なデスクトップPC向けOS(WindowsやMacなど)と同じように、マウスとキーボードによる直感的な操作をベースとしています。コマンドを基本としたCLIベースのOSのように「コマンドがわからないから操作できない」「細かいオプションの指定が理解しにくい」といった問題が発生しにくいのです。このことが、「初心者でも扱いやすく馴染みやすい」という強みにつながっています。

コマンド操作も可能

Ubuntuは、Linux系OSの特徴であるCLIベースのコマンド操作にも対応しています。コマンド操作の利点としては「メモリーやCPUなどリソースの消費量が少ない」「複数のバッチ処理などをまとめて実行できる」「脆弱性を回避しやすい」などが挙げられます。いわゆる「ビジネスユースのサーバー用途」ではCLIの強みが強調されやすいでしょう。

豊富なソフトウェアを無償で利用可能

Ubuntuには「ソフトウェアセンター」と呼ばれる機能が搭載されています。ソフトウェアセンターには、業務用アプリやサーバー用途を想定したアプリが用意されており、すべて無料で使用することできます。

サーバー用OSとしても注目を集める

Ubuntuは一般のデスクトップPC用OSとして知名度を高めてきましたが、近年はサーバーOSとしても注目されています。他のサーバー向けディストリビューションとの差が縮まっており、「プログラミング言語ごとのパッケージ管理」や「コンテナ技術の使用」も可能になっています。もともと商用版が存在しない完全無償のOSであることから、安価にサーバーを構築したい場合に選択されることが多いようです。

3. サーバーOSとしてのUbuntuの魅力

では最後に、サーバーOSとしてのUbuntuの魅力をもう少し具体的に紹介します。

開発コミュニティの大きさと活発さ

Linux系ディストリビューションの無償サーバーOSとしては、長い間「CentOS」が人気を集めていました。しかし近年は、安定性の高さやコミュニティの充実度、安定性やセキュリティの面からUbuntu Serverも評価されるようになっています。その理由のひとつに「Ubuntuコミュニティの大きさ、優秀さ」が挙げられます。Ubuntuの開発コミュニティはCentOSよりも大きく、公開されているナレッジ(ドキュメントなど)も豊富です。

Ubuntuに限らず、オープンソースソフトウェアは「開発コミュニティがいかに大きく活発か」が、その評価を大きく左右します。開発コミュニティが大きく活発であれば、情報交換の頻度も高くなり、「有事の際に解決法を入手できるまでの時間」が早くなるからです。

パッケージの更新頻度と数

サーバー用途ではさまざまなパッケージを必要としますが、肝心のパッケージ本体が更新されなければ、いつまでたっても新しい機能を利用できません。Ubuntuはパッケージ更新頻度が高く、常に最新の機能を利用しやすいという強みを持っています。ちなみにCentOSの場合は、重要かつ最低限必要なパッケージのみが更新される傾向にあります。

また、パッケージの数でもUbuntuは優秀です。Ubuntuのパッケージ数が47000以上であるのに対し、CentOSは約20000と言われています。(共に2021年2月時点)

Webサイト向けOSではUbuntuがシェア1位

Ubuntuはパッケージのインストールや管理も比較的簡単であり、小規模なシステムのサーバーとして使用するのであれば、CentOSよりも優秀と言えるかもしれません。このことを示すように、Ubuntuのシェアは Linux系ディストリビューションの中で最も高く、2020年以降は常に40%台を維持しています。(※)

※参考:W3Techs「Historical trends in the usage statistics of Linux subcategories, February 2021」

4. まとめ

UbuntuはLinuxの派生OS(ディストリビューション)のひとつです。Linux系OSは安価に安定したITインフラを構築可能なことから、企業向けサーバーOSとして広く使われていまます。UbuntuはもともとGUIの充実が強みでしたが、近年はサーバー用OSとしても評価が拡大。Webサイト向けOSとしては、シェアトップを獲得しています。

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