Raspberry Piの活用事例まとめ

最終更新日:2021年10月27日

ミニマムなマシンRaspberry Piを使った電子工作やシステム開発が、ちょっとしたブームになっています。アイデアをカタチにしつつ、電子工学の勉強もできるので、興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、Raspberry Piの活用事例を紹介したいと思います。

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(1)Raspberry Piで作る二度寝を防止する目覚まし時計

ブログ『無理しない感じ』5時起きを支える技術 - Raspberry Piで作る二度寝を防止する目覚まし時計の画像

『無理しない感じ』は、Webサービスを開発したり、電子工作をしたりしているhogesukeさんのブログ。
彼が制作した作品の紹介やテック系の記事が数多くエントリーしており、その中にはRaspberry Piを用いて作った二度寝防止システムに関するものもあります。

それがこちらの《5時起きを支える技術 - Raspberry Piで作る二度寝を防止する目覚まし時計》という記事。
hogesukeは会社のフレックスタイムを利用し、3ヶ月間勤務時間を7時~16時に設定した時期があったんだとか。
そのため、朝は5時に起床することになり、早起きをするためにRaspberry Pi Zeroを使って、目覚まし時計と照明コントローラーを協調動作させたシステムを制作しました。

目覚まし時計は一般的なものと差別化するために、計算問題を解かないとアラームが止められない仕組みにし、照明は設定時刻の5分前にWebsocketを通じて灯りが点く仕様にしたそうで、記事にはその動画もアップされています。

また、記事の最後には制作の感想と費用をはじめとした課題も書かれているので、「Raspberry Piを使って実用的な何かを作ってみたい!」という方は、ぜひ一読してみてくださいね!

電子工作のアイデアとともに、気をつけるべきポイントを知ることができますよ。

【参照元】
『無理しない感じ』

(2)Raspberry Pi2に2台のカメラを繋いで同時配信する

ブログ『Tiger Star』Raspberry Pi2に2台のカメラを繋いで同時配信するの画像

留守番中のペットの様子をPCやスマホで見ることができるサービスがありますが、こちらの記事《Raspberry Pi2に2台のカメラを繋いで同時配信する》には、Raspberry Pi2に2台のWebカメラを繋いで、自宅に置いている2つの水槽の様子をライブ配信できるかどうかに挑戦したときのことが綴られています。

この記事の筆者は、Raspberry Pi2を使ったリモートエサやりシステムを開発したり、1つの水槽の様子をブログ『Tiger Star』でリアルタイムに配信したりしていましたが、新たに水槽を増設したのを機に、動画の配信ページも増やしたいと考えたそうです。
そこで、各水槽に設置した2台のカメラを1台のRaspberry Pi2に接続し、コードに手を加えることにしました。
CPUの使用率は上がったそうですが、動作確認もスムーズにでき、現在ブログには2つの水槽の様子が映し出されています。

この方法は水槽に限らず他のシーンにも応用できるので、Raspberry Piとカメラを使ったシステムを開発する際は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょう?
複数のカメラの画像を1台のRaspberry Piを使って配信できれば、コストダウンが見込めそうですね!

【参照元】
『Tiger Star』

(3)ハイレゾ対応のポータブルオーディオ作った(ソフトウェア編)

 

ブログ『drk7.jp』Raspberry Pi + IrBerryDAC でハイレゾ対応のポータブルオーディオ作った(ソフトウェア編)の画像

Raspberry Piを使うと、深みや厚みのある音を聴ける音響機器も自作が可能なんだとか。
そのことについて書かれているのがこちらの記事、>《Raspberry Pi + IrBerryDAC でハイレゾ対応のポータブルオーディオ作った(ソフトウェア編)》です。

上記はブログ『drk7.jp』に掲載されており、ハードウェア編に続く記事。
ハイレゾ再生を実施するために必要なOSとして"Volumio"を選択し、ソフトウェア環境を整えていく過程が紹介されています。
LAN接続をする場合以外にも、テザリングでスマホから"Volumio"へアクセスする方法やRaspberry Piへ曲を転送する方法なども書かれているので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね!

また、この記事の続編としてケース編もアップされています。
Raspberry Piを用いた電子工作に興味をお持ちの方は、そちらも併せて読むと、さらに制作意欲が掻き立てられることでしょう。

【参照元】
『drk7.jp』

(4)vsftpdでRaspberryPiへのファイル転送を楽に!

ブログ『Corgi Lab.~備忘録のための技術ブログ~』vsftpdでRaspberryPiへのファイル転送を楽にするの画像

ソフトウェアエンジニアのRyo Yoneyamaさんは、自身のブログ『Corgi Lab.~備忘録のための技術ブログ~』に技術に関するノウハウや日常コラムを綴っています。

今回、ブログ内にいくつか掲載されているRaspberry Piの記事の中から注目したのは《vsftpdでRaspberryPiへのファイル転送を楽にする》という記事です。
Ryo YoneyamaさんがRaspberry Piを扱う中で、気になっていたのはファイル転送に手間が掛かること。
そこで、問題点を解決すべく実行したFTPサーバー"vsftpd"を使った改善事例が書かれています。

"vsftpd"のインストール方法と接続方法、ファイル作成を有効にする設定と手順がわかりやすく記載されているので、参考にしてみてはいかがでしょう?
上記の方法でファイル転送が簡単にできるようになれば、より効率的にRaspberry Piを使いこなせるようになることと思います。

【参照元】
『Corgi Lab.~備忘録のための技術ブログ~』

(5)赤外線で家電を操作する

ブログ『ITでこぼこ日記』raspberry piとirMagicianを使って赤外線で家電を操作の画像

homekitを使用してご自宅を部分的にスマートホーム化しているという、ブログ『ITでこぼこ日記』の管理人さん。
たとえば、起床時間になると照明が自動点灯したり、外出先からエアコンのスイッチを入れたりといった実用的な使い方を実践しているそうです。

そこで今回紹介したいのが、そのスマートホーム化を実現させるための方法が綴られている《raspberry piとirMagicianを使って赤外線で家電を操作》の記事。
Raspberry PiとirMagicianを使って、赤外線操作を行なうためのフローが紹介されています。

数ある赤外線送受信が可能なパーツの中からirMagicianを採用した理由は、USB接続が可能で外部電源が不要だったから。
さらに、お手頃価格でさまざまなプラットフォームに対応したデバイスなのも魅力だったようです。
ただ、そのirMagicianをデバイスとしてRaspberry Piに認識させるためには、ある操作が必要とのこと。
詳しい内容が知りたい方は、ぜひ記事をくまなくチェックしてみてくださいね!

ブログの管理人さんによると、Raspberry Piでの家電製品の赤外線操作はアイデア次第でもっと可能性が広がるそうです。
スマートホーム化を目指す方は、上記の記事を参考に自分なりの方法を探してみてはいかがでしょう。

【参照元】
『ITでこぼこ日記』

(6)Raspberry Piで作るゆっくり秘書システム

Webサイト『infinite loop』ゆっくりが今日の予定を教えてくれる – Raspberry Piで作るゆっくり秘書システムの画像

『infinite loop(インフィニットループ)』は、スマホ向けゲームやブラウザゲームの開発などに携わっている会社です。
今回、こちらの会社の技術ブログの中に「Raspberry Piを使って予定を喋らせる」という試みが記載されていたので紹介します。

その記事タイトルは、《ゆっくりが今日の予定を教えてくれる – Raspberry Piで作るゆっくり秘書システム》。
"ゆっくり秘書システム"とは、人気ゲームから派生したアスキーアート「ゆっくりしていってね!!!」でお馴染みのキャラクターボイスで予定を喋らせるシステムのことです。

記事には、この"ゆっくり秘書システム"を使って、以下の2つの機能を実装する方法が書かれています。
・出勤前にGoogleカレンダー上に登録している予定を教えてくれる
・ゴミの日を教えてくれる

この秘書システムがあれば、物忘れをしっかり防げて、毎日安心して暮らせそうですよ!
スケジュール管理が苦手だという方は、ぜひ注目して見てくださいね。

【参照元】
『infinite loop(インフィニットループ)』

(7)Raspberry Pi と3Dプリンタで作った電子楽器

webサイト『3DP id.arts』Raspberry Pi と3Dプリンタで作った電子楽器の画像

3Dプリンタの可能性や最新のテクノロジーについて書かれた記事がエントリーしている『3DP id.arts』。
その中にも、Raspberry Piを使った作品に関する記事がありました!

《Raspberry Pi と3Dプリンタで作った電子楽器》というタイトルの記事です。
ここには、モノ造りのプロ集団id.artsが、3DプリンタやRaspberry Piを使って制作した、音と映像が楽しめる遊具の制作過程とこだわりのポイントがまとめられています。
この記事に登場しているのは子どもを対象にした作品。
愛らしいビジュアルに仕上げられていますが、実は壊れたときのことも想定し、材料費を極力安価に抑えることにも注力しているそうです。

作品のクオリティだけでなく、フォルムやコスト、遊び心にも配慮したモノ造りにチャレンジしたい方は、ぜひお手本にしてみてはいかがでしょう?
電子工作の域を超えた、クリエイティブな活動のヒントが得られるかもしれませんよ。

【参照元】
『3DP id.arts』

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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