バックエンドエンジニアのおすすめ資格9選!必要な知識や勉強法を紹介

最終更新日:2025年6月26日

「バックエンドエンジニアを目指しているけど、どんな資格を取れば良いか分からない…」
「自分のキャリアアップに繋がる資格を知りたい…」と悩んでいませんか?

サーバーサイドエンジニアとも呼ばれるバックエンドエンジニアには、必須の資格はありません。しかし、資格取得を目指すことで知識・スキルの向上に繋がり、客観的な評価を得られる機会にもなります。

この記事では、バックエンドエンジニアにおすすめの資格を9つ紹介します。自分に合った資格を見つけるための3つのポイントや、それぞれの資格の学習方法なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • バックエンドエンジニアの資格選びのポイントは難易度や信頼性、試験概要
  • おすすめの資格は基本情報や応用情報、LinuC、RHCSAなど
  • プログラミング言語のおすすめ資格はOracle認定JavaプログラマやPHP技術者認定試験など

バックエンドエンジニアが資格の選ぶ際のポイント

バックエンドエンジニアのキャリアにおいて、資格取得は技術力の証明や市場価値の向上に役立ちます。資格選びでは、以下の3つのポイントを考慮することをおすすめします。


それぞれのポイントについて詳しく解説するので参考にしてください。

自分に合った難易度の資格を選ぶ

資格を選ぶ際には、現在のスキルレベルや経験に見合った資格を選ぶことが重要です。難しすぎる資格に挑戦すると、学習の途中で挫折してしまう可能性が高くなります。一方で、簡単すぎる資格では、新しい知識やスキルが身につかず、効果的なスキルアップにつながりません。

たとえば、IPAの情報処理技術者試験を目指す場合、次のように段階的な取得がおすすめです。

  • 1. ITパスポート試験(入門レベル)

    2. 基本情報技術者試験(基礎レベル)

    3. 応用情報技術者試験(中級レベル)

    4. 高度情報技術者試験(上級レベル)

このように、自分の実力に合わせてステップアップしていくことで、着実にスキルを積み上げることができます。そのため、今の自分に合ったレベルの資格を選ぶことをおすすめします。

信頼性の高い資格を選ぶ

信頼性の高い資格を選ぶことは、バックエンドエンジニアとしての市場価値を高めるために重要です。企業から評価される資格を取得することで、社内評価の向上や転職時の評価アップにつながります。

たとえば、情報処理技術者試験などの国家試験やOracleやGoogleなどのベンダー資格は、実務で必要とされる知識やスキルを証明できる指標として信頼が厚いです。特に、国家試験は国の法律に基づいて認定される資格のため、信頼性が高いといえます。

バックエンドエンジニアとしての市場価値を向上させるには、信頼性の高い資格を選ぶことが大切です。

内容や日程など試験概要を把握して選ぶ

資格選びの際、試験内容や実施日程などの概要を事前に把握することも重要です。資格試験にはそれぞれ異なる特徴があり、試験概要を把握することで効率的な学習計画を立てることができます。

確認すべき主なポイントは以下のとおりです。

試験の実施形式 ・CBT(Computer Based Testing)方式
・従来型の筆記試験
・実技試験
試験の実施頻度 ・年間の実施回数
・予約可能な時期
・申込期間
出題範囲と難易度 ・試験科目や分野
・資格ごとの段階的な区分
ITスキル標準(ITSS)におけるレベル

上記のような試験概要を把握した上で資格を選ぶことで、自分のスケジュールに合わせた効率的な学習計画を立てることができます。試験概要を理解しておくことは、資格選びで失敗しないための重要なポイントです。

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バックエンドエンジニアにおすすめの資格9選

バックエンドエンジニアに必須の資格は存在しません。しかし、資格取得への取り組みは自身の知識向上につながり、客観的な評価を得られる機会となります。ここでは、バックエンドエンジニアにおすすめの資格として、以下の9つ紹介します。

分類 資格名
IT全般 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験
OS関連 LinuC(Linux技術者認定資格)
Red Hat認定システム管理者(RHCSA)
プログラミング言語 Oracle認定Javaプログラマ
PHP技術者認定試験
Ruby技術者認定試験
Python 3 エンジニア認定試験
IPA高度区分 システムアーキテクト試験
データベーススペシャリスト試験

それぞれ要点を解説するので参考にしてください。

関連記事:サーバーサイドエンジニアとは?仕事内容や資格、勉強方法などを紹介

基本情報技術者試験/応用情報技術者試験

基本情報技術者試験応用情報技術者試験は、IPAが主催する国家試験で、ITエンジニアの登竜門として知られています。基本情報技術者試験は、プログラミングやデータベース、ネットワークなど、IT全般の基礎知識を証明します。応用情報技術者試験は、より実践的な知識とスキルを証明する上位試験です。

これらの試験の合格に向けて学習することで、IT全般の基礎から応用の知識を体系的に習得でき、設計や実装・運用の理解が深まります。

基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の概要は、以下の表のとおりです。

  基本情報技術者試験 応用情報技術者試験
開催時期 通年実施 年2回(春期・秋期)
難易度 ITSSレベル2 ITSSレベル3
受験料
(税込)
7,500円 7,500円
受験方式 CBT方式 午前は多肢選択式、
午後は記述式

基本情報技術者試験はCBT方式で年間を通して受験可能なため、まずは基本情報技術者試験の受験をおすすめします。その後、ステップアップとして応用情報技術者試験に挑戦することが望ましいです。

基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は、ITに関する幅広い知識を網羅的に身につけられるため、業務範囲が広いバックエンドエンジニアにおすすめの試験といえます。

LinuC(Linux技術者認定資格)

LinuC(Linux技術者認定資格)は、Linux環境での開発や運用に必要な知識を証明する資格です。レベル別に4段階展開されており、Linuxの基本操作からシステム管理まで段階的に学習できます。

LinuC(Linux技術者認定資格)の概要は、以下の表のとおりです。

名称 LinuC
開催時期 通年
難易度 LinuCレベル1:ITSSレベル1
LinuCレベル2:ITSSレベル2
LinuCレベル3:ITSSレベル3
LinuCシステム
アーキテクト:ITSSレベル4
受験料
(税込)
LinuCレベル1(101試験/102試験)
:各16,500円
LinuCレベル2(201試験/202試験)
:各16,500円
LinuCレベル3(300試験/303試験/304試験)
:各16,500円
LinuCシステムアーキテクト(SA01試験/SA02試験)
:各27,500円
受験方式 テストセンター受験と
オンライン受験の2つの
受験方法から選択可能
備考 LinuCレベル1認定条件
:「101試験」「102試験」の両方に合格
LinuCレベル2認定条件
:「有意なLinuCレベル1の認定」を持ち、
  かつ、「201試験」「202試験」の両方に合格
LinuCレベル3認定条件
:「有意なLinuCレベル2の認定」を持ち、
  かつ「300試験」「303試験」「304試験」
  のいずれか1つに合格
LinuCシステムアーキテクト認定条件
:「有意なLinuCレベル2の認定」を持ち、かつ、
  「SA01試験」と「SA02試験」の両方に合格

年間を通してオンライン受験が可能なため、合格に向けたスケジュール調整はしやすいといえます。しかし、1つのレベルに認定されるために複数の試験への合格が必要なことと、各試験ごとに受験料が発生することから、合格には綿密な学習計画を立てて臨むことが大切です。

LinuCの学習をすることで、バックエンド環境で使用されることが多いLinuxサーバーのスキルが身につくため、バックエンドエンジニアにおすすめの資格といえます。

Red Hat認定システム管理者(RHCSA)

Red Hat認定システム管理者(RHCSA)は、Red Hat Enterprise Linuxの管理能力を証明する実践的な資格です。実践的な操作スキルを問う実技試験のため、業務で即戦力となるサーバー管理能力を習得できます。

Red Hat認定システム管理者(RHCSA)の概要は、以下の表のとおりです。

名称 Red Hat認定システム管理者
(RHCSA)
開催時期 通年(月1回程度開催)
難易度 ITSSレベル1
受験料 50,000円
受験方式 実機を使用する試験と
リモート受験の2つの受験方法
から選択可能

受験方法は、オンサイトでの受験かリモート受験かの2つのパターンから選択可能です。ただし、リモート受験の場合は、Live USBからのOSが起動できることや、広角Webカメラを指定の位置に設置できることなど、さまざまな要件が設定されています。詳細は公式ページよりご確認ください。

Red Hat認定システム管理者(RHCSA)の取得は、バックエンドエンジニアが実務で必要となる実践的なスキルを身につけられるためおすすめです。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Oracle社が認定するJavaの技術者資格で、世界的に認知度の高い認定資格です。BronzeとSilver、Goldの3段階があり、Javaプログラミングの基礎から応用までの知識を習得できます。

Oracle認定Javaプログラマの概要は、以下の表のとおりです。

名称 Oracle認定Javaプログラマ
開催時期 通年
難易度 Bronze:ITSSレベル0
Silver:ITSSレベル1
Gold:ITSSレベル2
受験料 Bronze:約14,725円
Silver、Gold:約37,975円
受験方式 Bronze:ピアソンVUE公認テストセンター
での受験とリモート受験の2つの受験方法
から選択可能
Silver、Gold:ピアソンVUE公認
テストセンターでの受験
備考 Gold受験にはSilverの認定が必須

受験料は為替の状況により前後するため、受験の際は最新の情報を確認してください。また、受験方式については、Bronzeのみリモート受験が可能です。SilverとGoldは監督付き試験となるため、ピアソンVUE公認テストセンターでの受験となります。

Javaを使用したバックエンド開発に役立てられるため、バックエンドエンジニアにはOracle認定Javaプログラマの取得がおすすめです。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、PHPの開発スキルを証明する資格です。「初級」と「上級/準上級」の2種類の試験があり、PHPプログラミングの基本知識から実用的なプログラミングテクニックまで、体系的な学習が可能です。

PHP技術者認定試験の概要は、以下の表のとおりです。

名称 PHP技術者認定試験
開催時期 通年
難易度 初級:ITSSレベル1
準上級:ITSSレベル2
上級:ITSSレベル3
受験料
(税抜)
初級:12,000円
上級/準上級:15,000円
受験方式 CBT方式で実施
備考 上級/準上級:7割以上の正解で
上級試験合格、5割以上7割未満の
正解で準上級試験合格

PHP技術者認定試験の上級/準上級は同一の試験で評価されます。7割以上の正解で上級合格、5割以上7割未満の正解で準上級合格と判定されます。そのため、上級を狙いつつ、最低でも準上級合格を目標にする、といった学習計画が立てやすいでしょう。

PHP技術者認定試験を取得することで、バックエンドエンジニアとして実務で活かせるPHPプログラミング技術が習得できるためおすすめです。

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、Ruby言語のスキルを証明する資格です。SilverとGoldの2段階があり、Rubyの基本文法から高度な機能まで、幅広い知識を習得できます。

Ruby技術者認定試験の概要は、以下の表のとおりです。

名称 Ruby技術者認定試験
開催時期 通年
難易度 Silver:ITSSレベル1
Gold:ITSSレベル2
受験料(税込) 16,500円
受験方式 CBT方式で実施
備考 Goldとして認定されるには
GoldおよびSilver試験の合格が必要

SilverとGoldのどちらも通年、全国の試験会場で受験可能です。また、Silverは難易度がそれほど高くないことから、プログラミング初心者にとっても挑戦しやすい試験です。

Rubyをメインで扱う現場のバックエンドエンジニアには、特におすすめの資格といえます。

Python 3 エンジニア認定試験

Python 3 エンジニア認定試験は、Pythonのプログラミング能力を証明する資格です。データ分析やAI開発でも注目されるPythonの基本的な知識から、Pythonを実践的に使っていく上で重要な仕様やライブラリの使い方まで、体系的に学習できます。

Python 3 エンジニア認定試験の概要は、以下の表のとおりです。

名称 Python 3 エンジニア認定試験
開催時期 通年
難易度 基礎試験:ITSSレベル1
実践試験:ITSSレベル2
受験料
(税抜)
基礎試験:10,000円
実践試験:12,000円
受験方式 CBT方式で実施

基礎試験と実践試験のどちらも通年全国の試験会場で受験可能です。また基礎試験は、国家試験以外の試験の中では受験料が比較的安いため、プログラミング初心者にとって挑戦しやすい試験といえます。

Pythonのプログラミング能力を証明できるため、Pythonの仕様機会が多いバックエンドエンジニアにおすすめです。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、IPA主催の情報処理技術者試験の中で高度区分に属する試験です。システム設計やアーキテクチャ設計に関する高度な知識を証明します。

システムアーキテクト試験の概要は、以下の表のとおりです。

名称 システムアーキテクト試験
開催時期 年1回(春期)
難易度 ITSSレベル4
受験料(税込) 7,500円
受験方式 午前1・午前2:多肢選択式(四肢択一)
午後1:記述式
午後2:論述式

システムアーキテクト試験の午後2試験は論述式となっています。設問の内容を理解し、自分の経験と照らし合わせ、論文形式で解答することが必要です。そのため、システム開発の上流工程に関する深い知見とスキルだけでなく、論文対策が必要となるため、難易度は非常に高いです。しかし、信頼性が高い国家試験であり、高度な能力があることを証明できるため、エンジニアとしての市場価値を高めたい方におすすめの挑戦しがいのある資格といえます。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、システムアーキテクト試験と同じく、IPA主催の情報処理技術者試験の高度区分に属する試験です。データベース設計や運用管理に関する専門的な知識を証明します。

データベーススペシャリスト試験の概要は、以下の表のとおりです。

名称 データベーススペシャリスト試験
開催時期 年1回(春期)
難易度 ITSSレベル4
受験料(税込) 7,500円
受験方式 午前1・午前2:多肢選択式(四肢択一)
午後1・午後2:記述式

データベーススペシャリスト試験の午後試験は記述式です。実務で起こりうる問題をベースに出題されるため、データベースに関する専門的な知識だけでなく、問題解決能力も試されます。データベース分野で活躍の場を広げたい方におすすめの資格といえます。

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バックエンドエンジニアの資格取得に効果的な勉強方法

資格取得には適切な勉強方法の選択が重要です。ここでは、バックエンドエンジニアにおすすめの9つの資格について、それぞれ効果的な学習方法を紹介します。自分に合った方法を見つけ、計画的に学習を進めましょう。


それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

基本情報技術者試験/応用情報技術者試験

基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の学習では、過去問題を繰り返し解き、不正解の箇所を調べて解き直すことが効果的です。過去問題に取り組むことで、以下のメリットが得られます。

  • ・出題範囲と傾向の把握

    ・試験形式への慣れ

    ・苦手分野の特定と重点学習

具体的な教材としては、以下の学習サイトがおすすめです。

過去問道場では、選択肢をランダムに並べ替えることや、計算問題に絞った出題が可能なので、効率的に実力を向上させることができます。解答の直後に詳しい解説が見られるので、誤りを素早く把握でき、復習に役立ちます。

LinuC(Linux技術者認定資格)

LinuC(Linux技術者認定資格)の学習では、実践的なコマンド操作の習得が重要です。実際にコマンドを操作してLinuxを操作できる環境を用意することで、学習の理解度を深めることができます。

実際にLinuxに触れられる環境と、以下の勉強方法を組み合わせて学習することがおすすめです。

おすすめの書籍など、LinuCの学習方法についての詳細は「Linuxのおすすめ資格LinuC・LPICとは?違いや難易度を解説」を参考にしてください。

Red Hat認定システム管理者(RHCSA)

Red Hat認定システム管理者(RHCSA)の学習では、書籍による体系的な学習と実機によるコマンドの反復的な演習がおすすめです。RHCSA認定試験は実技試験が中心となります。そのため、書籍による学習にあわせ、実機でのコマンド操作やトラブルシューティング練習を重ねておくと安心です。

おすすめの書籍は以下のとおりです。

『Red Hat RHCSA 9 Cert Guide: EX200 (Certification Guide)』(Pearson IT Certification、Sander van Vugt)

オライリーのオンライン学習サービスであるO'Reilly Learningに登録している方であれば、Red Hat RHCSA 9 Cert Guide: EX200から閲覧できます。RHCSA合格を目指すには、上記のような書籍での学習と、実機環境での実践的な演習をバランス良く行うことが大切です。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマの学習方法を選ぶ際は、自分のスキルレベルと学習スタイルを考慮することが大切です。

教材には参考書や過去問集、学習サイトなどがあり、学習形態としては独学やプログラミングスクールでの受講があります。プログラミング自体が初めてで、Javaの基礎中の基礎から勉強したい方には、『新わかりやすいJava オブジェクト指向徹底解説』(秀和システム、川場隆)がおすすめです。

そのほか、Oracle認定Javaプログラマの学習方法の詳細は「Java資格の最新一覧と各試験の難易度やおすすめの書籍を紹介」を参考にしてください。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験の勉強方法は、自分が無理なく継続できそうな方法を選ぶことが重要です。

認定スクールや認定教材、模擬試験、学習サイトなど、さまざまなリソースを活用できます。認定教材は、PHP技術者認定機構の公式ページで確認できます。認定教材と言っても特殊な教材というわけではなく、市販の教材をPHP技術者認定機構が認定したものです。

おすすめの学習サイトなど、PHP技術者認定試験の勉強方法の詳細は「PHPの代表的な資格「PHP技術者認定試験」について解説」を参考にしてください。

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験の勉強方法は、書籍による体系的な学習と演習問題、さらに理解を深めたい場合は実際にRuby環境を構築することがおすすめです。

おすすめの書籍としては、Ruby技術者認定試験の公式テキストとして、『最短突破Ruby技術者認定試験(Silver/Gold対応) 公式テキスト』(技術評論社、牧俊男、小川伸一郎)が挙げられます。実行環境の構築から、各単元ごとに丁寧に説明が行われており、Rubyのスキルを身につける際の基礎知識を身につけることが可能な一冊です。巻末には、試験準拠の練習問題と模擬試験が付属しています。

そのほか、Ruby技術者認定試験の勉強方法の詳細は「Rubyの資格「Ruby技術者認定試験」とは?難易度なども解説」を参考にしてください。

Python 3 エンジニア認定試験

Python 3 エンジニア認定試験の学習方法は、公式の学習リソースを活用することがおすすめです。認定テキストや認定スクール、認定スクールによる模擬試験などの選択肢があり、CBT試験を実施しているオデッセイの公式ページより確認できます。

おすすめの書籍など、Python 3 エンジニア認定試験の学習方法の詳細は「Pythonの資格一覧!難易度や勉強方法、取得のメリットも解説」を参考にしてください。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験合格に向けた学習戦略としては、まず参考書で体系的に知識を習得し、次に過去問題を繰り返し解くことが効果的です。システムアーキテクト試験は専門的な内容を深く理解する必要があります。そのため、いきなり問題集を解くよりも、教科書などで知識を整理してから演習に取り組むと効率が良いです。

午後試験の解答には長時間を要します。そのため、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間に午前対策を、学習に集中できる時間に午後対策に取り組むと、効率良く学習できます。

まずは参考書で基礎知識をしっかりと習得し、その後、上記のような教材を活用し過去問演習を重ねることで、効果的な試験対策が可能です。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験合格に向けた学習戦略としては、まず参考書で体系的に知識を習得し、次に過去問題を繰り返し解くことが効果的です。

過去問題の教材としては、以下がおすすめです。

システムアーキテクト試験同様に、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間に午前対策を、学習に集中できる時間に午後対策に取り組むと、効率良く学習できます。

データベーススペシャリストの勉強方法の詳細は「データベーススペシャリストの勉強方法!難易度やおすすめの参考書も紹介」を参考にしてください。

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バックエンドエンジニアに必要なスキル・知識

バックエンドエンジニアの業務は多岐にわたるため、システムに関する幅広いスキルと知識が必要です。主に、以下の8つのスキルと知識が求められます。

  • ・プログラミングスキル

    ・開発フレームワークの知識とスキル

    ・データベースの知識とスキル

    ・フロントエンドの開発スキル

    ・サーバー、ミドルウェアの知識とスキル

    ・開発環境(OSと仮想環境)の知識とスキル

    ・Web関連の技術の知識

    ・クラウドサービスの知識

バックエンドエンジニアとして業務を遂行するには、これらの幅広いスキルと知識が必要です。

バックエンドエンジニアに必要なスキルと知識の詳細は「サーバーサイドエンジニアに必要なスキルは?資格や勉強方法まで解説」をご覧ください。

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バックエンドエンジニアに転職するには

バックエンドエンジニアへの転職を成功させるためには、以下のステップを丁寧に進めることが重要です。


それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

また、未経験からバックエンドエンジニアを目指す方法については「未経験からサーバーサイドエンジニアに転職する方法」を参考にしてください。

スキルの棚卸しをする

バックエンドエンジニアへの転職を目指すには、まずは現在の自分のスキルを棚卸しし、客観的に評価することから始めると良いです。バックエンドエンジニアに必要なスキルと自分の現状を比較することで、事前に学ぶべきことが分かりやすくなります。

以下の3つの観点から整理することをおすすめします。

保有するスキル ・プログラミング:使用言語、フレームワークなど
・データベース:使用経験のあるDB、SQLなど
・インフラ:サーバー、クラウド、ネットワーク知識など
実務経験 ・プロジェクト経験:規模や役割、期間
・チーム開発経験:人数、開発手法
・成果物:具体的な開発実績
保有資格 ・情報処理技術者試験
・ベンダー資格
・そのほかのIT関連資格

特に実務経験は、採用担当者が応募者が即戦力となるかを判断する上で重視する点です。したがって、数値で表現できる部分は積極的に数値化し、具体的な実績を詳細に記述することが重要です。

上記のような観点で、まずは現在の自分のスキルをリストアップし、客観的に自己評価をしましょう。

企業/業界研究をする

バックエンドエンジニアへの転職を成功させるためには、企業研究と業界研究が必要です。企業や業界について深く理解せずに転職すると、入社後に自身のキャリアプランと合わず、悩んでしまうことがあります。

企業研究を行う際に見るべきポイントは以下のとおりです。

求人内容の精査 ・必須スキルと歓迎スキル
・具体的な業務内容
・開発環境や使用技術
企業文化との相性確認 ・開発体制
・評価制度
・福利厚生
・キャリアパス

評価制度や福利厚生、キャリアパスなどの詳細な企業情報は、求人票からは分からない場合があります。その場合は、レバテックキャリアへご相談ください。

IT特化型の転職エージェントであるレバテックキャリアでは、年間7,000回以上にわたって企業へのヒアリングを実施しています。そのため、応募前に求人票だけでは分からない企業の詳細な情報を知ることが可能です。この詳細な企業情報は、面接対策にも活用でき、より効果的な自己アピールにつながります。バックエンドエンジニアへの転職をご検討中の方は、ぜひご活用ください。

不足しているスキルを磨く

不足しているスキルの習得・向上も重要です。バックエンドエンジニアに必要なスキルと自身のスキルとのギャップを埋めることで、転職活動時により効果的にアピールできるからです。

プログラミングスキルを磨く必要がある場合は、需要の高い言語を選択することをおすすめします。

需要の高さは、求人数や案件数の多さを確認することで分かります。2023年12月時点のレバテックのプログラミング言語別求人数調査によると、プログラミング言語別の求人数は以下のとおりです。

1位 Java 1418件
(BtoB:1219件、BtoC:199件)
2位 PHP 494件
(ソーシャルゲーム:37件、
ソーシャルゲーム以外:457件)
3位 JavaScript 406件
(フロント:326件、サーバ:80件)
4位 Ruby 326件
5位 Python 261件

Javaが圧倒的な人気を誇り、PHPやJavaScriptの倍以上の求人数があることが分かります。これらを参考に、不足しているスキルの習得・向上を目指すことをおすすめします。

ポートフォリオを作成する

バックエンドエンジニアへの転職を成功させるためには、ポートフォリオの準備も重要です。実際の成果物を掲載することで、自分のスキルや強みをアピールできるからです。

ポートフォリオを効果的なアピール材料にするためには、以下の要素を含めることをおすすめします。

項目 詳細内容
プロフィール ・氏名
・連絡先
・自己紹介
スキルセット ・プログラミング言語や
 フレームワーク、ツールの一覧
・スキルごとのレベルや経験年数
これまでに関わった
プロジェクトの一覧
・プロジェクトの名称や概要
・担当した役割
・技術スタック
・具体的な成果
 (問題解決に向けた取り組みや実績など)
成果物・コードサンプル ・実際の成果物やコードの一部
GitHubリンクなど
保有資格 ・IT関連の資格
技術ブログやドキュメント ・技術ブログへのリンク

成果物に関しては、過去に作成したものの中から、アピールしたいスキルや経験が伝わりやすいものを選んで掲載すると良いです。また、成果を掲載する場合は、表やグラフを使用し、見やすくする工夫も必要です。

上記の要素を盛り込んだポートフォリオを作成して、スキルと強みを企業に効果的にアピールしましょう。

また、効果的なポートフォリオの作成方法の詳細については「ITエンジニアのポートフォリオとは?作り方や参考例を紹介」や「システムエンジニアの転職で効果的なポートフォリオとは?」を参考にしてください。

必要書類と面接の準備をする

次に、履歴書や職務経歴書といった必要書類の作成と、面接対策を進めます。必要書類と面接は、スキルや経験を企業に伝える上で重要な要素です。

職務経歴書には、以下の項目を記載することがポイントです。

  • ・経験した業界

    ・経験した案件の概要(目的や開発システムの内容など)

    ・経験した案件でのポジション(自分の役割)

    ・保有するテクニカルスキルと開発環境

また、ITエンジニアの採用面接では、IT技術力だけでなく多面的な評価が行われます。たとえば、以下のような項目について評価されます。

  • ・プレゼンテーション力の有無

    ・技術志向性の高さ

    ・忍耐力の高さ

    ・責任感の有無

応募書類や面接ではさまざまな観点で評価が行われるため、ポイントを押さえた対策が必要です。書類作成と面接対策の詳細は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:
転職時の参考に!履歴書・職務経歴書の書き方まとめ
ITエンジニア転職の全ノウハウ!面接・職務経歴書の書き方など
ITエンジニアの面接質問集42選!各種回答例を紹介

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まとめ

この記事では、バックエンドエンジニアの仕事に役立つ資格について、詳しく解説しました。

資格取得は、バックエンドエンジニアとしてのキャリアを築くための効果的なステップの1つとなります。自身のスキルレベルや資格の信頼性、受験のスケジュールなどを鑑みて適切な資格を選択し、計画的に学習を進めることがおすすめです。

また、資格取得と並行して実践的なスキルを磨き、ポートフォリオや必要書類を充実させることで、より効果的な転職活動につながります。

取得する資格の検討材料として、この記事を参考にしてみてください。

※本記事は2025年5月時点の情報を基に執筆しております

この記事の監修

レバテックキャリア編集部

レバテックキャリアは、IT/Web業界のエンジニア・クリエイター向けに特化した転職エージェントです。当メディアでは、エンジニア・クリエイターの転職に役立つノウハウから、日々のスキルアップや業務に活かせる情報まで、幅広いコンテンツを発信しています。

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