SESをバックレたときの法的リスクとは?損害賠償や懲戒解雇はある?

最終更新日:2025年9月19日

「SESの仕事はバックレても大丈夫?」
「バックレる以外にSESを辞める方法は?」
このような疑問を抱えていませんか?

SESエンジニアをバックレると、契約内容によっては法的リスクが生じる可能性があります。

この記事では、SESエンジニアがバックレたときの法的リスクを解説します。また、バックレる以外で辞める方法も紹介するので、SESの仕事に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

レバテックキャリアで転職した3人に2人が年収70万円UPを実現

※2023年1月~2024年3月実績

この記事のまとめ

  • SESをバックレると損害賠償や懲戒解雇などのリスクがある
  • 身体的、精神的負担が大きい場合は、自分を守るための行動が第一
  • SESをバックレたくなったら、上司や社外の窓口に相談するのがおすすめ

この記事の監修者

レバテックキャリア編集部

レバテックキャリアは、IT/Web業界のエンジニア・クリエイター向けに特化した転職エージェントです。当メディアでは、エンジニア・クリエイターの転職に役立つノウハウから、日々のスキルアップや業務に活かせる情報まで、幅広いコンテンツを発信しています。

SESをバックレると法的責任を追及される可能性がある

前提としてSESをバックレた場合、法的なリスクが発生する可能性があることを把握しておかなければなりません。契約を締結した以上、企業と労働者の双方が契約内容を順守する義務を負っているからです。

具体的には、雇用契約や労働契約に基づいて報酬を受け取る場合、契約どおりに仕事をする必要があります。つまり、契約期間中に仕事をバックレると、契約違反に該当するのです。契約違反について、契約内容に具体的に明記されている場合は、企業は相応の法的措置を取ることがあるため、注意が必要です。

このように、バックレには大きなリスクが潜んでいるので、正規の方法での退職をおすすめします。

SESをバックレたときに起きるリスク

SESをバックレたときに起こり得るリスクは、以下のとおりです。


1つずつ解説するので、バックレて後悔しないためにも把握しておきましょう。

会社から連絡が止まなくなる可能性がある

SESをバックレると、会社から執拗に連絡が来る可能性があります。派遣先での業務が継続している場合、会社は代替要員の手配や顧客への説明が必要になるため、確認を急ぐあまり、連絡が頻繁になってしまうのです。

連絡手段として、電話やメール、SNSのメッセージなどが使われます。1日に何度も着信があったり、複数の上司や人事担当者から連絡が来たりするケースは珍しくありません

さらに、自宅への訪問などの、直接的なアプローチを取られるケースもあります。

身内に連絡がいく可能性がある

SESをバックレた場合、会社から身内に連絡がいく可能性があります。従業員と連絡が取れない状況では、緊急連絡先として登録されている家族や親族に連絡を取ることが一般的です。バックレてしまうと、両親や配偶者の職場に連絡が入り、家族に迷惑をかけてしまう場合があります。

また、会社によっては実家に直接訪問するケースもあります。特に、重要なプロジェクトに参加している場合や、会社の機密情報を扱っている場合は、このような対応を取られる可能性が高いです。身内に迷惑をかけないためにも、適切な退職手続きを取ることをおすすめします。

損害賠償を求められる可能性がある

退職やバックレ自体では賠償を求められることはありませんが、損害を与えた場合は、常駐先への違約金や代替要員の緊急手配費用などの賠償を求められる可能性があります。

たとえば、重要なプロジェクトでエンジニアが突然いなくなった場合、常駐先から契約解除や損害賠償を求められ、費用を請求される可能性はゼロではありません

雇用契約書や労働契約書にバックレ時のペナルティが記載されている場合は、法的責任を追及される可能性が高いです。

転職活動を始める

懲戒解雇される可能性がある

SESをバックレた場合、懲戒解雇される可能性もあります。具体的には、指導や注意を無視して、無断欠勤を続けて職場の秩序を乱した際の罰則が就業規則に明記されている場合、懲戒解雇の対象となることがあります。

懲戒解雇になってしまうと、現在の職を失って収入が途切れるだけでなく、転職活動の際に説明する必要があり、採用に悪影響を与える可能性が高いです。さらに、解雇予告手当が支給されないリスクが生じる可能性もあります。

また、懲戒解雇となった場合、離職票などに「重責処分」として記録され、後の転職活動で大きなハンデとなることも考えられます。

懲戒解雇を避けるためには、どのような状況であっても会社との連絡を絶やさず、退職の意思がある場合は正式な手続きを取ることが大切です。

給与を減額されたり退職金がもらえない場合がある

バックレにより会社に損害が発生した場合、損害額が最終給与から差し引かれる可能性もあります。特にSESでは、あなたが突然いなくなることでクライアント先に迷惑をかけ、契約解除や損害賠償が発生するケースがあります。

多くの会社では就業規則にバックレた場合の罰則が明記されているので、事前に確認しておきましょう。

バックレではなく正しい方法で自分を守ることが大切

ここまでバックレることのリスクを紹介してきましたが、体や心に不調をきたしている場合は、しっかり休息をとることが大切です。バックレではなく適切な手続きを踏むことで、自分を守ることができます。

バックレは一時的な解決策に見えますが、多くのリスクが存在します。一方で、正当な手続きを踏めば、自身の権利を守りながら問題のある労働環境から脱出することが可能です。

関連記事:SESの案件を抜けたい時の対処法!穏便なのは更新タイミングでの離脱?

バックレる以外のSESエンジニアを辞めるほかの方法

バックレたいときにSESエンジニアを辞める方法として、以下の2つが挙げられます。


それぞれ解説するので、ぜひ参考にしてください。

まずは社外の人に相談する

SESを辞めたいと感じたときは、まず社外の人への相談がおすすめです。

具体的な相談先として、無料の相談窓口やキャリアカウンセラーなどが挙げられます。会社と関係のない人に話を聞いてもらうことで、今の気持ちを整理できたり、心が軽くなったりするでしょう。

また、転職エージェントやキャリアカウンセラーに相談すれば、退職のタイミングや転職活動の進め方について具体的な指導を受けることが可能です。

さらに、同じ業界で働く友人や先輩エンジニアに相談することも有効です。SES業界の実情を理解している人からの助言は、現実的で実践的な解決策を見つける手助けとなります。

なお、レバテックキャリアではカウンセリングを実施しており、仕事に関するご相談はもちろん、スキルの棚卸しやあなたの強みや市場価値、アピールポイントを明確にできます。無料で受けられるので、お気軽にご活用ください。

関連記事:レバテックキャリアは相談だけでも利用できる!キャリア相談会など働き方をサポート

転職アドバイザーに無料相談

誠実に退職を上司や会社に伝える

SESを辞めたい場合は、上司や会社に誠実に退職の意思を伝えることが重要です。退職の意思を伝える際は、まず直属の上司に口頭で相談し、その後書面で正式に退職届を提出します。退職理由は、キャリアチェンジや家庭の事情、健康上の理由など、個人的な事情として説明することができます。

また、引き継ぎ業務についても積極的に協力する姿勢を示すことが大切です。担当しているプロジェクトの状況や必要な資料の整理、後任者への業務説明などを丁寧に行うことで、円満な退職につながります。

誠実な対応を心がけることで、会社側も理解を示しやすくなり、トラブルなく退職手続きを進めることができるでしょう。

関連記事:SES・客先常駐から脱出する方法!おすすめの転職先や注意点を紹介

SESをバックレると常駐先との契約はどうなる?

常駐先との契約は、SES会社と常駐先との契約になります。そのため、バックレたからといって法的な責任は発生しません。

ただし、エンジニアが突然いなくなることでプロジェクトの進行に支障をきたします。また、SES企業は契約上の義務を果たせなくなり、常駐先との今後の取引関係にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。

このような状況を避けるためには、退職を検討する際に適切な引き継ぎ期間を設け、関係者全員が納得できる形で業務を終了させることが重要です。

まとめ

この記事では、SESの仕事をバックレた場合に起こり得るリスクや、バックレたいと感じたときの対処法について解説してきました。

SESの仕事をバックレてしまうと、会社からの連絡が止まらなかったり、身内に連絡が行ったりする可能性があります。最悪の場合、損害賠償や懲戒解雇などのリスクもあります。

そのため、今SESの仕事をバックレたいと思っている方は、上司に退職を検討していることを相談しましょう。いきなり上司に相談するのはハードルが高い方は、社外の相談窓口やキャリアカウンセリングを利用するのもおすすめです。

体や心に不調が出ている方は、自分を第一に考えた行動を取るようにしましょう。
※本記事は2025年8月時点の情報を基に執筆しております

採用担当者1000名に聞いたIT人材白書2025 無料でダウンロードする

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

関連する記事

SIerの求人・転職一覧

×
×

年収アップをご希望の方へ

簡単!年収診断

現在の市場価値や
年収UPの実現方法がわかる!

現在の職種はどちらですか?