- オワコンではない!ネットワークエンジニアの将来性
- ネットワークエンジニアがオワコン、やめとけといわれる理由
- ネットワークエンジニアの平均年収
- ネットワークエンジニアがオワコン化しないための方法4つ
- まとめ
オワコンではない!ネットワークエンジニアの将来性
ネットワークエンジニアの将来性は高いと予想されています。主な理由は以下の2つです。
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1. 企業や自治体のDX推進による、ネットワークの必要性が高まっている
2. ネットワークの安定稼働を前提としたサービスの普及している
IPAの「DX動向2025」によると、2024年度時点で何らかの形でDXに取り組んでいる企業は全体の77.8%で、DXは着実に企業に浸透しています。各自治体においても、総務省の「自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画」に基づきDXが着実に推進されています。このようなDXの推進において、ネットワーク基盤の整備は必要不可欠な要素です。

※引用:IPA『DX動向2025』
また、IoTや5G、クラウドサービスをはじめとする、ネットワークの安定稼働を前提とした高度なサービスが普及しています。総務省の「令和6年通信利用動向調査」の結果、8割を超える企業がクラウドサービスを利用していることが判明しました。このように、ネットワークの社会インフラとしての重要性はますます高まっているのです。
これらの理由により、ネットワークエンジニアの将来性は今後も安定した状態が続くと予想されます。
関連記事:データで見るネットワークエンジニアに将来性・需要と今後必要なスキル
ネットワークエンジニアがオワコン、やめとけといわれる理由
ネットワークエンジニアがオワコンになるといわれる背景には、従来の業務の需要が減少していることが挙げられます。主な要因は以下の2つです。
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1. オンプレミスからクラウドへの移行
2. IaC(Infrastructure as Code)や自動化ツールの台頭
クラウドサービスが普及したことで、従来はオンプレミス(以下、オンプレとする)で行っていたインフラ設計や構築の機会は減少傾向にあります。クラウドサービスの活用により、ネットワーク構築の負担を軽減できるようになりました。
さらに、Terraformに代表されるIaCツールや、Ansibleのような自動化ツールの登場により、作業の効率化が進んでいます。これらのツールを活用することで、今まで人の手で行っていた作業を自動化できるようになりました。
ネットワークエンジニアの需要は安定していますが、従来の仕事内容は減少傾向にあるため、今まで同様のスキルや知識だけではオワコン化してしまうといわれているのです。そのため、技術の変化に適応できるエンジニアは今後も活躍できる一方で、従来型の業務にこだわる人材は徐々に競争力を失っていく可能性があります。
関連記事:ネットワークエンジニアはやめとけといわれる6つの理由と向いている人
ネットワークエンジニアの平均年収
レバテックキャリアの「ネットワークエンジニアの平均年収・給料の統計」によると、ネットワークエンジニアの収入は以下のとおりです。
| ネットワークエンジニア | ITエンジニア全体 | |
|---|---|---|
| 平均年収 | 437万円 | 504万円 |
| 中央値 | 450万円 | ー |
ITエンジニア全体の平均年収と比べると、67万円低いです。
しかし、これはネットワークエンジニアという職種がオワコンであることを示すものではありません。437万円はあくまで平均値であり、ここからクラウドやセキュリティといった専門スキルを身につけることで、ITエンジニア全体の平均(504万円)を大きく超える高年収も目指せるでしょう。
実際に、後述する専門分野のスキルを身につけることで、年収アップの可能性は十分にあります。次の章では、今後ネットワークエンジニアが市場価値を維持、向上していくための方法を紹介します。
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ネットワークエンジニアがオワコン化しないための方法4つ
ネットワークエンジニアがオワコン化しないための主な方法は、以下の4つです。
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
1. クラウド技術を身につける
ネットワークエンジニアが時代に取り残されないための方法の1つは、クラウド技術を身につけることです。クラウドの普及に伴い、従来のオンプレ環境のネットワーク知識だけでなく、クラウド環境特有のネットワーク技術の習得が求められています。
具体的には、AWSやAzure、GCPなどの主要クラウドサービスでのネットワーク設計、構築スキルの習得が挙げられます。これにより、ネットワークエンジニアとしてのオワコン化を回避できるでしょう。
実際に、レバテックキャリアの年収調査によると、代表的なクラウドサービスの1つであるAWSのスキルをもつエンジニアの平均年収は509万円です。これは、ネットワークエンジニアの平均年収より72万円高いです。
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2. IaC・自動化スキルを習得する
ネットワークエンジニアがオワコン化を避けるためには、IaCや自動化スキルの習得が効果的です。業界全体がスピードと効率を重視する方向に進んでいるため、手作業による設定ではスケールに対応できなくなっています。多くの企業では、数百、数千というネットワーク機器を管理する必要があり、手動での対応は非効率的かつエラーが発生しやすいのです。
ネットワークエンジニアに求められるIaCツールと自動化ツールは多岐にわたります。代表的なものとして、クラウドリソースをコードとして定義・管理できるTerraformがあります。このツールは、複数のクラウド環境に対応しており、作成したコードを異なるクラウドサービスにも転用できる利点があります。
また、Ansibleは分かりやすい構文でネットワーク機器の設定を自動化できるツールです。追加のソフトウェアをサーバーにインストールする必要がないエージェントレス方式を採用しており、導入が容易という特徴があります。
このように、ネットワークエンジニアには従来の技術に加え、IaCや自動化に関する知識・技術の習得が必要です。これらのスキルを積極的に取り入れることで、変化する技術環境への適応力を高められます。
3. セキュリティの専門性を高める
セキュリティの専門性を高めることも、ネットワークエンジニアとしてオワコン化しないための方法として効果的です。
サイバー空間における脅威は年々深刻化しています。脆弱性探索行為などの不正アクセスは、令和元年の4,192件から令和6年には9,520件へと2倍以上に増加しているのです。(参考:警視庁『令和6年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』)そのため、セキュリティの知識をもつITエンジニアの需要は高まっていると考えられます。
実際に、レバテックキャリアの年収調査によると、セキュリティエンジニアの平均年収は511万円で、ネットワークエンジニアの平均年収より74万円高いです。これは、セキュリティスキルの市場価値の高さを裏付けています。
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4. 語学力を磨く
語学力を磨くのもネットワークエンジニアとしてオワコン化しないための方法の1つです。グローバル化が進む現代において、英語をはじめとする外国語のスキルは重要な武器になります。
語学力があれば、グローバルチームとの協働や、海外拠点とのネットワーク連携などの業務にも対応できます。また、英語で書かれた最新の技術情報や、海外の先進的なネットワーク構築事例などにもアクセスしやすくなるため、技術力の向上にもつながるでしょう。
ネットワークエンジニアの条件別年収によると、外国語スキルを必要とする求人案件では、平均年収が526万円です。(参考:レバテックキャリア『ネットワークエンジニアの平均年収・給料の統計』)これはネットワークエンジニア全体の平均年収と比較して約100万円高い水準です。
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とはいえ、新しいスキルの習得には時間や労力がかかるため、ネットワークエンジニアとしての競争力を高めるのは難しいです。オワコン化を回避したい方は、まずは自分の市場価値を確認し、今後のキャリア戦略を練ることが重要です。
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まとめ
この記事では、ネットワークエンジニアの将来性とオワコン化しないための方法について解説しました。
ネットワークエンジニアは、企業や自治体のDX推進や高度なネットワークサービスの普及により、今後も需要が続くと予測されます。ただし、クラウド化や自動化の波により、従来型のオンプレ環境でのスキルだけでは価値を維持できなくなっています。
オワコン化を防ぐためには、クラウド技術やIaC・自動化スキルの習得、セキュリティ専門性の向上、語学力の強化が効果的です。これらのスキルを身につけることで、市場価値を高め、年収アップも期待できるでしょう。
この記事の内容を、市場価値を維持・向上させ、オワコン化を防ぐための参考としてください。
※本記事は2025年10月時点の情報を基に執筆しております