担当アドバイザー 出口
レバレジーズに新卒で入社。
大学時代の留学経験にて培った「対人理解力」「広い視野を持った提案力」を強みに、キャリアアドバイザーとして従事。
長期でのワークイメージとライフプランのイメージを壁打ちし、また過去の意思決定を振り返り価値観の共通認識を持つことで、より納得度に高いキャリア支援に取り組んでいる。
毎日ハードに働き、帰宅したら泥のように眠る日々……。今後のキャリアを考えたときにスキルアップの学習時間が取れないことに危機感を抱いていたフロントエンドエンジニアの遠藤さん。
自力での転職活動に失敗し、自信を失いかけていた彼が転職エージェントを使い、たった3週間で理想の環境を手にした、リアルな転職ストーリーをご紹介します。
キャリアアドバイザーからのコメント
初めてお会いした遠藤さんは、ご自身のキャリアに対して明確なイメージはないものの、現状への強い焦りを感じているご様子でした。
面接対策を重ねる中で、ご自身のキャリアプランや理想とのギャップを埋めるために必要なスキルをを明確に言語化できるようになり、企業からも高い評価を得られるようになりました。
- ものづくりへの想いからITへ ―― 未経験からのキャリアチェンジ
- 終電帰りの日々とスキル停滞への焦り
- 書類で落ち続け自信を失った日々
- 「その考え方では甘い」キャリアに本気で向き合ってくれたアドバイザー
- 噛み合い始めた転職活動 ―― 1ヶ月で掴んだ理想の職場
- 新たな日常と、未来への展望
ものづくりへの想いからITへ ―― 未経験からのキャリアチェンジ
―― 本日はお時間をいただきありがとうございます。まずは、これまでのキャリアについて聞かせてもらえますか?
遠藤さん(以下略):新卒で化学素材系のメーカーに就職し、生産技術として2年半ほど働いていました。
その後、ITエンジニアに転職して、今日に至るまで約5~6年ほどIT業界にいます。

―― ではITエンジニア歴は比較的長いんですね。化学素材系のメーカーではどんなお仕事をしていたんですか?
工場と研究所の間に入るような立ち位置でした。工場で起こるトラブルの原因を究明したり、研究所で作った試作品を大量生産する際の立ち上げを推進したりする仕事です。ITエンジニアではなく、あくまで「技術者」として、ものづくりをサポートしていました。
―― そこからIT業界へ転職されたきっかけは何だったんでしょうか?

もともと「ものづくり」が好きでメーカーに入社したのですが、想像よりも自分の手で直接何かを作る機会が少なかったんです。そのギャップを感じていたときに「そういえば学生時代にかじったプログラミングは結構楽しかったな」と、ふと思い出しました。
そこで久々にプログラミングの勉強を初めてみたら面白くて、本格的にIT業界もありかもしれないと思うようになったんです。独学では限界があると感じて、最終的にはそこそこ高額なオンラインスクールに通って基礎を固めました。
―― 高額なスクールに・・・すごい決意ですね!その後、IT業界でのキャリアはどのようにスタートしたんですか?
2社目でBtoB向けのWebサービス企業に転職し、ITエンジニアとしてのキャリアがスタートしました。そこでは、メーカーやコールセンター向けのナレッジ共有サービスの自社開発に携わり、フロントエンドからバックエンド、インフラまで幅広く担当しました。
そこで3年ほど働いた後、副業で手伝っていた知人のシステム開発を本格的に支援するため、個人事業主として独立しました。ただ半年ほどでプロジェクトが落ち着いたので、また2社目の会社に正社員として戻りました。
―― なぜ再び会社員に戻ろうと思ったんですか?
確定申告や日々の経費精算が自分には、どうしても合わなかったんです(笑)。あとは、短いスパンで案件を獲得し続けるのがしんどそうだと思い、また会社員として働く道を選びました。
―― 次はこれまでの働き方からキャリアについて伺わせてください!
終電帰りの日々とスキル停滞への焦り
―― 前職での働き方について教えていただけますか。
前職での働き方は、一言で言うとかなりハードでした。平日は朝から夜遅くまで、だいたい23時頃まで仕事をし、そこから終電で帰るという生活が常態化していました。
―― 毎日終電帰り……それはかなり過酷ですね。
はい。それだけでは仕事が終わらず、土日も家で隠れて作業をするのが当たり前になっていました。いわゆる「隠れ残業」ですね。
正直、約2年半働くなかで、その環境に慣れてしまった自分もいました。でも、心のどこかでは常に「このままじゃいけない」という焦りはありましたね。
――「このままじゃいけない」という感覚は、具体的にどのような点から来ていたのでしょう?
一番は、エンジニアとしての自己研鑽の時間が全く確保できないことへの焦りです。特にフロントエンドの技術は日進月歩で、常に新しい情報をキャッチアップし続けないと、あっという間に時代遅れになってしまう。そのことに強い危機感がありました。
それなのに、平日は目の前の業務で手一杯。休日は溜まった疲れを取るか、終わらなかった仕事をするかで潰れてしまう。新しい知識をインプットする余裕がないまま、ただひたすら目の前の業務に追われるだけの日々に、自分の成長が止まってしまうような焦燥感がありました。
キャリアアドバイザーからのコメント
カウンセリング当初から、業務外での学習時間が確保できていない点に、大きな不安を感じていらっしゃるご様子でした。そこで、自己研鑽はあくまで実務を補うものであり、大切なのは「学んだ知識をどう実務に活かしていくか」という視点であることをお伝えしました。この本質的な視点を持っていただくことで、ご自身のキャリアに必要なスキルセットがより明確になったかと思います。
書類で落ち続け自信を失った日々
―― ITエンジニアとして成長したい、という想いが転職の原点だったんですね。転職活動はどのようにスタートしたんですか?
最初は、エージェントに頼らず自分の力でやってみようと思いました。5月の頭頃から転職サイトに複数登録し、興味を持った自社開発企業に応募していく、という進め方でしたね。

―― 自身で転職活動を進めてみて、手応えはどうでしたか?
正直なところ、全く上手くいきませんでした。自分なりに工夫して履歴書や職務経歴書を書いても、ほとんど書類選考で落ちてしまうんです。何が評価されていないのか、どう改善すればいいのかも分からず、完全に行き詰まってしまいました。
転職サイトの職務経歴書添削サービスを利用して、少しは通過率が改善したのですが、今度は面接で苦戦してしまって……。自分の強みやこれまでの経験を、どう伝えれば相手に響くのかが分からない。だんだんと、自信もなくなっていきました。
―― 先の見えない状況は、精神的にも負担が大きかったのではないでしょうか。
その通りです。「自分のエンジニアとしての市場価値は、こんなにも低いのか」と、結構落ち込みましたね。
このまま一人で闇雲に続けてもダメだと思い、第三者の客観的なアドバイスや、自分では見つけられない求人の紹介を期待して、転職エージェントの利用を考えるようになりました。
―― そこでレバテックキャリアに登録されたんですか?
いえ、実はレバテックキャリアの前に、一度別のエージェントサービスに登録してみたんです。ただ、そこでのサポートが期待していたものとは少し違って……。
―― というと、どういった点が?
最初の面談で経歴や希望を伝えた後は、基本的にメールで求人情報が送られてくるだけでした。私が一番サポートしてほしかった職務経歴書の添削や面接対策といった、具体的なアクションには繋がらなかったんです。これじゃあ、自分で転職サイトを見ているのと変わらないな、と。
「その考え方では甘い」キャリアに本気で向き合ってくれたアドバイザー

―― 他のエージェントを経験された上での登録だったんですね。レバテックキャリアの第一印象はどうでしたか?
雰囲気は最初の面談から全く違いました。別のエージェントサービスの面談は業務感が強かったのですが、レバテックキャリアは担当アドバイザーの出口さんがすごくハキハキしていて、話しやすい雰囲気を作ってくれたのが印象的でしたね。
これまでの経歴についても、ただ聞くだけでなく、「なぜそう考えたのですか?」「その経験から何を得ましたか?」と一つひとつ深く掘り下げてくれて。自分一人では気づけなかった自分の強みや考えを、一緒に言語化してくれるような面談でした。
―― 特に印象に残っているアドバイスやエピソードはありますか?
面接対策が本当に手厚かったですね。中でも、転職理由の伝え方に関するアドバイスを貰えたのが、転職活動の転換点になったんじゃないかなと。
私は当初「前職は労働時間が長く、インプットの時間が取れなかったから転職したい」というネガティブな事実を、面接時にそのまま伝えようとしていました。
―― 事実ではありますが、伝え方を間違えるとマイナスな印象にもなりかねませんね。
はい。その点を、担当アドバイザーの出口さんは「その伝え方だと『うちの会社も忙しくなったら、同じ理由で辞めてしまうのでは?』って採用担当者は考えますよ。」と。
出口さんは私に寄り添ってくれつつも、時には「その考え方は少し甘いかもしれません」と、率直に指摘してくれることもありました。
―― かなりストレートなフィードバックですね。
正直、最初はドキッとしました(笑)。でも、続けてくれたアドバイスに、ハッとさせられたんです。
「遠藤さんが本当に実現したいのは、学習して得た新しい知識を、もっとプロダクトに還元していきたい、ということですよね? であれば、そのポジティブな意欲を軸に伝えるべきです」と。
そして、夜遅い時間まで面接対策に付き合ってくれて、「長時間労働でインプットができなかった」というネガティブな事実を、「貪欲に新しい知識をインプットして事業に貢献したい。そのために、自己研鑽が可能な環境で働きたい」という前向きな志望動機に昇華させてくれました。
ただ優しい言葉をかけるのではなく、私のキャリアを本気で考えて、言うべきことは率直に伝えてくれる。その姿勢に、プロとしての信頼感を強く感じました。
キャリアアドバイザーからのコメント
遠藤さんはスピード感のあるコミュニケーションを取られる方だったので、遠回しに色々伝えるよりも率直に伝えたほうが好まれるかと思い、かなり厳しいことも伝えてしまったかと反省しております…
当時の遠藤さんは現状に対する焦りと責任感がとても強く「その焦りはどこからきているのか」「誰の期待に応えたいのか」「その責任感は本当に必要なものか」など深堀りをする形ですり合わせました。
夜遅い面接対策にもご対応いただき、キャリアプラン・転職軸・転職理由に一貫性を持った形で言語化できる状態になり、無事ご内定をいただけて本当に良かったです!
噛み合い始めた転職活動 ―― 1ヶ月で掴んだ理想の職場
―― アドバイザーとの二人三脚が始まり、選考の状況に変化はありましたか?
書類選考の通過率が目に見えて上がり、何よりあれだけ苦手意識のあった面接に、自信を持って臨めるようになったのが一番の大きな変化でした。
レバテックキャリア経由では10社ほど紹介を受け、その中から特に志望度の高かった5社にエントリーしました。
その中で、第一志望だったラクス株式会社の選考がトントン拍子で進み、レバテックキャリアに登録してから、わずか3週間ほどで内定をいただくことができました。
―― 1ヶ月も経たずに内定獲得はすごいスピード感ですね!入社の決め手は何だったのでしょうか?
企業選びの軸としていた、「自社サービスの開発」「働きやすい環境」「顧客志向」という3つの条件に、ラクスが完璧にマッチしていたからです。
多くの企業に導入されている安定した自社サービスがあること。そして、面接でお会いしたエンジニアの方々から「ユーザーの課題解決を第一に考えて開発しているんだ」というカルチャーが強く伝わってきたのが大きかったですね。
ここでなら、自分が求めた働き方を実現できると感じました。
―― 年収などの条件面はどうでしたか?
前職の年収が550万円だったのに対し、600万円という条件を提示いただきました。
と言っても、実は諸事情により宇都宮から新幹線通勤になったことで、交通費の自己負担分を考えると、手取り額としてはほぼ横ばいなんです。
ですが、最終的な条件交渉の場面で、担当アドバイザーの方が私のスキルや経験を改めて企業側にプッシュしてくださった。そのプロセスがあったからこそ、金額以上の納得感を持って、入社を決意することができました。
新たな日常と、未来への展望
―― 転職から数ヶ月が経ちましたが、現在の環境はいかがですか?
非常に充実しています。
現在は、明細管理サービスのUI刷新プロジェクトに、フロントエンドエンジニアとして関わっています。前職のように終電まで働くことはなくなり、定時内に集中して成果を出すという、メリハリのある働き方ができています。
そして何より、平日の夜や休日に、自分のために使える時間ができた。これが本当に嬉しいですね。
―― まさに、転職で実現したかったことが叶っているんですね。最後に、遠藤さんの今後のキャリアプランについて教えてください。

将来的にはプロダクトマネージャーとして「より上流の工程からプロダクト全体をコントロールし、顧客のニーズに応えていきたい、」という気持ちがあります。ただ、手を動かしてものを作るのも好きなので、現場でのスキルも磨き続けていきたいですね。
今の会社では、まず一人のエンジニアとして技術力を高め、プロダクトへの貢献を通じてチームからの信頼を得ていきたいです。
キャリアアドバイザーからのコメント
希望入社月を考慮し、かなりスピード感のある転職活動でしたが、面接対策などご対応いただきありがとうございました。将来的にはプロダクトマネージャーになりたいというキャリアプランを実現できるように新天地でのご活躍を心より応援しております!
─今後のご活躍をお祈りしています。本日はありがとうございました。
ITエンジニア・Webクリエイターの転職ならレバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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