【年代別】SESエンジニアの平均年収!給料が上がらない理由とは?

最終更新日:2025年8月8日

「SESで働いているけど、年収は同年代と比べてどうなの?」
「将来はどれくらい稼げるようになるの?」
SESエンジニアとして働く中で、年収の現状や将来性に不安を感じていませんか?

この記事では、20代・30代・40代それぞれのSESエンジニアの平均年収を具体的な数値とともに解説します。また、SESエンジニアが年収アップを実現するための効果的な3つの方法について詳しく紹介しています。自分の市場価値を正確に把握し、将来のキャリアプランを立てるための参考にしてください。

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※2023年1月~2024年3月実績

この記事のまとめ

  • 20代のSESエンジニアの平均年収は約390万円
  • 30代のSESエンジニアの平均年収は約560万円
  • 40代のSESエンジニアの平均年収は約670万円
  • SESエンジニアが年収をアップするには上流工程の経験やスキル向上が重要
  • プライム案件が多い企業への転職も効果的

この記事の監修者

レバテックキャリア編集部

レバテックキャリアは、IT/Web業界のエンジニア・クリエイター向けに特化した転職エージェントです。当メディアでは、エンジニア・クリエイターの転職に役立つノウハウから、日々のスキルアップや業務に活かせる情報まで、幅広いコンテンツを発信しています。

【年代別】20代・30代・40代のSESエンジニアの年収

SESエンジニアの平均年収は、年齢によって異なります。SESエンジニアの平均年収は、以下のとおりです。


なおSESエンジニアの月収は408,600円(※1)で、ITエンジニア全体の月収は420,200円(※2)です。

SESエンジニアとITエンジニア全体の月収を比較すると、SESエンジニアの月収はITエンジニア全体の約97%であることが分かります。

年代別の平均年収については、職業情報提供サイトjobtagのシステムエンジニアの平均年収のデータと、上記の比率(97%)から、以下の表のように算出されます。

  ITエンジニア全体 SESエンジニア
20代 約400万円 約390万円
30代 約580万円 約560万円
40代 約690万円 約670万円

※1.SESエンジニアの月収は厚生労働省「令和5年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」より、「情報処理・通信技術者」の1日当たりの賃金から計算
※2. ITエンジニア全体の月収は厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」より、「情報通信業」の「きまって支給する現金給与額」から計算


以下では、それぞれの年代の平均年収について詳しく解説するので参考にしてください。ただし、平均年収の算出に使用した各調査は調査時期や対象者、手法などが異なるため、数値に差異が生じる可能性があります。あくまで傾向の比較としてご参照ください。

20代のSESエンジニアの平均年収は約390万円

20代のSESエンジニアの平均年収は約390万円です。国税庁の令和5年分民間給与実態統計調査結果によると、20代前半の平均年収は約267万円、20代後半の平均年収は約394万円です。このことから、SESエンジニアの年収は同世代の給与所得者と比較して決して低くないことが分かります。ただし、SESエンジニアは年収が上がりにくい傾向があるため、将来的な伸びについては注意が必要です。

SESの給料が上がりにくい具体的な要因としては、業界の多重下請け構造が挙げられます。元請けから下請け企業へと案件が流れる過程で各社がマージンを取るため、エンジニアに還元される金額が限られてしまうことがあります。また、SES業界では単価の価格競争が激しく、それによりエンジニアの給与も抑えられがちです。

さらに、コーディングや単体テストといった下流工程を担当することが多く、上流工程の経験を積みにくいため、昇給しづらい傾向があります。加えて、客先常駐という働き方のため、所属企業での評価を得にくい場合もあります。

20代のSESエンジニアは、これらの要因を理解した上で、自身のキャリアパスを考えることが重要です。

30代のSESエンジニアの平均年収は約560万円

30代のSESエンジニアの平均年収は約560万円です。この年代では、スキルや経験を積んで高単価案件に参画できる能力の習得が年収アップの鍵となります。SESエンジニアが一般的なITエンジニアと同じような成長曲線で年収を伸ばしていくためには、意識的なキャリア構築が欠かせません。

具体的には、以下のスキルや経験が必要です。

  • ・上流工程の経験

    ・最新のプログラミング言語やフレームワークの習得

    ・クラウドサービスの活用技術

    ・プロジェクトマネジメント能力

上記のようなスキルを習得しエンジニアとしての市場価値を高めなければ、平均年収の維持・向上が難しくなる可能性があります。

SESにおける30代からのキャリアパスの考え方については「30代以降もSESは続けられる?今後のキャリアパスの考え方」をご覧ください。

40代のSESエンジニアの平均年収は約670万円

40代のSESエンジニアの平均年収は約670万円です。しかし、この数値はあくまで平均値であり、平均を下回る年収となるケースも少なくありません。

この年代で平均年収を下回る理由としては、高単価案件に参画するために必要な最新技術やマネジメントスキルが身についていないことが挙げられます。IT業界は技術の進化が速く、常に学び続けなければ市場価値を維持できません。40代になっても特定の言語のプログラミングだけを担当し続けていると、単価の上昇が見込めなくなります。

加えて、年齢による案件獲得の難しさも挙げられます。さまざまな案件を保持するSES企業であっても、比較的簡単な案件は若手の育成に回されることも少なくありません。また、高度な技術力を要する案件の数が限られている場合も多く、エンジニア自身のスキルレベルや希望単価に適した案件への配属が困難になることがあります。

40代のSESエンジニアは、自分自身の市場価値を正確に把握し、それに見合った待遇を得られているか確認することが重要です。

もし「市場価値と合致した待遇を得られていない」と感じる場合は、レバテックキャリアの年収診断のご利用をおすすめします。自分の年収相場や同じ職種の方との年収比較などが登録不要で分かるので、現在の年収にご不満や不安をお持ちの方はお気軽にお試しください。

SESエンジニアが年収をアップする3つの方法

SESエンジニアとして働きながら年収を上げるには、戦略的なキャリア構築が必要です。ここでは、年収アップに効果的な3つの方法を紹介します。


それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

関連記事:SESの給料・年収が上がらない理由は5つ!昇給する方法なども紹介

1. 上流工程を担当する

SESエンジニアが年収をアップさせる効果的な方法の1つは、上流工程を担当することです。要件定義や基本設計など上流工程の業務は、プロジェクト全体の方向性を決める重要な役割を担います。そのため、上流工程を担当するエンジニアは市場での評価が高く、コーディングだけを行うエンジニアより単価が高くなる傾向があります。

上流工程に携わるには、高度な技術スキルに加え、顧客の業務知識や課題解決能力が必要です。上司に相談するなどして、上流工程への参画機会を増やしていくことが重要です。

上流工程の業務経験を積むことで、SESエンジニアとしての市場価値を高め、年収アップにつなげられます。

関連記事:SESでも上流工程に携われる!方法や企業選びのポイントを解説

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2. スキルの専門性を高める

SESエンジニアが年収を向上させるには、スキルの専門性を高めることが効果的です。 特定の分野で卓越した能力を持っていると、SESエンジニアとしての市場価値は高くなります。

おすすめのスキルアップ分野は以下のとおりです。

  • ・クラウド技術

    ・AI/機械学習

    ・セキュリティ

    ・データ分析

これらの分野は今後も高い成長が見込まれています。専門知識を習得することで、より多くの案件に参画できる機会が増え、高単価案件の獲得に繋がりやすくなります。

また、スキルの専門性を客観的に証明する手段として、資格取得も有効です。 資格は技術力の証明となるため、転職時のアピール材料として活用できます。資格取得に向けた学習を通じて専門スキルを磨くことは、SESエンジニアとしての市場価値向上に大きく貢献します。

SESエンジニアにおすすめの資格の詳細は「【状況別】SESエンジニアにおすすめの資格18選!取得のメリットも紹介」をご覧ください。

3. プライム案件が多い企業を探す

SESエンジニアが年収を上げるためには、プライム案件が多い企業に所属することも効果的な方法です。プライム案件とは、エンドユーザー企業と直接取引を行う案件のことで、中間マージンが発生しないため、エンジニアへの還元率が高くなる傾向があります。

多重下請け構造の場合、元請けから2次、3次と案件が流れる過程で各社がマージンを取るため、末端のエンジニアに支払われる金額は減少しがちです。

プライム案件が多い企業を見つけるには、「プライム比率」や「直請け比率」といった指標を確認することが重要です。企業のWebサイトや求人情報にこれらの比率が明記されている場合もありますが、説明会やカジュアル面談で直接質問するのもおすすめです。

プライム案件が多い企業への転職で、同じスキルレベルでも年収アップの可能性が高まります。

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SESエンジニアに関するよくある質問

SESエンジニアに関するよくある質問と回答を2つ紹介します。


それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

Q1. SESから自社開発企業に転職できますか?

SESから自社開発企業への転職は可能です。しかし、難しい傾向があるため、転職を成功させるには、応募書類やポートフォリオによる強みのアピールや、自分の市場価値を適切に把握することが大切です。

SESから自社開発企業への転職の詳細については「SESから自社開発企業へ転職を成功させる方法!難しい理由やポイントを解説」をご覧ください。

Q2. SESからSIerに転職できますか?

SESエンジニアからSIerへの転職は可能です。SIerの業務は主に上流工程を担当するため、転職を成功させるためには上流工程の理解が必要です。具体的には、マネジメントスキルやコミュニケーションスキル、設計、構築スキルなどが求められます。

SESからSIerへの転職の詳細については「SESからSIerの転職には上流工程の経験が重要!必要スキルや資格を解説」をご覧ください。

まとめ

この記事では、SESエンジニアの年代別の平均年収と年収アップの方法について解説しました。SESエンジニアの年収は20代で約390万円、30代で約560万円、40代で約670万円と、年齢とともに上昇しています。

ただし、年収を維持・向上させるには、専門性の高いスキルを習得し、高単価案件への参画機会を増やすことが不可欠です。また、上流工程を担当する、プライム案件が多い企業に転職するなどの方法が効果的です。SESから自社開発企業やSIerへの転職も、キャリアアップの選択肢として検討する価値があります。

計画的にスキルアップを図り、自分の市場価値を高め続けることで、SESエンジニアとしても充実したキャリアを構築できる可能性が高まります。年収や今後のキャリアに不安を持つSESエンジニアの方は、この記事の内容を参考に、自分自身のキャリアプランを見直し、市場価値を高めるための行動を始めてください。

※本記事は2025年7月時点の情報を基に執筆しております

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