SEを辞めてよかったと感じる理由
SEを辞めてよかったと感じる理由はさまざまです。以下に、SEを辞めてよかったと感じる主な理由をまとめました。
・業務内容の改善
・年収や待遇の向上
・ストレスの軽減
・モチベーションの向上
長時間労働や苦手な業務から解放され、ワークバランスが改善されたと感じる人もいれば、年収アップや待遇改善を実現した人もいます。また、SE特有の専門知識や技術を活かしつつ、より自分の興味関心に合った仕事に就くことで、モチベーションが向上したというケースも少なくありません。
実際の体験談については次の章で紹介します。参考にしてみてください。
現職のSEから転職してよかった人の体験談
ここでは、現職のSEから転職してよかったと感じている人の体験談を紹介します。紹介する体験談としては以下のとおりです。
SEを辞めるかどうか悩んでいる人は、ぜひ以下を参考にしてみてください。
アプリ開発エンジニアに転職した人の体験談
以下は、SIerのSEから業務用アプリケーション開発エンジニアに転職した人のインタビューです。
―転職を決意したのはどのような理由からでしょうか?
一番大きかったのは、このままだと技術的な成長が見込めそうにないと感じたからですね。もともと自分としては、技術力を高めていきたいという思いがありました。
(中略)
─現在の会社へ入られて、どのような印象をお持ちでしょうか?
技術力の高さに定評がある会社と聞いていましたが、思っていた以上でした。
すでに実務に入ってはいるのですが、技術の基礎を研修してもらっている部分もありまして。たとえば、サーバーの構築等を基礎から丁寧にレクチャーを受けています。前職で何か教わった際は、今の会社ほど根本的な部分からの説明がなかったですから、ここの社員の方々は技術への深い理解を持っていることが実感できました。
また、環境が変わったのも大きいですね。現在のところ、定時の17:30で退社できていますし、有給もしっかり取れる環境なので、いい意味でカルチャーショックを受けました(笑)。おかげでスキルアップに時間が充てられるため、満足しています。
引用元:レバテックキャリア『「開発以外の作業ばかり&高稼働」の前職から「開発スキルアップ&安定した稼働」を実現』
この体験談は、技術力向上を目指して転職し、成長できる環境とワークライフバランスの両立を実現した例です。以前のSIerでは技術的な成長に限界を感じていましたが、転職後は、質の高い研修や安定した労働時間を通して、スキルアップの機会を得られています。技術力の高い環境で働くことは、自身の成長を促すだけでなく、仕事への満足度を高めることにも繋がることが分かります。
Web開発企業へ転職した人の体験談
以下は、SIerからWeb開発企業へ転職したSEの体験談です。
同じ技術スタックでずっと(ERPの部署は8年)やっていると飽きるよね、というところがきっかけで、さらには大き目の企業特有の根回しとかが嫌になってしまった、というのが転職の理由でした。
(中略)
1年経って、この転職が正解だったかどうかは、自信を持って正解だったと言えます。その理由の一つは、やっぱり新しいことをやるのが楽しいということ。この1年は、AngularやGCPなどのこれまで使ったことのないものと格闘する1年でしたが、それをやっている時間はやっぱり楽しいですね。
引用元:note『12年勤めたSIerからWeb系の開発会社に転職して1年経った』
上記は、マンネリ化からの脱却と、新しい技術への挑戦を叶えた体験談です。Web開発企業への転職によって、仕事へのモチベーションを取り戻し、充実感を得ていることが分かります。
社内SEへ転職した人の体験談
以下は、SESのSEから社内SEへ転職した人の体験談です。
なんでSESから社内SEになろう(転職しよう)と思ったのかですが、大きいところで以下のようなところでした。
-
・自分が会社(客先ではなく自社)に貢献できてるか実感しずらい
・エンジニアとしてのスキルは身についても、それ以外のスキルは身につきづらい
・昇給がほとんど望めない(会社によって違うと思います)
・担当するプロジェクトによっては残業が当たり前
・自社も現場も自宅から遠くて通勤時間が長い(長くて片道2時間くらいでした)
(中略)
今、社内SEの仕事に対して、すごくモチベーションが高いです。SESとは違った立ち位置だからというのもあるかもしれないですが、何より社長をはじめ社員みんなのモチベーションが高いので、一緒に仕事をしているとすごく刺激を受けています。
また、SESの時に感じていた不満は全てきれいに解消することができました。不満のない状態で仕事ができるというのは本当に素敵なことだなと感じています。
引用元:『【体験談】SESから転職した結果|ストレスから解放されて理想的な職場環境へ』
この体験談は、SESの働き方に疑問を感じ、社内SEに転職することで、仕事へのモチベーションや職場環境を改善した例です。周囲の社員のモチベーションの高さが、本人のモチベーション向上に繋がっており、業務内容や待遇だけでなく社風や企業文化との相性も重要であることが分かります。
SEを辞めるべきか悩んでいる人へ
SEを辞めるべきか悩んでいる人は、まず「なぜ辞めたいのか」を明確にすることが重要です。残業の多さ、人間関係のトラブル、キャリアの停滞など、辞めたい理由は人それぞれです。理由を明確にすることで、SE自体を辞めるべきか、それともSEのまま今の環境を変えるだけで解決できるのかを判断できます。
次に、辞めたい理由を解決する方法を考えましょう。たとえば、長時間労働が理由なら、残業が少ない企業に転職する、上司に相談して業務量を調整してもらうといった方法が考えられます。
これらを自分で考えても整理できない場合は、キャリアアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。客観的な視点からアドバイスをもらえるだけでなく、自分に合った転職先を紹介してもらえる場合があります。レバテックキャリアでは、IT業界に精通したアドバイザーがカウンセリングを実施しているので、まずはお気軽に相談してみてください。
また、エンジニアを辞めたいと思ったときに考えるべきことを徹底解説!では、辞めたいと感じた際にやるべきことについて詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
SEを辞めた後の転職先
SEを辞めた後の転職先は、大きく分けてIT業界内での転職と異業種への転職の2つがあります。
SEとしての経験を活かしたい場合は、IT業界内の別職種への転職がおすすめです。具体例としては以下の職種が挙げられます。
おすすめの職種 | 概要 |
---|---|
セールスエンジニア | ・営業を技術面からサポートする職種 ・営業の現場で製品の説明や提案、 実演などを行う |
ITコンサルタント | ・企業の課題をITを用いて解決する職種 ・課題をヒアリング、分析し、 適切な解決策や戦略を提案する |
Webディレクター | ・Webサイトの企画制作などにおいて 管理業務を行う職種 ・Webサイト制作の企画を立案し、 制作プロジェクトの指揮や管理、運用を行う |
顧客に技術的な説明やコンサルティング、ディレクションなどを行う業務は、SEで得た経験や知識が活かせます。未経験からの転職だとしても、SEとしての専門的な知識があれば、有効なアピールになるでしょう。
また、異業種への転職を考える場合は、業種や職種についてしっかりと研究し、理解を深めてから転職活動を行うことが重要です。異業種では、企業文化や仕事の進め方がSEとは大きく異なる場合があり、ミスマッチが起こる可能性があります。
セールスエンジニアの求人・転職情報>
ITコンサルタントの求人・転職情報>
Webディレクターの求人・転職情報>
関連記事:SE(システムエンジニア)におすすめの転職先を業界・職種別に解説
まとめ
この記事では、SEを辞めてよかった理由、転職した人の体験談、SEを辞めるべきか悩んでいる人へのアドバイスなどを紹介しました。
SEを辞めてよかったと感じた主な理由としては、業務内容や年収・待遇の改善、人間関係ストレスの軽減、モチベーション向上などが挙げられます。
SEを辞めるという決断は、キャリアにおける大きな転換点です。後悔のない選択をするためにも、この記事で紹介した情報や体験談を参考に、自身の状況や希望をじっくりと整理し、慎重に検討することをおすすめします。
※本記事は2025年2月時点の情報を基に執筆しております
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