- 【経験別】プロジェクトマネージャー(PM)の志望動機例文
- プロジェクトマネージャー(PM)の志望動機作成方法
- 採用担当者が志望動機を通じて知りたいこと
- プロジェクトマネージャー(PM)の志望動機作成のポイント
- まとめ
【経験別】プロジェクトマネージャー(PM)の志望動機例文
プロジェクトマネージャーの志望動機を作成するためには、まず例文を参考にすると良いでしょう。例文を見て、どのようなことを書けば良いかイメージを持つことが大切です。ここでは、経験別の志望動機例を3つ紹介します。
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経験者向け:実績からスキルをアピールする例文
プロジェクトマネージャー経験がある方は、これまでの実務で培ってきたスキルや実績をアピールすると良いです。たとえば、下記のように記述できます。
プロジェクトマネージャーとしてXX年間、Webシステム開発、アプリ開発等、様々なプロジェクトを成功に導いてきました。特に、〇〇プロジェクトでは、予算XX億円、XX名のチームを率い、当初の計画通りにプロジェクトを完了させました。私の強みは、コミュニケーション能力、問題解決能力、そしてリーダーシップです。貴社では、大規模でチャレンジングなプロジェクトに携われるチャンスがあると伺い、私の経験とスキルを活かして貢献したいと考えています。
プロジェクトマネージャーとしての実績を数字とともに具体的に示しており、説得力があります。また、強みを簡潔に述べ、貢献意欲を伝えている点も効果的です。
経験者向け:企業理念とのマッチ度をアピールする例文
企業理念への共感を示すことも効果的です。企業理念とのマッチ度をアピールする例文は以下のとおりです。
貴社の「革新的なサービスで世界を変える」というビジョンに共感し、応募いたしました。前職では、〇〇プロジェクトを通して、プロジェクトの成功が社会に大きなインパクトを与えることを実感しました。貴社は、まさに世界を変えるような革新的なサービスを開発しており、そのプロジェクトに携わりたいという強い思いがあります。私のプロジェクトマネジメント経験を活かし、貴社のビジョン実現に貢献したいと考えています。
企業理念と自身の経験から感じたことを結びつけ、入社意欲の高さだけでなく、企業とのマッチ度もアピールできます。
未経験者向け:前職の経験やスキルをアピールする例文
プロジェクトマネージャー未経験者は、前職で培った経験やスキルをどのように活かせるのかを記載すると良いです。下記は前職で営業を担当していた場合の例文です。
前職の営業職では、お客様との関係構築、ニーズの把握、提案、そして契約締結まで、一連の業務を責任を持って担当していました。この経験を通して、目標達成に向けた計画力、調整力、そしてコミュニケーション能力を磨いてきました。これらのスキルは、プロジェクトマネージャーにも必要不可欠だと考えており、貴社でPMとして新たな挑戦をしたいと考えています。未経験ではありますが、持ち前の責任感と成長意欲を活かし、一日も早くプロジェクトを成功に導けるPMを目指します。
前職の営業経験で得たスキルを具体的に挙げ、プロジェクトマネージャーに必要な能力と結びつけて説明している点が優れています。また、未経験ながらも強い成長意欲と目標を明確に示している点も好印象を与えられるでしょう。
未経験からプロジェクトマネージャーへの転職を検討している方は未経験でプロジェクトマネージャーになるには?資格や適性を解説の記事がおすすめです。良ければ参考にしてみてください。
プロジェクトマネージャー(PM)の志望動機作成方法
プロジェクトマネージャーの志望動機を作成する前に、手順を知っておくことが重要です。以下では、志望動機作成の手順を紹介します。
自己分析をする
効果的な志望動機を作成するためには、まず自己分析を行い、自分の強みや弱み、経験、スキルなどを把握することが重要です。自己分析を丁寧に行うことで、「どうしてプロジェクトマネージャーに転職したいのか」「プロジェクトマネージャーとして何ができるか」などが明確になります。
自己分析にはさまざまな方法がありますが、ここでは「自分史の作成」をおすすめします。自分史とは、これまでの人生を振り返り、自分の経験やスキル、価値観などを時系列でまとめたものです。幼少期から現在に至るまでの出来事を振り返ることで、自分がどのような経験をして、どのようなスキルを身につけてきたのかを客観的に把握できます。
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企業研究を行う
企業研究は、効果的な志望動機を作成するために不可欠です。企業の事業内容やビジョン、社風、求められる人物像を理解することで、志望理由を明確にでき、採用担当者へ熱意を伝えられるからです。
企業研究の方法としては、以下をチェックすることがおすすめです。
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・企業のWebサイト
・求人情報
・企業説明会
・四季報
さまざまな媒体で多角的に情報収集を行うことで、企業理解を深められます。また、その企業独自の良さや強みを知るためには、競合他社と比較してみることもおすすめです。比較することで、企業の独自性や、自分が共感できる点を見つけることができ、志望動機に反映できます。
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企業を志望する理由を最初に記載する
志望動機は、企業を志望する理由を最初に記載することが重要です。採用担当者は、数多くの応募書類の中から、「なぜこの企業を志望したのか」という点に着目するからです。最初に志望理由を明示することで、採用担当者の興味を引きつけ、読み進めてもらう確率を高められるでしょう。
たとえば、「貴社の革新的な技術開発に魅力を感じたため」「社会貢献度の高い事業に携わりたいと思ったため」など、具体的かつ簡潔に志望理由を述べることが効果的です。
冒頭で志望理由を明確にすることで、主題が分かるため、採用担当者が読みやすいです。その結果、熱意や入社意欲が伝わりやすくなります。
志望理由の裏付けとなるエピソードを書く
志望理由を述べた後は、具体的なエピソードや実績を交えて、その理由の裏付けをすることが大切です。単に「◯◯に興味がある」「◯◯に魅力を感じた」と述べるだけでは、説得力に欠け、ほかの応募者との差別化も難しいです。
たとえば、興味・魅力を感じるきっかけとなったエピソードや、前職で培ったスキルを活かして志望企業に貢献したいという思いを、経験や実績とともに説明しましょう。そうすることで、志望理由の信憑性を高めることができます。
具体性を意識し、熱意や能力が伝わりやすい志望動機を作成しましょう。
入社後の目標やキャリアプランを提示する
入社後の目標やキャリアプランを提示することは、成長意欲と企業への貢献意欲を示す上で非常に効果的です。採用担当者は、現状のスキルだけでなく、将来的な成長の可能性や、企業への貢献度も考慮して採用判断を行います。
漠然とした目標ではなく、「入社後は前職で得たマネジメントスキルをさらに向上させ、部門のリーダーとして活躍したい」など、具体的な目標やキャリアプランを提示するのがおすすめです。また、企業の事業内容や今後の展望を踏まえた上で、自身のキャリアプランをどのように実現していきたいかを説明すると、企業とのマッチ度をアピールすることが可能です。
ただし、「入社して勉強(成長)したい」という目標は、企業にとってメリットがないため、避けたほうが良いでしょう。
具体的に目標やキャリアプランを提示することで、採用担当者があなたを採用するメリットをイメージできます。
採用担当者が志望動機を通じて知りたいこと
効果的な志望動機を作成するためには、採用担当者が何を知りたいのかを理解することが重要です。採用担当者の視点を把握し、作成することで、選考通過の可能性を高められます。採用担当者が志望動機を通じて知りたいことは、主に以下の3つです。
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・入社意欲の高さ
・応募者の人間性
・自社とのマッチ度
採用担当者は、なぜ数ある企業の中から自社を選んだのか、自社のどのような点に魅力を感じているのかを知りたいと考えています。また、これから一緒に働く可能性のある人材を採用するため、人間性も重要な判断基準です。どのような価値観を持ち、どのような考え方をする人物なのかを、志望動機を通して見極めようとしています。
さらに、企業文化や求める人物像に合致しているかも、採用担当者が見極めたいポイントです。企業と応募者の志向のミスマッチは、双方にとって不利益であるため、自社に貢献してくれるか、社風に馴染めるかを判断するために、志望動機を確認します。
採用担当者が知りたいポイントを理解し、効果的な志望動機を作成しましょう。
プロジェクトマネージャー(PM)の志望動機作成のポイント
効果的な志望動機を作成するためには、押さえておくべきポイントがあります。主に、以下の4点を意識して作成すると良いです。
分かりやすさ・伝わりやすさを意識する
志望動機は、採用担当者に分かりやすく伝わるように書くことが重要です。抽象的で漠然とした文章では、採用担当者に熱意や能力が伝わりません。
たとえば、「貢献したい」という言葉だけでなく、具体的な数字やエピソードを交えて説明することで、説得力が増します。「前職で売上を◯◯%向上させた」「プロジェクトを◯ヶ月短縮させた」といった実績を数値で示すことで、能力が具体的に伝わります。
それに加えて、PREP法(結論、理由、具体例、結論)を意識して書くのがおすすめです。結論から述べ、具体的な数字やエピソードを交えて説明することで、論理的で分かりやすい文章になります。
自分の言葉で書く
志望動機は、自分の言葉で書くことが重要です。例文をコピー&ペーストしたり、名前や職種だけを変えたりした志望動機は、採用担当者に見抜かれます。
たとえば、インターネットで見つけた例文をそのまま使用しても、あなたの個性や熱意は伝わりません。自分の経験や考えに基づいて、志望理由を伝えるのが大切です。ただし、ネガティブな表現をしないように気をつける必要があります。転職理由を人のせいにしたり、志望理由が待遇面だけになっていると、マイナスの印象を与えてしまいます。できるだけポジティブな表現をするように心がけましょう。
自分の言葉で誠実に書くことで、熱意や人柄が伝わり、採用担当者に良い印象を与えられます。
完成後に見直しをする
志望動機を書き終えたら、必ず見直しを行いましょう。誤字脱字や内容の矛盾があると、仕事に対する姿勢を疑われてしまう可能性があります。
具体的には、以下の項目をチェックすると良いです。
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・熱意が伝わる内容になっているか
・誤字脱字がないか
・伝えたいことと記載した内容にズレがないか
・アピールしたいスキルや経験と目標に一貫性があるか
推敲を重ねることで、より完成度の高い志望動機になります。作成後にしっかりと見直しを行い、ケアレスミスを防ぎましょう。
転職エージェントに添削してもらう
自分で志望動機を書くことに不安がある方やプロジェクトマネージャー未経験者は、転職エージェントに相談するのも1つの手段です。転職エージェントは、スキルカウンセリングや志望動機の添削を行ってくれます。
レバテックキャリアでは、独自のノウハウを活用した応募書類の添削サポートを提供しています。自分の強みが分からない、効果的なアピール方法が分からないという方はぜひ一度相談してみてください。
転職エージェントのサポートを活用することで、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
まとめ
この記事では、プロジェクトマネージャーの志望動機の書き方について、例文、作成手順、ポイントなどを解説しました。効果的な志望動機を作成するには、まず自己分析と企業研究を徹底的に行うことが重要です。自分自身の強みや経験を理解し、企業のビジョンや求める人物像と照らし合わせることで、志望理由を明確化できます。
採用担当者は、志望動機から「入社意欲」「人間性」「企業とのマッチ度」を知りたいと考えています。これらが伝わる内容であるか意識して作成しましょう。書き終えたら、誤字脱字や内容の矛盾がないか、必ず見直しすることが大切です。不安な場合は、転職エージェントに相談し、添削やアドバイスを受けるのもおすすめです。
これらのポイントを踏まえ、魅力が伝わる志望動機を作成し、プロジェクトマネージャーへの転職を成功させましょう。
※本記事は2024年12月時点の情報を基に執筆しております
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