Linuxでおすすめのディストリビューション20選|初心者向けや用途別に分けて紹介

最終更新日:2024年3月11日

オープンソースOS「Linux」は、軽量な動作、安定性の高さ、カスタマイズの自由度などから業務用サーバー、組み込みデバイスなどで利用されてきました。近年では、IoTデバイスやPCにも領域を広げています。

一口にLinuxといっても、用途やライセンス形態などによりカスタマイズされた様々な種類が存在します。これらはディストリビューションと呼ばれており、Linuxを利用する場合には、用途に合わせて選択することが重要です。

本記事では、Linuxの導入、利用を検討するエンジニアに向けて、Linuxディストリビューションの概要と選び方について説明し、代表的なものを利用者のスキルや用途別に紹介します。

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この記事のまとめ

  • Linuxのディストリビューションとはカーネルとソフトウェア群をまとめたもので、用途などによりカスタマイズされた様々なものが存在します
  • オープンソース文化が浸透しているLinuxでは、特定のディストリビューションからの派生も多く、それらは派生元の性質を受け継いでいます
  • Linuxディストリビューションを選択する際には、用途、利用に必要とされるスキル、デスクトップ環境などを考慮しましょう

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Linuxディストリビューションとは

Linuxとは、狭義ではハードウェアのリソース管理などを行う主要コンポーネントLinuxカーネルを指します。しかし、オペレーティングシステム(OS)としてユーザーが容易に利用するには、カーネル以外にもシェルやライブラリ、その他のソフトウェアが必要です。そこで、配布する際には、カーネルとその他のソフトウェア群をパッケージングしてLinuxディストリビューション(Distribution:配布)とします

一般的に入手して利用するのはLinuxディストリビューションの形態のため、広く認識されるLinuxはこのLinuxディストリビューションです。

Linuxはオープンソースソフトウェアとして提供されているため、自由に拡張・再配布が可能です。用途やライセンスの形態、開発者の意思などによりパッケージするソフトウェア群は異なるため、様々なディストリビューションが存在します。

なお、Linuxディストリビューションを開発・配布する企業や団体などをディストリビュータと呼びます。

Linuxディストリビューションの主要な3系統

Linuxディストリビューションの中でも人気のあるのが、下記の3系統です。それぞれ特徴があり、用途とも大きく関わります。
 

  • ・RedHat系

    ・Debian系

    ・Slackware系

RedHat系

RedHatとは、RedHat社の開発するLinuxディストリビューションで、企業向けのRedHat Enterprise Linux(RHEL)は有償のサポートサービスを提供する企業向けの信頼性の高いOSとして人気があります。企業によるディストリビューションのため、ドキュメントや関連する図書も充実している点も特徴です。

ソフトウェアライセンス料は無料で、RedHat社はコピーレフトなオープンソースとして公開しているため、RHELから派生したLinuxディストリビューションが多数存在します。本記事内で扱うディストリビューションでは、下記がRedHat系です。

  • ・Fedora

    ・Oracle Linux

    ・Rocky Linux

    ・CentOS(2024/6/30にすべてのバージョンのサポートが終了)

Debian系

Debianは有志によるコミュニティによって作られているディストリビューションで、安定性が高く、無償のライセンスであることから多くのユーザーを持ちます。Debianを母体として派生することを考慮しており、派生ディストリビューションが多数存在しています。さらにはDebianから派生したUbuntuの派生ディストリビューションも少なくありません。本記事内で扱うディストリビューションの中では、下記がDebian系です。

  • ・Ubuntu

    ・UbuntuDesktop日本語Remix

    ・NNLinux

    ・Raspbian

 
  • ・ferenOS(Ubuntu派生)

    ・Linux mint(Ubuntu派生)

    ・ZorinOS(Ubuntu派生)

    ・elementary OS(Ubuntu派生)

    ・Xubuntu(Ubuntu派生)

Slackware系

長い歴史を持つディストリビューションSlackwareとその派生ディストリビューションがSlackware系と呼ばれます。シンプルな設定ファイルでのパッケージ管理などを特徴としています。実績のあるパッケージのみを採用しているため安定性が高く、セキュリティ、動作速度にも優れていると評価されることが多いですが、その反面、自動化された部分が少なくユーザーの知識とスキルが問われる上級者向けの系統です。

本記事内では初心者向けを中心としているため、Slackware系については具体的なディストリビューションは紹介していません。

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初心者におすすめのLinuxディストリビューション10選

Linuxの初心者の場合には、扱いやすいディストリビューションを選択することが重要です。また、情報が調べやすいことも選択の基準となります。

本項では、初心者におすすめのLinuxディストリビューションを紹介します。初心者は、これらの中から用途によってディストリビューションを選択するとよいでしょう。

1.Ubuntu

Ubuntuはシンプルなデスクトップ仕様で、あらかじめよく利用するアプリが入っているため、初心者が利用するOSとして適しています。日本語の情報も充実しており、コミュニティによるサポートも活発です。デスクトップPCから、サーバー、コンテナ用のOS、クラウド環境のゲストOS、IoTデバイスまでの幅広い用途と、個人利用からエンタープライズ仕様までに対応しています。

2.openSUSE(Leap)

openSUSEはドイツのSUSE社などで構成するコミュニティによるLinuxディストリビューションです。特にデスクトップ用のOSとして、Web閲覧、メール、SNS、オフィス・スイートまでを無料で利用できるディストリビューションとなっています。日本語での入力や表示にも対応しているため、初心者でも親しみやすいです。openSUSEには安定性を重視したLeapと、ローリングリリースモデルを採用したTumbleweedがあり、初心者はLeapの安定版を利用するのがおすすめです。

3.Mageia

Mageiaは安全で安定したデスクトップ・サーバー向けのLinuxディストリビューションです。フランスのMandriva Linuxの派生ディストリビューションであり、現在は非営利のコミュニティにて提供されています。GUIでの操作に広く対応しており、日本語への対応もディストリビューションはもちろん公式サイトやマニュアルまで丁寧に行われているため、初心者でも利用しやすいOSといえます。

4.ferenOS

ferenOSは、Ubuntuから派生したイギリスのLinuxディストリビューションです。作業の実施中に自動的にアップデートが行われる仕組みを用いているため、日常業務を止めずにセキュリティの維持を図ることができます。簡単なインストールで使い始めやすく、ストアからのアプリケーション入手も容易です。WindowsやmacOSからデスクトップOSを切り替えるのに適したLinuxディストリビューションとして評価されています。日本語にも対応していますが、日本語の情報は多くないため注意が必要です。

5.Linux mint

Linux Mintは、Ubuntuから派生したLinuxディストリビューションです。2023年現在はUbuntuとDebianをベースとしています。「強力で使いやすい、最新かつエレガントで快適な」オペレーティングシステムを目的としており、難しい設定なく誰でもすぐに使いだすことができます。オリジナルのソフトウェア群Mintツールの充実や洗練されたデザインなども人気の理由です。デスクトップ環境によりリリースモジュールが別エディションとして提供されています。日本語ローカルコミュニティについては、更新が止まっているようなので注意下さい。

6.ZorinOS

ZorinOSは、WindowsおよびmacOSの代替となるように作成されたUbuntuベースのLinuxディストリビューションです。Zorin Appearanceというソフトウェアにより、WindowsやmacOSのようなUIレイアウトにして利用することができます。また、ZorinOS Liteは軽量に動作するため、古いハードウェアの活用や学習用途などにも適しています。多くのWindowsアプリが動作する点やAndroidスマートフォンとの接続をサポートしている点も、デスクトップOSとしての利便性に繋がっています。

7.UbuntuDesktop日本語Remix

UbuntuDesktop日本語Remixは、Ubuntu Japanese TeamによるLinuxディストリビューションです。Ubuntuのオリジナル版に、日本語サポートパッケージなどを追加しており、より精度の高い日本語化に対応しています。

8.elementaryOS

elementaryOSは、親切で高機能なUbuntu派生のLinuxディストリビューションで、WindowsやmacOSのようなユーザーライクなインタフェースが特徴の一つです。ユーザー目線での開発を心掛け、プライバシー保護やストアによるアプリの配信、マルチタスクのための画面、ユーザーごとの利用時間やアプリの制限などが提供されています。使いやすさも重視されているため、初心者も安心して利用できます。

9.NNLinux

NNLinuxは「軽量で高性能」をコンセプトとしたLinuxディストリビューションです。Debianをベースにしており、より軽量なLite、RaspberryPi向けのPi Editionなども提供されています。作者は日本人と思われ、インストール直後から日本語に対応している点は初心者も使いやすいでしょう。不要なソフトウェアを可能な限り削除して軽量さを実現しているため、これからLinuxを使い始める場合には新たに必要なソフトウェアを自分で選択して追加しながら利用する形となります。

10.Xubuntu

Xubuntuは、「優雅さと使いやすさ」を備えたLinuxディストリビューションです。軽量に動作するGUIを備えており、古いハードウェアでも動作する特徴を持っています。日本国内では、大阪府交野市がサポート終了したWindows2000搭載のハードウェアに代替OSとして採用した事例があります。Ubuntuコミュニティーから公式に派生したディストリビューションであり、Ubuntuのパッケージを利用できることも大きなメリットです。

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Linuxに慣れてきた人におすすめのLinuxディストリビューション4選

Linuxは使えば使うほど、より自分向けのディストリビューションを探し、カスタマイズして使いたくなるというユーザーは少なくありません。Linuxに慣れてきた方に向け、初心者には扱いづらくとも優れた特徴を持っていたりカスタマイズ性に優れたLinuxディストリビューションを紹介します。

1.Fedora

Fedoraは、RedHat社がサポートするコミュニティーFedora ProjectによるLinuxディストリビューションです。RedHat系の中でも最新のオープンソース技術が利用可能です。その理由として、Fedoraに最新のオープンソース技術を取り込んで有効性などを検証した後に、該当技術がRedHatの企業向けディストリビューションに導入されるという関係性があります。技術的なスキル向上を目指すユーザーに適したディストリビューションといえます。

2.ArcoLinux

ArcoLinuxは、ArchLinuxから派生したLinuxを学習するためのディストリビューションです。フルスペック版とデスクトップ無しの最小版、デスクトップ有りの最小版が提供されており、さらに自分でカスタマイズしたISO(ディスクイメージ)が作成可能です。ArcoLinuxを用いたLinuxの学習では、様々なディストリビューションを用意し、これらをクリーンインストールして環境構築を繰り返しながら理解を深めるラーニングパスが提供されています。Webサイトでは日本語も選択できますが、分かりづらいため注意が必要です。

3.EndeavourOS

EndeavourOSは、ArchLinuxの派生ディストリビューションの一つです。Antergosというディストリビューションの廃止が決まった後、そのコミュニティより生まれた経歴を持ちます。「最初から実践的なカスタマイズが必要なシステムを扱うことを好む、中級レベルの知識を持つLinuxユーザー」をターゲットとしており、最初のリリースでは軽量で一つのデスクトップ環境、最小限のアプリのみを持つディストリビューションを提供して「ほぼ空白のキャンバスをカスタマイズする準備」ができたと表現しています。また、その後にはネットインストーラーも提供済みです。

4.OpenMandrivaLx

OpenMandrivaLxは、Mandriva Linuxの派生ディストリビューションでOpenMandrivaAssociationにより公開されています。フランスMandriva社が倒産した後も継続しており、ヨーロッパで人気のあるディストリビューションです。他のディストリビューションから完全に独立しているため、自由に技術やアプリケーションを取り入れることができ、カスタマイズの余地を大きく残しています。ポイントリリース(Rock)とローリングリリース(ROME)の2種類から選択可能です。

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用途別!おすすめのLinuxディストリビューション

Linuxディストリビューションを選択する際の基準の一つとなるのが用途です。前項までで紹介した対象者のスキルも重要ですが、用途が定まっている場合には選択肢はある程度絞られます。

本項では、サーバー向けおよびIoT開発向けのLinuxディストリビューションを紹介します。

サーバー向けのLinuxディストリビューション

Linuxの重要な用途の一つがサーバー用のOSです。企業や組織においては、LinuxはサーバーOSとして大きなシェアを持っています。サーバーとして利用する場合には、デスクトップとは別のサーバー用のディストリビューションを選択することが一般的です。

1.AlmaLinux OS

AlmaLinux OSは、CloudLinux Inc. などがサポートするコミュニティにより提供されるLinuxディストリビューションです。RHEL互換のCentOSの開発中止を受けて、RHELのバイナリ互換のLinuxOSを目的として開発されました。完全に無料で利用できるディストリビューションですが、RHEL互換で、通常のリリースには長いサポート期間が設けられており、商用のサーバー環境として利用可能です。多くの利用者を持つCentOS、RHELからの移行先としても選択しやすいです。またWSLを利用して、Windows上で動作させることにも対応しています。

2.Rocky Linux

Rocky Linuxは、RHELとバグまで含めて100%の互換性を保てるように設計されたLinuxディストリビューションです。こちらもCentOSの後継として作られた経緯が有ります。RHELとの互換性が実現されているため、エンタープライズレベルでのサーバー用途に利用可能な無料ディストリビューションとして人気が有ります。また、定期的なアップデートと10年間のサポートライフサイクルによる安全性の確保も大きな魅力です。他のRHEL互換のLinuxから容易に移行できるスクリプトを用意しており、CentOSだけでなく商用のLinuxサーバーの選択肢として選びやすいディストリビューションです。

3.Oracle Linux

Oracle Linuxは、Oracle社の提供するRHELクローンのLinuxディストリビューションです。RHEL互換のディストリビューションの中でも長く提供されてきた実績を持ち、DBやWebサーバーなどのOracle社製品の動作環境として最適なサーバーとすることを大きな目的としています。また、無料でも利用できますが、有償でサポート契約も用意しており、サポートが必要なユーザーにも適しています。IT業大手のOracle社の開発のため、公式ドキュメントを始めとした情報が多数存在する点もメリットの一つでしょう。

4.Debian

Debianはコミュニティによって提供されるLinuxディストリビューションです。1993年に設立された団体で、世界中の1000人以上のボランティアで成り立っているとされ、日本にも協力団体があります。多くのユーザーに作られてきたため情報が充実していること、日本語への対応も使いやすいことなどからサーバーとしても利用しやすいディストリビューションです。派生したディストリビューションも多数存在し、Ubuntuもその一つです。

CentOSは2024年6月にすべてのサポート終了

従来、サーバー用OSとして人気のあったのがCentOSです。無償で利用できるRHEL互換のディストリビューションで、RedHat社が支援するなど安定して利用できる点が大きく評価されてユーザーを得ていました。

2020年にプロジェクトの意向が変更され、CentOSの開発、サポート終了が打ち出されています。最新版だったCentOS8は2021年末に終了しており、人気の高かったCentOS7は2024年6月末にサポートが終了するため、今後の導入はおすすめできません。

IoT開発向けおすすめディストリビューション

Linuxは汎用的なOSであり軽量に動作することから、組み込みソフトウェア用のOSとしても利用されてきました。組み込みソフトウェア領域ではインターネットと接続するIoTデバイスの需要が高まっています。以下では、IoT開発に向けておすすめのディストリビューション

1.Raspberry Pi OS

Raspberry Pi OSは、Raspberry Pi財団が公式にサポートしているRaspberry Piの標準OSにあたるLinuxディストリビューションです。旧名称はRaspbian。シングルボードコンピュータRaspberry Piは、教育で利用されることが想定されており、IoT向けのデバイスとしても利用が広まっています。注意点として、Raspberry Pi向けには、他にもLinuxディストリビューションが提供されているため、Raspberry Pi OSのみが選択肢ではありません。

2.EMLinux

EMLinuxは、日本の企業サイバートラスト社が提供する「組込みLinuxディストリビューション」です。組み込みソフトウェアやIoT用のソフトウェア開発に適したパッケージと、軽量な動作、メンテナンスサポート、セキュリティ対応などの特徴を持ち、組み込みソフトウェアおよびIoT開発で高い評価を得ています。日本国内で作られたディストリビューションのため、技術情報なども得やすく、取り扱う企業も多いです。

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Linuxディストリビューションの選び方

多数のLinuxディストリビューションを紹介してきましたが、これらの中からどの様に利用するディストリビューションを選択するべきなのでしょうか。本項では、選択の基準と初心者向けのメリットについて説明します。

使い方や目的を考えるのが大切

まず大前提として、Linuxをどの様な用途、どの様な目的で利用するのかは決めておきましょう。サーバーとして利用する場合とデスクトップOSとして利用する場合、組み込みソフトウェア用に利用する場合、普段使いのPC向けOSと学習用のサーバー環境などで選択肢は大きく異なります。「何」に使うコンピュータのLinuxディストリビューションなのかを決めてから選択しましょう。

これからLinuxを習得する人は初心者向けのものから選ぶのがおすすめ

用途と目的が定まった後に、自分のスキルに適したものを選びます。どんなにデザインが優れており充実したソフトウェアを持っていても、使いこなせないOSでは意味がありません。特に日本語対応やGUIの使いやすさ、利用するための情報の取得しやすさはこれからLinuxを学ぶ方の場合に重視するポイントとなります。本記事内であれば、初心者向けのディストリビューションから選択するとスムーズに取り組むことが可能です。

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Linuxディストリビューションを選ぶ前に知っておきたい特徴・違い

様々な種類の存在するLinuxディストリビューションですが、特徴や違いとなるポイントについて紹介します。Linuxディストリビューションを選択する際の比較のポイントにしてください。

デスクトップの見た目と使用感

ユーザーが利用する上で大きな差となるのが、デスクトップ環境の見た目、使用感です。アイコンの大きさや配置などは採用するデスクトップ環境で変わってきます。また、WindowsやmacOSなど普段利用しているOSと似た画面を選ぶというのも一つの選択肢となります。サーバー用途の場合はコマンドラインでの利用が多いため、あまり影響がないかもしれませんが、デスクトップOSとして選ぶ場合には重要なポイントとなります。

カスタマイズできるポイント

LinuxはWindowsやmacOSにくらべカスタマイズの余地を重要視しています。見た目やショートカットキー、ソフトウェアパッケージの管理などカスタマイズしたいポイントがある場合には、カスタマイズの可否を調べておきましょう。非常にシンプルなディストリビューションを選択すれば多くのことをカスタマイズ可能です。その分、手間はかかりますがLinuxの楽しさにあげるユーザーも少なくありません。

情報量

数多くのLinuxディストリビューションが存在していますが、関連する情報の調べやすさはそれぞれ大きく異なります。ディストリビュータが大きな企業やコミュニティの場合には、情報が充実しており、書籍なども存在する場合もあります。反対にマイナーなディストリビューションの場合には、細々と運営され情報発信は省略され、ユーザーの知識を前提としている場合もあります。利用上のトラブル解決などで大きな差が発生するため、ディストリビューション選択の前には調べておきたいポイントとなります。

アップデート・リリースの時期

Linuxディストリビューションのアップデートやリリースについては、それぞれの運営団体の状況などにより大きく異なります。セキュリティ脆弱性への対応や新規技術の導入、トレンドへの反応などとも関わってくるため、アップデート・リリースの周期などを調べておきましょう。また、ユーザーが明示的な更新をせずとも、自動的に更新を適用するローリングアップデートを適用している場合もあります。用途などにより向き不向きがあるため、こちらも選択時には調べておきましょう。

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